内向型の逆襲

念のため言っておきますが、ブログ名がとてつもなくダサいことは認識していますよ

【クリアレビュー】スーパーマリオブラザーズワンダー 面白いゲームとは何なのか?任天堂が出した答えがここにある

発売日の深夜0時から遊び始めて、最初の土日を最大限利用してクリアしました。ゲーマーにとって最大の贅沢です。

 

「2Dマリオは頭を空っぽにして遊べるから面白い」

これが正直な感想です。

 

本当に良いゲームを褒めるのは難しい。

いい歳して「神ゲー神ゲー」連呼するのも恥ずかしいし・・・

 

「気がついたら夢中になって長時間遊んでいる」

それが個人的に良いゲームの指標なのですが、マリオワンダーはまさにそれでした。

 

ゼルダの伝説ティアキンのメガヒット。

潤沢な予算と優秀な人材で面白いゲームを作る。

 

ヴァンサバやスイカゲームの大ヒット。

お金をかけなくても面白いゲームを作れる。

 

2023年は「面白いゲームとは何か」を考えさせられることが多い1年でした。

 

美麗なグラフィック。

ぬるぬる動く8頭身のリアルな3Dキャラクター。

探索し尽くせない広大な世界。

それもいいけど、正直もうそういうのは求めてない。

 

どれだけお金をかけてもそれは空振りになりがちだということは、この記事を読んでくれている皆さんも実感されていることではないでしょうか?

 

「誰もが簡単に夢中になれる」

「時間を忘れて没頭できる」

「悔しいけど笑顔になれる」

それだけでいいんです。

 

今のゲームが忘れがちなもの

「楽しさ」

それがこのマリオワンダーには詰まっていました。

 

store-jp.nintendo.com

 

私の個人的解釈でよろしければぜひ最後までお読みください。

もちろん忖度なしの正直度100%の感想です。

 

 

A 個人的な感想

1 クリアまでの時間とやり込み具合

・クリア時間とゲームのボリューム

クリアまで15時間

 

・やり込み度

ワンダフルフラッグ 6割程度取得

ワンダーシード W1-W3全回収

10フラワーコイン 5割程度取得

バッジ 最後の一個以外全収集

パネル 50/144

スペシャルステージ 手付かず

 

・没入度 MAX

シンプルなゲーム性ゆえに没入度は高い

クリアだけのつもりがついつい収集要素もやってしまう。

2 ストレスポイント

どんなゲームにも必ず不満点はあります。

個人的にストレスを感じた点を挙げます。

 

・オンラインのゴリ押し

時代的にオンラインを勧める気持ちも確かにわかる。でもじっくり1人でゲームを遊びたい人もいるんです。今どきそんな人間は少数派だとは思いますが、そっちの気持ちも汲んでほしい。

ワールドマップ上に目印を立ててガイドするほどのものではなかろう。

 

ヨッシートッテンはゾウ変化できない

発売前に公開されていた動画を冷静に見てみれば、ゾウになれないことはわかりますが、買ってから知りました。実現していれば、ものすごくシュールな生き物になりそうなのですが残念です。

 

・ゾウ変化しないとクリアできないステージがある

ずっとヨッシーで遊んでいましたが、ゾウにならないとクリアできないステージがいくつかありました。ブロックを横から壊せるのはゾウだけなので・・・

 

・クリアキャラを記録できない

「このステージはこのキャラでクリアした」みたいな記録ができません。3Dマリオワールド+フューリーを遊んだ時にこのシステムは良いと感じていたのでなくなったのは残念です。キャラの性能差がないから仕方ないのかもしれませんね。

 

・ステージにナンバーがない

1-1だったり3-4だったりステージを番号で表示するのが、昔の2Dマリオの通例でしたが完全に廃止され、ステージ名だけとなりました。クリアしてもしなくても先に進めるので番号は不要なのかもしれませんが、管理しやすいのでナンバーは欲しかった。

 

3 快楽ポイント

どんなゲームも快楽がないと続けられません。

個人的快楽ポイントを紹介します

 

・動かしていて気持ちいい

剣や銃で敵を倒さないゲームを遊ぶことに不安がありましたが、開始直後に不安は吹き飛びました。ジャンプアクションの楽しさがこれでもかと詰まっていて、「動かしていて気持ちいい」が徹底されています。これこそがマリオ。

 

・余計なことを考えなくていい

コインをたくさん集めてクリアを目指す。目的は実にシンプルです。

ワンダーシードを発見したり、10フラワーコインを3つ揃えたり、隠しゴールを見つけたりなど、クリア以外にも達成感を感じる瞬間がたくさん用意されていて飽きなかった。

 

・あっと驚く無数のしかけ

突然見下ろし視点になったり、ふわふわ宙に浮いたり、ボーリングが始まったり、竜に乗ったり、様々な仕掛けに驚かされました。しかもそれぞれの質が高い。最近の3Dマリオを手がけた方が、そちらからアイデアを持ってきたという記事を読んで納得。

 

・ちょうどいいボリューム

「そろそろ飽きてきそうかな~」という頃にクリアを迎えました。絶妙のバランスでした。ボリュームが少ないという意見があるみたいですが、繰り返し遊べばいいだけのこと。個人的にはこれくらいのボリュームで十分です。

 

D 概要とオススメできる人

1 やりこみ要素とボリューム

クリアだけを目指せば10~15時間(アクションゲームが苦手でない人)

超難関の隠し裏ステージ

各種コイン集め

トータルで20時間以上は余裕で遊べるボリューム

家族や友達でワイワイできる要素もあるので無限に遊べる魅力があります。

 

2 オススメできる人

・3Dゲームが苦手でマリオを敬遠している人

・超大作ゲームに疲れた人

・久しぶりにマリオで熱くなりたい40~50代のファミコン世代

・10~20時間で完結するソフトを探している

・全てのスイッチユーザー

 

3 ゲームの概要

 

スーパーマリオブラザーズ ワンダー

発売日 2023年10月20日

 

パッケージ版 6578円

ダウンロード版 6500円

ニンテンドーカタログチケット引き換え対象(実質5000円)

 

メーカー 任天堂

開発 任天堂

プラットフォーム Nintendo Switch

ジャンル 2Dアクション

対象年齢 

CERO:A(全年齢対象)

必要な容量 3.5GB

 

E 最後に

2Dゲームの良さは操作が楽なこと。進行方向が明確で迷わないこと。

「カメラの移動」と「どこに進むか」という2つの要素に頭を使わなくて済むので、それ以外のタスクに集中できる。結果として究極の没入感を生んでいると感じました。

 

2Dのゲームは3Dの下位互換のような言い方をされることが多いですが、マリオワンダーを遊ぶ限り全然そんなことはない。2Dマリオは全然終わってない。むしろ可能性が見えてきて、これからも明るい未来が約束されていることを実感できました。

 

2Dと3Dそれぞれの方向に進化していくことで、それぞれの良さがさらに引き立つのでしょう。

 

ゼルダも長らくリメイク以外の2Dの新作が出ていませんが、これを機に新しい2Dゼルダを待ち望む声も高まりそう。ブレワイからティアキンまで6年の間がありましたが、6年はあまりにも長い。大変だとは思いますが、3年おきに2Dと3Dの新作を出してくれれば嬉しいですね。

 

個人的に嬉しかったのは、マリオの楽曲を産んだレジェンド近藤浩治さんが参加していること。ラスボス近くでBGMのリズムに合わせて進むステージがありますが、近藤さんはこういうのをやりたかったんだなぁと納得しました。

 

ゾウマリオが話題の中心ですが、楽曲や音もエレガントで美しいのでぜひ耳を傾けて遊んでほしい。

 

全クリして少し落ち着きましたが、W4~W6のワンダーシードくらいは全部集めようかな。まだまだ眠れない夜が続きそうです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

単品でパッケージ版を買うならこちら

 

オンラインもやる予定があるならこれがお得

 

64やゲームボーイアドバンスのソフトも遊びたいならこちらのコースがオススメ。

実はカタログチケットで買うより安いです。

 

こちらは限定版ではなく、カラーバリエーションです。

ドックの裏にコインやマリオが隠れているのがポイント。

 

 

ジョイコンおよび携帯モードだとYでダッシュしながらBでジャンプする際に、右スティックが邪魔になりますが、プロコンだとその干渉がありません。超快適なのでアクションゲームを遊ばれる方には、もれなくプロコンをオススメしています。

【クリアレビュー】ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし かわいい見た目にご用心!2Dゼルダの隠れた名作

2023年の2月9日にスイッチオンラインに追加されたふしぎのぼうし

ようやくクリアしたのでレビューします。

 

「期待以上の完成度の高さ」

これが正直な感想です。

 

ふしぎなぼうしをプレイしてみて、3Dゼルダにはない良さ、遊びやすさ、親しみやすさを感じました。オリジナルは2004年、約20年前の粗いドット絵は今となっては人を選ぶ要素かもしれませんが、きっちりとゼルダの面白さが詰まっていて安心しました。

 

もちろん忖度なしの正直度100%の感想です。

私の個人的解釈でよろしければぜひ最後までお読みください。

 

A 個人的な感想

1 クリアまでの時間とやり込み具合

・クリア時間とゲームのボリューム

クリアまで35時間

純粋にクリアのみを目指せば25~30時間。

 

・やり込み度

ハートの器 15個

剣技 8種類コンプ

あきビン 4つ

サイフ 999

バクダン 99

弓矢 99

リモコンバクダン・マジカルシールド取得

ニテン堂フィギュア 100種類くらい

 

・没入度 MAX

基本ずっと謎解きなのでブレワイのような癒し要素などは皆無。頭が疲れている時には遊べない。クリアまで遊べれば良いかなと思っていたが、なんだかんだ収集要素にハマってしまい気づけば35時間。

 

 

2 ストレスポイント

どんなゲームにも必ず不満点はあります。

個人的にストレスを感じた点を挙げます。

 

・Bボタンでメニュー画面を解除できない

+ボタンでメニューに入るのですが、そこから出るのに必ず+ボタンを押さなければいけない。Bボタンで解除するのに慣れているため、ストレスに感じた。

 

・マップへのアクセスが悪い

ボタンが少ないから仕方ないが、メニュー画面から階層をたどっていくのは面倒。

エリアごとの詳細マップ同士の移動ができないのも不便。

 

・分身のギミック多すぎ

最後の方のダンジョンはほぼこれが必須。おまけにラスボス戦も・・・さすがにそれはしつこいよ。もし分身のチャージ時間短縮のアイテム取ってなかったらさらにストレス。

 

・時間制限のあるボス

ラスボス前の中ボス連戦。ここに時間制限があるのは意地悪すぎる。

 

・アイテムの切り替えが面倒

ABボタンしかない仕様(ゲームボーイアドバンス)で作られたゲームなので、アイテムの切り替えが頻繁に発生する。夢を見る島リメイクのようにX・Y・ZL・ZRが増えればもっと遊びやすくなるので、リメイクに期待。

 

・ヒントを見逃すと詰む

次にどこへ行くべきかをなんとなく教えてはくれますが、そのために必要なアイテムは自分で探さなければいけない。それに対するヒントはほとんどないので、油断しているとすぐに進行不能になる。

 

最近のゼルダに比べれば不親切ですが、当時のゲームとしてはこれが普通。

 

・ダンジョンよりも道中の謎解きが多い

図書館に返却されない3つの本を探すイベントがありましたが、攻略見なかったら詰んでた可能性が高い。他にもタバンタ秘境や風の遺跡などフィールドの移動にも謎解きが多くて、ダンジョンにたどり着くまでにヘトヘトになる。

 

・氷ステージ難易度高い

床の滑りをケアしながら9つの燭台に火を灯したり・・・メンタル削ってきます。

分身を作って、さらに床の滑りも気にかけないといかない鬼畜難易度。

 

・しあわせのかけらシステム

しあわせのかけら合わせをすると、どこかで何かが起きる。アイテムはもらえるのはありがたいが、そこへの移動が発生する。少しだけならいいが、多すぎるので最後は飽きた。

システムは斬新だが、移動距離が増えるだけなので、かけら合わせをすればその場で何かをもらえるシステムにした方が好み。

 

・黒タートナック

攻略法を見つけるまでは倒せる気がしなかった。強い。

 

・思いつかない解決法

おじいちゃんについた悪霊を魔法びんで吸い取るとか思いつかんよ。

 

ここから先はストレスというより個人的うっかりポイント

・パッチのつえの使い道

これはストレスというよりは自分の不注意だが、パッチのつえでつぼをひっくり返したり、穴を埋めてジャンプすることができることに気づかなかった。話聞いてない典型例です・・・

 

・風のしるし

ワープポイントとなる風のしるし。調べないと解放できることを知らずにずっと進めてました。「このゲームワープポイント少ないな」と思ってたら、ただの見逃しでした。

 

3 快楽ポイント

どんなゲームも快楽がないと続けられません。

個人的快楽ポイントを紹介します

 

・歯ごたえのあるダンジョンの謎解き

ダンジョンは攻略本を見なくてもクリアできる絶妙な難易度に調整されています。自分だけで謎を解ければ嬉しいし、このゲームを好きになる。

 

・親しみやすい音楽

初代ゼルダと神トラで使われている定番のフィールド曲が再登場。あれを聞くとやはりテンションが上がる。時オカより後の作品なので時オカのショップの曲や牧場の曲なども流用されている。

 

・はねマントが楽しい

はねマントという謎解きアイテムが完全にマリオで笑える。

 

・剣技が多彩

やりこみ要素にはなるが、剣のアクションが豊富で楽しい。2Dのゼルダでここまでやれることに素直に感動する。リンクは剣士だということを思い出させてくれる。

 

・コミカルな演出

ゴロン族が岩にパンチをしていたり、剣術の師範代のセリフだったり、何かしらの笑える演出が随所に見られた。

 

ゼルダらしいボス戦

必ず謎解きを絡めるボス戦はさすがゼルダ。攻略法さえわかれば、倒せる難易度に調整されている。アクションスキルはそんなに求められないので遊びやすい。

 

B ゲームの大まかな紹介

1 ゲームのストーリーと特徴

リンクの体を小さくしたり、元に戻したりすることで謎を解くのが最大の特徴。

アイテムを集め、行ける場所を増やし、ハートの器を集め、ダンジョンをクリアしていく。ゼルダの基本的な流れは変わらない。

 

2 キャラクターの魅力

エゼロというぼうしが今回の冒険の相棒。なかなか個性的で憎めないヤツだ。

リンクがかぶっている緑色のぼうしが相棒になるという展開は素直に嬉しい。

 

ドット絵+ボイスなしなのでキャラに深く感情移入することはないが、ゼルダ特有のとんがったキャラが多いことは確か。あのチンクルも登場。

個人的には剣を強化してくれるテッシン先生が好き。

 

ゴングル山のピッコルたちの「ヤットコヤットコ」の声が可愛い。

 

3 主要作品の簡単な紹介

・2000 ムジュラの仮面任天堂開発)

・2001 ※ふしぎの木の実カプコン開発)

・2002 風のタクト任天堂開発)

・2003 ※神々のトライフォース4つの剣カプコン開発)

・2004 ※ふしぎのぼうしカプコン開発)

・2006 トワイライトプリンセス任天堂開発)

※は携帯機

 

あのカプコンゼルダを作っていたというのが意外だった。

カプコンというかのちに任天堂に移籍する藤林さん主導だが・・・

藤林さんの本気を見せてもらいました。

 

この頃のゼルダ開発陣は、据え置きハードと携帯ハードの2つの開発ラインがあった。詳しくはわからないが、携帯機向けを外注していたせいもあり、毎年のようにゼルダが発売されていた幸せな時代。

 

D 概要とオススメできる人

 

1 やりこみ要素とボリューム

25~30時間でクリアできるので程よいボリューム。

強い敵や難易度上昇などのやり込み要素はなく、アイテムを集めるのがクリア後のやりこみ要素となる。

 

カケラ合わせはシンプルだが、やり込み要素としては手が出しやすい。報酬もいいので楽しく遊べる。フィギュア集めもガチャの確率を上げるシステムが斬新で楽しめた。

 

2 オススメできる人

・2Dゼルダが好き

ゼルダの謎解きが楽しい

・ほどよいボリュームのゲームを遊びたい

 

3 ゲームの概要

 

ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし

発売日 2004年11月4日

 

メーカー 任天堂

開発 カプコン

ジャンル アクションアドベンチャー

プラットフォーム ゲームボーイアドバンス

※現在はNintendo Switch Online +に加入すれば遊べます

 

 

E 最後に

今作のディレクター藤林さんはこの作品の発売後に任天堂へ移籍。現在はブレワイやティアキンのディレクターを務めている。

 

「3Dゼルダに負けない本気の2Dゼルダを作った」という藤林さんの言葉どおり、キャッチーな絵柄で油断していると痛い目を見る。難易度が低いという評価も多いが、個人的には低くはないと感じた。

 

オリジナルスタッフへのリスペクトが素晴らしい

 

今では悪しきものとして語られがちな「ゼルダのアタリマエ」が詰まっています。こうやってじっくり味わってみると(初心者向きではないですが)そんなに悪いものではないと思えてきます。

 

神々のトライフォースや夢を見る島(リメイク)などの評価の高い2Dゼルダと比較して、マイナーな印象があるが決して劣ってはいないと断言できる完成度の高さです。

 

古き良き2Dゼルダの伝説ゲームボーイアドバンスの傑作として今後も語り継がれていってほしい。

 

2Dゼルダの最高傑作は神々のトライフォースという自分の中の評価は変わりませんが、それを覆すような完全新作の2Dゼルダに期待したい。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

社長になりたての頃の岩田さんのお名前もありました

 

 

 

ふしぎのぼうしは追加パックで遊べます。

 

マリオワンダーとオンライン券をセットで買うとかなりお得。

カタログチケットよりも安いので超おすすめです。

今回このキャンペーン初めてみましたが、今後も定期的にやってほしい。

 

 

多分マリオワンダーも初週100万本以上のヒットになるので、プロコンの品薄も想定されます。まだ定価で買えるうちにどうぞ。

PS5新型モデル発表と怒りの声について

噂されていたPS5の新型がついに発表されました。

本体のスリム化は喜ぶことですが、実質値上げとなってしまい荒れています。個人的にはコントローラーの値上げが最も悪手だったと感じています。

 

何が変わったのかを簡単にまとめます。

 

1 価格

ドライブあり 旧型60478円→新型66980円(6502円値上げ)

ドライブなし 旧型49478円→新型59980円(10502円値上げ)

 

2 ストレージ

旧型825GB → 新型1TB

 

3 サイズ

30%以上の小型化

 

大きく変わったのはこの3つでCPUなどの中身は変わっていません。

 

他に変わったことは、

・ディスクドライブが着脱可能

・縦置きには別売りのスタンドが必要(3980円)

 

米国での価格は据え置きの499ドルですが、現在の為替レート1ドル148円で計算すると73852円。買いやすいように抑えてくれてはいます。

これ以上下げてしまうと海外からの転売ヤーが買い占めてしまって、日本人の手に行き渡らないということが再び起きてしまいます。

値上げは痛いですが、状況的には仕方ないのかなと思いますね。

 

ここ半年くらいの安定供給のおかげで欲しい層にはほぼ行き渡ったと思います。

 

値上げ=購入価値なしではなく、遊びたいゲームがあれば「買い」それ以外はスルー、これまでと何も変わらないです。

 

個人的不満点

・ディスクドライブの価格設定

ドライブありなしの価格差は7000円ですが、別売りのディスクドライブは11980円。単品で買って後付けすると約5000円も損をしてしまう。

とりあえずお金がないからドライブなしを買って、機をみてドライブを追加という層もいるはずなので、ここは同じにして欲しかった。

 

・周辺機器の値上げ

何も変わっていないコントローラーを値上げする理由がわからない。デュアルセンスやハプティックフィードバックいらないから、安いコントローラーを作ってくれというのが正直なところ。

 

イカゲームやヴァンパイアサバイバーを遊ぶのにそんな機能は不要なわけだから。

 

・本体カバーの値段

着せ替えカバー7980円って正気か?ゲームはソフトが重要なのであって、本体にそこまでの愛情そそげない。

 

さいごに

そろそろPS5買いたいな~と思っていたのですが、購入が遠のきました。

 

個人的には値上げよりも、遊びたいソフトがないことが大きい。

今年発売され話題になっているFF16やアーマードコア、来年発売のFFリバースなども興味はあるが、発売日に買って遊びたいほどではないし、我慢できるレベル。

 

スイッチやPS4でも遊べる名作をまだまだ遊びきれていないので、わざわざ新作に手を出すことはないと思う。

 

先日、PS+エキストラに1ヶ月だけ課金して遊びたいソフトを遊んだが、もうそれで十分。唯一期待しているエルデンリングのDLCPS4で遊べるはずなので、そちらで遊ぶ予定。

 

ゲーマーも高齢化していて、ゲームに費やす時間と体力がないんですよ。日々の生活に忙殺されている世代にとって、美麗グラフィックや究極の没入感が売りのトリプルAタイトルを遊べるほど気力が残っていない。気軽に遊べるスイカゲームで十分面白いんだと思います。

 

繰り返しになるが、消耗品であるコントローラーの値上げはユーザーにとって最も痛い。

それだけはやっちゃあいけねえよ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

旧モデルは在庫が無くなり次第終了ということになりますが、現在一番コスパが良いのがこちらのコントローラーダブルパック。コントローラーの値上げが確定しているので、これから買うならこちらがおすすめ。ものすごい勢いでアマゾンランキングを駆け上っています。

炎上ゲーを掴まないため我々ユーザーが出来ること

ダイの大冒険 インフィニティストラッシュ

内容の言及は避けますが、挑戦的なゲームです。

 

先日出されたファミ通の売り上げを見て驚きました。

 

スイッチ版 24367本

PS5版 9222本

PS4版 5255本

トータル 38844本

 

こんなにも多くの人が買っていることに戦慄します。

そしてこれが次回の集計時に0にならないことが怖い。

 

炎上ゲームが生まれるのを防ぐことはできないが、

買って損するのを防ぐことはできる

 

その視点で今回は記事を進めます。

買って文句を言うのが好きな人には全く刺さらない内容です。

 

面白くないゲームに1円も払いたくない

そんな人はぜひ最後まで読んでみてください。

 

スクエニに悪態をつく前に少しだけ考えてみませんか?

 

 

購入前に必ずチェックすべき3つの項目

 

発売日に新作ゲームを買うのはゲーマーにとって至上の喜びですが、

それは同時にとてつもないギャンブルでもあります。

 

ギャンブルに勝つためには情報を集めるしかありません。

 

1 開発会社の実績

2 ディレクター・プロデューサーの実績

3 体験版の有無

 

最低限これだけは調べることを強くオススメします。

もしこれを調べておけば購入は見送っていたはずです。

 

1 開発会社

そもそも開発会社って何?っていうのがあると思いますが、ゲームを作っている会社です。ここがゲームが面白いか面白くないかの最重要要素です。

 

今回のゲームで言えば開発会社はゲームスタジオというところで、スクエニではありません。スマホゲームがメインで、時々あまり動きが激しくないゲームを作っています。前作は藤井聡太の将棋トレーニングとなっています。

 

面白いアクション3Dを作る技術はもともと持ち合わせていないことが、過去作から読み取れます。

 

ラーメン屋に天ぷらを頼んでもなかなか美味しい天ぷらは出てきませんよね。

今回のゲームは、そういう状態です。頼んだのはスクエニなので、発注先を間違えたということですね。開発会社に非はありません。

 

開発会社を調べるだけで、どういうゲームが出てくるのかある程度は想像することができます。

 

レビュー等を見ると全てのゲームソフトをスクエニが作っていると勘違いしている人があまりにも多い印象を受けます。

 

開発会社を調べるのは基本中の基本です。

これだけでもやってください。

 

2 ディレクターとプロデューサー

プロデューサーは販売元(この場合はスクエニ)の責任者

ディレクターは開発会社の責任者が担当することが多い。

 

最低でもこの2つは調べましょう。

 

インフィニティストラッシュは途中でプロデューサーが交代し、発売を見届けることなく退社しています。このような状態で面白いゲームが出てくる可能性は相当低いです。

 

もちろんこれも事前に調べればすぐにわかります。

ディレクターの方のお名前は確認することができませんでした。

 

ちなみに同じスクエニでも、ちゃんとしたゲームはこのように関わったスタッフの名前が出てきます。

画像はニーア レプリカントのモノ。JPEG化されているのは責任感の現れ。

 

3 体験版の有無

実はスクエニは良心的なメーカーです。ここ最近発売された全てのスイッチ向けドラクエ関連ソフトで体験版が用意されていました。そのおかげで私もいくつか購入を見送ることができました。

 

「遊んで面白くなければ買わないでください」という選択肢が用意されているのはありがたいし、体験版を遊ぶことは購入するかどうかの判断材料になります。

 

ただし、このインフィニティストラッシュはここ数年の唯一の例外として体験版が配信されていませんでした。

 

2023年12月1日 ドラクエモンスターズ3 体験版あり

2023年9月26日 インフィニティストラッシュ

2022年12月9日 ドラクエトレジャーズ 体験版あり

2022年9月15日 ドラクエ10 オフライン 体験版あり

2020年12月4日 廉価版ドラクエビルダーズ 2 体験版あり

2020年12月4日 廉価版ドラゴンクエスト11s 体験版あり

2018年3月1日 ドラクエビルダーズ 1 体験版あり

2017年3月3日 ドラクエヒーローズ1・2 体験版あり

 

これがどういうことなのか、現状を見ればおわかりかと思います。

 

まとめ

1 開発会社の実績

2 ディレクター・プロデューサーの実績

3 体験版の有無

この3つを調べれば、どんなゲームが出てくるのか高い精度で予想することができます。

 

私はスクエニ不信で購入を見送ったのではなく、そもそも最初から興味が薄かったのですが、ここまで酷いゲームが生まれてしまったことに衝撃を受けました。

 

人によっては面白いと感じる人もいるでしょう。

神ゲーだという評価も人によってはあるかもしれませんが、一般的評価は紙ゲーです。どのレビューをみても同じ紙芝居が半分以上という記述があるということは、そうである可能性が非常に高いということです。

 

これだけのレビューが上がっているのにも関わらず、

「小さい頃からダイのアニメを見ています。評価はどうであれ、買うつもり」と考えている人がいます。こんな悲痛な叫びを見てると悲しくなってきます。

 

言いたいことは全て語ったので、ここでこの記事は一旦終了です。

お時間のある方のみ最後までごらんください。

 

ドラクエおじさん、そろそろ覚醒しようよ

「このゲームにお金を払うなら原作の漫画を全巻買って読んだ方がいい」

そんなレビューが散見されますが、そのとおりだと思います。

 

2021 バランワンダーランド

2022 バビロンズフォール

2023 フォースポークン

 

毎年、何かしらの話題を提供してくれていますが、今回は罪の重さが違う。

上に挙げた3作は全て自社で勝手に創作したオリジナルのIPです。

 

自分で責任を取ればいいのですが、ダイの大冒険は違う。

 

原作 三条陸 作画 稲田浩司

この2人が7年もの間、心血注いで作り上げた作品です。

 

1996年に連載が完結している古い作品を勝手に掘り起こして、

わざわざ泥を塗って埋めなおした。

 

「ダイ大ゲームにしたら売れるっしょ」

という安易な考えで企画を通した人間が間違いなく存在しているはずです。

 

それが何人いるのかわかりませんが、もし人として何かしらの責任を感じているなら、電子書籍で全巻購入して作者の2人に敬意と謝辞を示して欲しい。

そしてゲームを作る手を休めて、熟読してみてください。

 

なぜこのゲームが、発売初週に38844人が購入するに至ったのかを知ることができるはずです。

 

他人の作品の価値を下げた罪は、

「また炎上させちゃった。ごめんね」

じゃ赦されないと思いますね。

 

最も誠実な対応は、

「面白くない作品であることを正式に認めること」

「販売を停止すること」

ではないでしょうか

 

今回のはそれくらい酷いです。

 

メーカー側は、事前にプレイ可能だった東京ゲームショウや公式配信では、紙芝居パートを見せないよう厳しく管理した。そして普段は出すはずの体験版を出さない。つまりそれは隠蔽工作です。

 

メディアには共犯者もいます。

体験版が出なかった作品を唯一事前にプレイできるゲーム雑誌側は、あろうことかゴールド殿堂入りさせ「良質なゲームとしてオススメ」しています。忖度以外の何物でもない。

 

隠蔽と忖度。

そしてファンの盲目的なお布施。

巷で話題になっているあのニュースとやってることは全く同じですよね。

 

ドラクエ関連作品に無限に課金しつづける世代のことを

ドラクエおじさん」と呼ばれていることをご存知ですか?

僕も同世代だけど、自分たちの世代、バカにされて搾取されてるんですよ。

 

そろそろ面白いゲームを見抜く能力を養いましょうよ。

 

我々にできることは、出ている情報から事前にダメなゲームを見抜いてお金を払わないこと。それが勇者として覚醒するための唯一の手段です。

 

文句言うんじゃなくて、お金を払わないこと。

事前に調べて、自分で判断すること。

それが炎上ゲームをつかまないための最良方法です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

【注意喚起】任天堂スイッチ版メタルギアソリッド:マスターコレクションVol.1を購入するときに気をつけること

METAL GEAR SOLID:MASTER COLLECTION Vol.1

 

発売まであと一ヶ月を切りました。

スイッチでメタルギアソリッドシリーズを遊べることに歓喜したユーザーは多いことだと思います。私もその一人です。

 

 

ただこのソフト、仕様があまりにも特殊で炎上することが想定されます。

 

ダウンロード版を買って遊ぶ予定という方は特に問題ありませんが、スイッチのパッケージ版を購入予定の方は注意が必要です。

 

せっかくの名作を、気持ちよく遊ぶためにもぜひ最後までお読みください。

 

 

最初はメタルギアソリッドしか遊べないよ

 

まず、このゲームカードにはメタルギアソリッド1しか収録されていません

シャドーモセス島で悪さをするアレです。

 

公式サイトにも記載があります。

www.konami.com

 

メタルギアソリッド1のパッケージ版+それ以外のダウンロードコード

という認識で購入してください

 

当たり前ですが、パッケージを開封してすぐの初期状態だとメタルギアソリッドしか遊べません。

 

残りは追加でダウンロードする仕組みになっています。

METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY (MASTER COLLECTION版)

METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER (MASTER COLLECTION版)

METAL GEAR

METAL GEAR 2 SOLID SNAKE

・その他ボーナスコンテンツ

 

トータル22.7GB分のMicroSDカード(もしくは本体空き容量)が必要です。

 

ゲームカードだけだとメタルギアソリッドしか遊べない。

他を遊ぶにはネット環境とMicroSDカードが必要。

友達に貸しても友達は遊べない。

 

これだけは覚えておいてください。

購入予定の友達や親御さんがいたらぜひ教えてあげてほしい。

メタルギア好きの彼(旦那さん)に密かにプレゼントを考えている彼女(奥さん)も

彼の家にWi-Fiが飛んでいることを確認してください。

 

任天堂公式のストアページの容量も間違っていますね。

これだけの容量があって1.8GBというのはありえない(笑)

store-jp.nintendo.com

中古は待つな、買うな

中古市場は混乱が予想されます。

 

おそらく2 SONS OF LIBERTYや3 SNAKE EATERなどは、パッケージの中にダウンロードコードが封入されていて、そのダウンロードコードで管理する方法だと思います。

 

アカウントにダウンロード権が付与されるのは、1アカウントで1回だけでしょう。無限にダウンロードされても困りますからね。当然です。

※ダウンロード権は他のソフトと同様、アカウントが存在する限り消滅しないので、容量の都合でソフトを消しても再ダウンロードが可能です。

 

安くないので中古を待つという方もいらっしゃると思いますが、ダウンロードコードを使い切ったこのソフト(パッケージ)には、メタルギアソリッド1本分の価値しかありません。

 

中古でこのソフトを買った場合、かなりの高確率で「遊べるのはメタルギアソリッド1のみ」という地獄の結末が待っています。

 

中古取り扱い店もそれをわかっているので、買取価格もめちゃくちゃ安いはずです。

なので飽きたら売ることを想定して、このソフトを買うのもやめましょう。

 

容量が大きすぎて、ゲームカードに入らないことがその原因ですが、ユーザー想いではないですよね。パッケージ版の存在意義が問われているような気がします。

 

メタルギアに限らず、今後この手のゲームは増えていくと思うので注意深く見守る必要があります。

 

スイッチ版は画質が少し悪い

 

スイッチ版のみ突出してフレームレートも低いので、

「携帯モードでメタルギアソリッドシリーズを遊びたい」人以外は、

PS版、Xbox版、Steam版を買うのが正解です。

 

スイッチ以外だとパッケージ版はPS5しかありませんが、

PS5のパッケージ版にはきちんと中身が入っています。

 

PS4のパッケージ版はないので、

スイッチ or PS5となりますが、選択肢がある方はPS5をおすすめします。

一時代を築いた名作なので、PS5版は中古でもそんなに値崩れはしないでしょう。

 

パッケージ版の存在意義とは?

正直、こんな面倒なことが起きるならパッケージ版出さなくていいと思います。

容量が足りなくて中身が入ってない時点でダウンロード版なんですから。

 

ただ、世の中にはゲーム屋にふらっと立ち寄ってふらっとソフトを購入する人がいます。そういう人たちにとって、パッケージ版は強烈な販促になるので、このタイプのソフトがなくなることはないでしょう。

 

パッケージを集めたいというコレクターもいるので、それも理解します。気持ちはすごくわかります。

 

パッケージ版購入の最大のメリット

・ネットに繋がずに遊べる

MicroSDカード(本体空き容量)が不要

・他のアカウントでも自由に遊べる(2台目で制約なしで遊べる)

・カセットと本体がある限り半永久的に遊べる※1

 

※1 わかりやすくするためにあえてカセットと呼称しています

 

これらのメリットがなくなっているので、パッケージ版の存在意義はほとんどなくなっています。

 

最近この手の「全部入りでないパッケージ版」が激増しているので、購入予定の方は本当に注意してほしい。

 

DLCが全部入っているパッケージ版

 

 

数年前に発売されたこちらの2本のソフトはパッケージに全てのDLCが収録されています。そのまま友達に貸しても遊べます。

 

DLCが入っていないパッケージ版

パッケージに書いてありますが、サンブレイクはダウンロードしないと遊べません。もちろん友達に貸しても友達はライズしか遊べません。

 

追加48コースのうち、最後の8コースのみが収録されていない(ダウンロード可能)という謎仕様。

 

2種類ある追加コンテンツのうち、ゼロの秘宝は収録されているが、藍の円盤は未配信のため収録されていない(配信されたらダウンロード可能)。

 

任天堂の2本は、年末商戦に間に合わせるためだと思うが、全部収録してから発売して欲しかったというのが正直な気持ち。この中途半端な状態で誰が得をするのかよくわかりません。

 

DLC全部入り」のパッケージ版を販売するのは全然構わないが、それっぽいソフトを出すのならせめて「全部」をパッケージングしてほしい。それがユーザーの切なる願いです。

 

無意味な混乱が発生しないようお願いします。

 

最後に

この手の情報は事前に告知されているが、購入前に調べない人やパッケージの裏側の注意事項を読まずにレジに持って行く人もいる。

 

そして残念ながら世の中には理解できずに文句を言う人が圧倒的に多い。そのクレームやヘイトは販売店を直撃し、さらにそれはメーカーのお客様相談室にも返ってくる。複雑な販売形態はいつか必ず自分の首を絞めることになる。

 

もちろんメーカー側は利益の生じない中古市場に配慮する必要はない。それは当然のことだ。ただし、ユーザーに(中古で買えない以外の)デメリットが生じるような形でその目的を達成するのはフェアではないと思う。

 

もしよくわからない状態でパッケージ版(新品含む)を買うなら

「このソフトはネットなしでも遊べますか?」

と店員さんに聞いてください。

 

中古には何も期待しないでください。

メルカリ等での売買は避けることを強くオススメします。

必ずトラブルになります。

 

中身の入っていないパッケージ版・・・

コンテンツをダウンロードできないパッケージ版

掴まないように気をつけてください。

 

DLC商法にケチをつけるつもりはない。これからも利用させてもらう。

ただ、全部入っていると信じて(新品の)パッケージ版を買う人を欺くようなことはやめてほしい。

 

この記事を書いていて気づいたが、ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダムのDLCを出さなかったのは正解であり、英断だったと思う。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

マリオワンダー発売まで2週間。楽しみですね。

人気ソフトの発売時は、プロコンが市場から姿を消すことが恒例です。購入予定の方はお早めに。

【クリアレビュー】NieR Repricant V.1.22 ニワカだけど語らせて。何かしらの悲しみを抱えて生きている人には必ず刺さる美しい物語

© SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

 

ずっと遊ぼうと思っていたNieR Repricant(以下レプリカント)をクリアしました。

 

レプリカントをもっと遊びたい。

そしてNieR Automataをもう一度きっちりと遊びたい。

この世界にもっと浸っていたい。

それが今の正直な気持ちです。

 

今から2年ほど前、NieR Automataをクリアして、その感想を書き記していました。

今改めて読みなおしてみましたが、今と全く同じ感情が綴られていて笑いました。

2年前の自分がすでに書いているので何も書くことがない。(頑張って違うことを書きます)

 

何の因果か、先日配信されていたNieR Automata6周年記念の番組を視聴して、ヨコオタロウさんの生の声を聞くことができました。

 

「声がめちゃくちゃかっこいい」という超ミーハーな感想が第一印象です(笑)

話を聞くにつれて、なるほど相当の曲者(面白くてとんがった人)だというのが伝わってきました。でもクリエイターはこれでいいんです。それが支持されているわけですから。

 

私のような凡人は世間に忖度しなければ生きる糧を得られませんが、それをしなくていいのは優秀なクリエイターに許された特権です。忖度しなかったからこそ(手加減くらいはしてると思いますが・・・)、ヨコオタロウの名が世界に轟いているわけですから。

 

鬱展開が得意と言われているヨコオタロウさんですが、レプリカントを遊んでみて僕の中ではキャラクターに感情移入させるプロという評価が確定しました

 

物語や世界観に魅力があるのは言わずもがなですが、「白の書」というよくわからないモノを最終的には好きにさせてしまうキャラ作りは見事と言う他ありません。

 

わずか35時間程度、物語を触っただけのプレイなので深い考察はありませんが、忖度なしの正直度100%の感想です。私の個人的解釈でよろしければぜひ最後までお読みください。

 

A 個人的な感想

1 クリアまでの時間とやり込み具合

・クリア時間とゲームのボリューム

2周目(Bエンド)クリアまで約35時間

※全部のエンディングを見るには40~50時間かかるらしい。

 

・やり込み度

Bエンドまでクリア(イージーモード)

サブクエはスルー

 

NieRシリーズは周回を繰り返すことで、物語を深掘りする作りになっています。

1周だと何もわからないので2周目まで遊びました。

ここから先の物語は未プレイですが、サブスクではなく購入してじっくり遊ぶつもりです。

 

 
・没入度 MAX

退屈さを感じる瞬間がなかったわけではありませんが、物語への没入度が高い時間が多かった。リメイク版での飽きさせないための配慮が随所に見られ、心地よさを感じました。

 

2 ストレスポイント

どんなゲームにも必ず不満点はあります。

個人的にストレスを感じた点を挙げます。

 

・序盤は完全にお使いゲーム

お使いをして生活費を稼いでいるという主人公の設定上、仕方のないことなのですが、序盤ではお使いをこなして物語を進めることになります。物語に動きが出てくるまで少しの退屈さを覚えますが、ここを乗り越えられるかでこのゲームへの没頭度が変わってくると思います。2010年に発売されたゲームなのでそれは仕方ない。

 

・ファストトラベルがない

オープンワールドではないのですが、同じ場所へ何度も移動を繰り返すゲーム。そのゲーム性の中でファストトラベルがないのはやっぱり不便。せめてセーブポイントからセーブポイントくらいへのワープが欲しかった。

 

ただ、ワープが実装されてないことへの理由は、相棒のシロが語ってくれています。納得。

 

・ロード時間が頻繁に発生

移動はシームレスではなく、エリア切り替え時に待ち時間が発生します。

PS4+外付けSSDの私の環境で、エリア切り替え時の待ち時間が7~8秒ほど。通常のPS4だともっとかかります。

 

私は許容範囲内ですが、爆速ロードに慣れている人にとってはしんどいかもしれません。

 

NPCに話しかける時のカーソルが合わせづらい

話しかけられる合図として、オレンジ色に変わるのですが、なかなかオレンジに切り替わってくれない。

 

・突如挿入されるサウンドノベル

アクションRPGしか遊びたくない、遊べない人にとっては、このテキストを読んでいく時間は苦痛に感じるかもしれません。

 

ヨコオタロウの描く世界はそういう変化球が飛んでくるモノだと理解できれば、苦ではなくなります。爽快感とは無縁のプレイになるので、頭が冴えていて、集中力の高い時間帯にプレイすることをお勧めします。(私は寝落ちしました・・・)

 

解答部分はランダム生成なので、該当する箇所をきっちり読む必要があります。

 

読解力の低下は自分の人生(ゲーム体験)のクオリティを下げる。

ノベルパートの挿入は、それを伝える目的があるのかもしれません。

 

・物語が難解

僕は丁寧でわかりやすい解説動画を見つけて補完することができましたが、ゲーム単独で全てを理解するのはほぼ無理ではないでしょうか。

 

これはレプリカント(ニーアシリーズ全体)の長所でもあり、何度も遊んで理解を深めるゲームの特徴でもあるので、そういうものだと割り切った方が幸せです。

 

受け身で遊ぶと何も得られないので、人を選ぶ要素であることは確かです。

 

・崖の村、ハシゴが見つからない問題

見つけるまでは苦労した。「はしご探しゲー」となったのは良い思い出。

 

・イノシシ、足速すぎ問題

猪突猛進が過ぎる。ある意味ラスボス。

10回以上ゲームオーバーになりました。

 

3 快楽ポイント

どんなゲームも快楽がないと続けられません。

個人的快楽ポイントを紹介します

 

・音楽と世界観の完全な融合

相乗効果のレベルが尋常でなく、それぞれがお互いの良さを限界レベルまで引き出す。

 

いわゆるバトルっぽい曲が流れ戦闘をする昔ながらのやり方もテンションが上がって良いが、このゲームでは常に物悲しいBGMが流れていて、なんとも言えない感情が戦闘につきまとう。

 

ボーカル付きの曲を聴きながらダンジョンを歩き回るという普通ではない体験が、気がつけば普通になっているのがこのゲームの恐ろしいところ。

びっくりするほど馴染みます。

 

 

・オートバトルが超快適

メニューを開かずにボタンを押すだけで瞬時に切り替えられるオートバトル。

面倒な雑魚戦を、スタイリッシュバトルに変えてくれます。

それを第三者として眺めるのが気持ちいい。

 

ニーアのような超大作を何十時間も遊ぶと、戦闘が面倒に感じる時間が必ず訪れます。

そういう時はオートに切り替えてやりすごし、美味しいボス戦だけ手動で戦う。そんなズルも可能。

 

プレイヤー側の都合や戦略に寄り添った配慮が快適で、何周も遊ぶゲーム性にマッチしている。

 

強制戦闘はゲームを嫌いになる要素なので、このオートバトルがあることで、メンタルに負荷をかけずに物語を進められる。

 

・アクションが派手で爽快

オートでやり過ごすのも手だが、きっちり自分でバトルしても気持ちいい。

ボタンを押した時の反応が早いので手応えを感じやすく、快楽物質が出やすい。

 

片手剣、両手剣、槍とそれぞれのモーションが用意されていて、見ていて飽きない。

魔法も赤と黒の色使いが神秘的で、闇属性の魔法感が漂っている。

 

さりげなくオートバトルに切り替えて、自分がやっている感を出すこともできる。

 

ダッシュが速い

スタミナ等を気にせず、無制限に走れるダッシュが気持ちいい。それにアラレ走りで追ってくるカイネがキュート。そして浮いているエミールがシュール。

 

・シロとの何気ないやりとり

生真面目なニーアと堅物のシロ、2人の何気ないやりとりが小さな笑いを生む。

何度も何度も繰り返されることで、最後に大きな感動になって返ってくる。

 

・何が飛び出すかわからないダンジョン

歩いていると急に横スクロールに切り替わったり、見下ろし画面に切り替わったりと忙しい。

 

砂の神殿ではゼルダやマリオへのオマージュがあったり、洋館ではバイオハザードやFFやへのオマージュもあります。昔懐かしの「倉庫番」的な謎解きもあります。

 

一瞬プレイヤーを混乱をさせますが、楽しめる難易度に設定されています。

 

「そういうのはドラクエやFFでやってください」

王道を行かないそんな姿勢が大好きです。

 

・遊べば遊ぶほど深みを増す物語

1周目は片側からの視点からしか描かれていないのですが、2周目で双方の視点が提示され、断片的だった物語の全貌が見えてきます。

 

その両方の主張や思いが全て共感できるものなので、なんとも言えない哀しみが生まれるのですが、安易な感動に逃げることはなく、余韻の残る哀しい結末に終始している。

 

「これってどういうこと?」ってなることが多いですが、だからこそ考察したくなる。

ハマった人は、ゲームのプレイ時間と同じくらいニーアの世界のことを考えることになるでしょう。

 

悪を断罪するのは簡単だが、そんなことをしても何も得られない。

繰り返し、繰り返し、繰り返し、また同じことを繰り返す・・・

ゲームからはいろんなことを教わります。

 

B ゲームの大まかな紹介

 

1 ゲームのストーリーと特徴

 

遠い約束。千年の嘘。

 

NieR Replicant ver.1.22474487139...』は、2010年4月に発売された『NieR Replicant』をベースとしたバージョンアップ作品です。2017年2月発売の『NieR:Automata』の世界が形成されることとなった始まりの物語が描かれます。

主人公は辺境の村に住む心優しい少年。不治の病「黒文病」にかかってしまった妹「ヨナ」を救うため、人の言葉を話す謎の書物「白の書」とともに、一握の希望である「封印されし言葉」を探す旅に出かけます。

※オフィシャルサイトより抜粋

 

2 キャラクターの魅力

哀しみを抱えているが心優しくてまっすぐな主人公。

無駄に陽キャだったり、闇を抱えていなかったりしないので感情移入しやすい。

喋る主人公に感情移入できたのは初めてかも。

 

主人公のすべての行動の動機付けになっている彼の妹ヨナ。

ちょっとやりすぎな感もあるが純粋に助けたくなる。

 

相棒キャラのシロ

ヒロイン枠のカイネ

弟枠?のエミール

ネタバレになるので多くを語れないが、全員が魅力的で誰も嫌いにならない。

 

その他にも

砂漠の王子

武器屋の兄弟

洋館の執事

灯台のおばあさん

記憶に残る人々が多く登場する。

 

わずか35時間のプレイでこれだけ思い出せるのは、2周以上遊んで記憶に刻まれた証拠。どんなに魅力的でも忘れられたら意味がないからね。

 

3 ヨコオタロウさんの主要作品の簡単な紹介

2003 ドラッグオンドラグーン

2005 ドラッグオンドラグーン2

2013 ドラッグオンドラグーン3

 

2010 ニーアレプリカントゲシュタルト

非常にややこしいですが、物語は同じで主人公が違います

PS版がレプリカントXbox版がゲシュタルト

ヨコオさんが描きたかったのが少年キャラのレプリカント

海外向けにおじさんキャラを主役にしたのがゲシュタルト

ゲシュタルトはリメイクされていません

 

2017 ニーアオートマタ

レプリカントの後のお話

同じ世界ではあるが、続いているわけではないので、レプリカント未プレイでも全然遊べる。私はオートマタ→レプリカントという典型的なニワカの流れデス。

 

2021 ニーア レプリカントver.1.22474487139

今作(2010年のリメイク)

 

C ゲームとしての完成度の評価

1 操作性とUI

オリジナルのレプリカントを遊んでいないので比較はできないが、操作性もUIも相当洗練されています。

 

入力してからのレスポンスも良く、メニュー画面もわかりやすい。

物語を堪能するゲームだとは思いますが、アクションが不快だったらここまで面白さを感じられないはず。アクションが楽しいという大前提の上に、本来は面倒な何度も周回するという要素が成り立っています。

 

何が素晴らしいかって、アクションが苦手な人もきっちりクリアできて、爽快感も感じられるバランスに調整されているところです。

 

魔法の切り替えが少し面倒ですが、許容範囲。

 

2 映像とサウンド

音楽に関しては申し分ない完璧な出来。2010年に発売されたサントラを聴きながら執筆していますが、13年前の音源でも相当完成されています。

 

リメイクにあたって録り直しされているので、さらに良くなっているのでしょう。

 

映像に関してはリメイクされた2021年に求められるクオリティをきっちりと満たしていると感じました。「4K画質にしてあの絶景をもう一度」という声もあると思いますが、開発費が高騰するだけで得るものは少ないでしょう。

 

スマホのカメラと同様で、これ以上の進化は一部の目が肥えたゲーマー以外には必要ないというのが個人的見解です。

 

3 パフォーマンス

残念ながらロード時間は長いです。

PS5やゲーミングPCで遊んでいる人には関係ないと思いますが、PS4をノーマルのHDDで遊んでいる人には相当の待ち時間が生じているはずです。

 

SSDを入れると改善されるので、もし待ち時間が気になっていて、PS5の購入予定がないならSSDの導入もありです。セール時期なら5000円くらいで購入できます。

換装と言ってもUSB端子に差し込むだけなので、敷居は低いです。

 

PS4が現役なら絶対に導入すべき、劇的進化に驚きます。

 

D 概要とオススメできる人

 

1 やりこみ要素とボリューム

とりあえずクリアするだけなら15時間ほど。

さらに15時間で2周めを遊んでひととおりの物語を体験。

さらに残りの15時間で残りのエンディングを回収。

合計で45時間、そんな流れです。

 

サブクエをコンプすればもっと遊べます。

 

2 オススメできる人

・ニーアオートマタ既プレイ

・実はアクションが苦手で楽をしたい

・最低でも2周、遊ぶ覚悟がある

・深い話が好きで、考察する時間がある

・最低限の文章を理解する読解力がある

・妹がいる、もしくは妹が欲しかった

・口は悪いが、優しい女性に魅力を感じる

・王道以外のゲームにも耐性がある

・炎上ゲーム量産の現状にうんざりしている

 

3 ゲームの概要

 

NieR Repricant ver.1.22474487139

発売日 2021年4月22日

 

パッケージ版 / ダウンロード版 8580円

 

メーカー スクウェア・エニックス

開発 トイロジック

プラットフォーム PS4 / XboxOne / Steam

ジャンル RPG

対象年齢 

CERO:D(17歳以上対象)

 

必要な容量 28.4GB

 

E 最後に

オリジナル版の発売は2010年。

そんな昔にこんな恐ろしくとんがったゲームかつ心を動かされる美しくも儚い物語があったのか。当時それを遊んでいた人たちが本当に羨ましい。

 

型破りだからこそ、極上の体験ができる。

わずか35時間程度のプレイでそんなことを感じました。

 

サブスクでのプレイなので、期限が切れた今日以降は遊べません。

2023年の9月19日に追加されたばかりなので、おそらく1年近くは遊べるはずです。もしPS4やPS5をお持ちでPS+エクストラ以上に加入の方はぜひダウンロードして遊んでみてください。

 

トロフィーを確認したところ、Bエンドまでのクリア率は25%以下。サブスクに追加されたことで、クリア率はもっと下がるでしょうね。序盤だけ遊んで、「面白くなかった」と判断する人も増えるでしょう。それはサブスクの宿命でもあります。

 

確かに序盤はしんどいですが、そこを我慢しても遊ぶ価値はあると思います。

人を選ぶ作品だということになりますが、人を選ばない作品はありません。

 

今は積みゲーが多すぎて買えませんが、オートマタとレプリカントは必ず購入して遊び尽くしたいですね。その価値があるゲームだということが確定しました。

 

スイッチ版の発売に向けて動いているはずなので、PSを持ってない方はそれまで待つのもありかもしれません。

 

素晴らしいのはSpotifyなどの音楽のサブスクでサントラが聴けるということ。

ゲームを遊ぶ予定がない人もぜひこのサントラを聴いてほしい。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

はたしてレプリカントのスイッチリメイクは発売されるのか?

【購入レビュー】徹底比較!ワイヤレスホリパッドTURBO vs 任天堂純正品プロコン 結論:連射ホールド機能以外は純正の圧勝

 

任天堂スイッチ用プロコンのライセンス商品。

ワイヤレスホリパッドTURBO for Nintendo Switch

 

発売が発表されてから、即買いを決めてましたが、届いて少し使ってみたのでレビューします。

 

使ってみての率直な感想は以下のとおりです。

めっちゃ軽い

そして連射機能便利

ホールド機能もっと便利

 

・耐久性の高いプロコンを求めている

・アミーボを使わない

・連射もしくはホールドしたい

・純正以外で質の高いプロコンが欲しい

・純正が重くて疲れてしまう

 

そんな人にオススメのコントローラーです。

 

ちなみに、連射機能付きのコントローラーを買うのはファミコンジョイボール以来、人生2度目です。

ja.wikipedia.org

 

ビッグタイトルが出る度に、プロコンが品薄になるのは恒例です。

スプラトゥーン3の時も、

ポケモンSVの時も、

ゼルダティアキンの時も

例外はなかった・・・

 

2023年秋にはマリオワンダーとスーパーマリオRPGの2大ビッグソフトが控えています。

 

この記事を執筆している時はプロコンが安定供給されていますが、発売後はわかりません。購入予定の方は早めにプロコンを押さえておくことをおすすめします。

 

私はこの2本カタログチケットで購入予定です。

クッパ狩りを済ませ、チャージ済みです。

 

 

製品仕様の比較

hori.jp

 

任天堂純正品スイッチプロコントローラー = 純正プロコン

ワイヤレスホリパッドTURBO for Nintendo Switch = ホリターボ

※名前が長いので以上のように省略します

 

最も重要な仕様の違い

モーションIRカメラ

HD振動

・おしらせランプ

NFC(近距離無線通信)

以上の機能がホリターボでは使えません

 

モーションIRカメラはジョイコンのみの機能で、

元々プロコンには付いていません。

 

アミーボが読み込めない

HD振動機能がない

この2つが決定的な差となります。

 

これ以外で個人的に重要な差だと思うのが以下の2つ

・ボタンの割り当てを変える 非対応

・スティック補正とジャイロセンサー補正 非対応

 

ゲームによってはボタンの割り当てを変えることがあるのでこれは痛いですね。

 

サードのコントローラーを買う際に最も注意してほしい点、

スリープボタンでの起動や復帰は正式に対応しています。

 

重量

純正プロコン 248g

ホリターボ 172g

 

連続動作時間と充電時間

純正プロコン 40時間/約6時間

ホリターボ 15時間/約3時間

 

接続方式

純正プロコン Bluetooth3.0

ホリターボ Bluetooth5.0

 

有線接続

純正プロコン 対応

ホリターボ 非対応

 

バッテリー交換

純正プロコン 有償にて対応(税込で4290円)

ホリターボ 記載がないのでおそらく非対応

 

本品の充放電寿命は約500回との記載あり

スティックの高耐久を謳っていますが、スティックが長持ちしてもバッテリーがへたったら意味ないのでは?と思ってしまいました。

 

ホリターボの使用感

キャプチャーボタンやスリープ解除機能ボタンは普通に動作します。

ここは結構重要な要素なので安心です。

 

ジャイロセンサーも特に反応が悪いなどはありません。

 

握り心地も良くて、手に馴染みます。

中指、薬指、小指があたる背面は少しザラザラしていて、

純正よりも滑り止めが効いています。

 

手汗が多い人はこちらの方が良いかもしれません。

 

ボタンの押し心地は、全く違和感がなく快適。

純正と比べても安っぽさは感じません。

 

黒のボディーにワンポイントの赤が映えます。

個人的には見た目に関しては純正よりもこちらの方が好き。

 

サード製コントローラー独特のギラギラした「ゲーミングっぽさ」もなく、

シンプルなかっこよさが追求されているデザインです。

 

グリップ部分の継ぎ目がないので、ここにゴミが溜まることもない。

 

最大の売りで肝となる連射機能とホールド機能も使いやすく、

一度使えば説明書が不要になるくらい簡単でした。

 

連射速度は5回、10回、20回の3段階あり様々なケースに対応。

ただ、その速度に応じてLEDが点滅し状態を把握できますが、バッテリーの持ちに影響している可能性があり心配。親切なのか不親切なのかわからない機能です。

 

スイッチ以外での使用

プロコン同様、iPadiPhoneに繋げますが動作しません。

接続できるだけで、何もできません。

サードパーティー製のコントローラーは基本この謎仕様ですね。

 

所持している「クロノトリガー」や「ドラキュラX 月下の夜想曲」のiPad版はコントローラー対応ですが、このホリターボだと遊べません。純正プロコンはiOS16から正式対応しているので遊べます。

 

XboxもPSも純正コントローラーを持っていますが、純正はiOSやPC・Macへの接続ができるからありがたい。プレイステーションのリモートプレイやXboxのゲームパスのクラウドゲーミングなどで使える純正コントローラーの圧倒的強みを感じますね。

 

マイナスポイント

・ボタンの割り当て変更に非対応

非対応は仕方ないが、公式の商品ページに記載がない。

 

取り扱い説明書の16ページに載っていますが、購入前にどれだけの人が説明書を読むのかを考えると、公式ページに記載すべき重要事項だと個人的には思います。

ゲームが好きな人ほど使う機能です。

 

・バッテリーの持ちが半分以下

安いなら仕方ないが、このコントローラーは安くない。

 

連射ホールド機能追加の代わりにHD振動/アミーボに非対応。

値段はほぼ同じならせめてバッテリーの持ちは同じにして欲しかった。

 

・PCやスマホタブレットに接続して使えない

最新のiPhoneMacバイオハザードRE:4、ヴィレッジ、デスストランディングなどが遊べるようになりますが、今後iPhoneiPadでAAAタイトルのゲームを遊べる機会も増えるでしょう。

それを考えると、スマホタブレットに繋げて使えないのはマイナスポイント。

 

プラスポイント

・スリープ解除に対応

ホームボタンでのスリープ解除は最重要機能。

これがないと話になりません。

 

・連射ホールド機能が超絶便利

ブレワイ(ティアキン )での馬捕獲にLボタンの連打が必要ですが、連射機能を使えば押しづらいLボタンの連打も不要。性能が高い馬を捕まえる時に重宝します。

 

ポケモンSVでのレベル上げにもホールド機能が使えるらしいので、そのためだけに買うのもありでしょう。使い道は無限です。

 

・とにかく軽い

70gの差は大きく、びっくりするほど軽いです。

スプラトゥーンなどジャイロ操作を多用するゲームだと、この重さの差が勝敗に響いてきそうです。

 

・デザインがかっこいい

黒に赤という色使いがオシャレ。

 

・グリップ感が良い

滑り止めが効いていて手汗対策も万全。握った感じもしっくりきます。

 

総合評価

純正からHD振動、アミーボ対応、ボタン割り当て機能をなくした代わりに

連射機能とホールド機能とスティックの高耐久をつけた

そんなコントローラーです。

 

純正プロコンの供給が安定している今、アマゾンで6973円で純正が買えます。

その差はわずかに628円。(ホリターボの購入価格は6345円)

 

・連射機能とホールド機能

・軽さ

・デザインのかっこよさ

 

この3つに価値を見出せない場合は、素直に純正を買うのが正解です。

 

3000円くらいの中華の安物プロコンを買うのだけは絶対に嫌だったので、

任天堂ライセンスを持つホリのコントローラーを買ってみました。

 

今回調べて気づいたのですが、

1 バッテリーの持ちが半分以下

2 ボタンの割り当て変更に非対応

3 iPadに接続して使えない

 

この3つの差が純正とサードの決定的違いです。

 

ホリターボはライセンス商品なので洗練されていますが、もっと価格を抑えればジャイロ非対応、ボタンの押し心地や作りのチープさなどデメリットが追加されます。

 

コントローラーの扱いが乱暴な子供には、安いコントローラーを買い与えるのが正解だと思いますが、普通の大人ならば絶対に純正を買った方がコスパがいいです。

 

今回使い比べてみて判明したのが、迷ったら純正を買えということです。

値段が高いのにはそれなりの理由があります。

 

ゲームのストレスは、操作から来るモノが圧倒的に多いので、コントローラーにお金をかけるのはストレス対策としても有効です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ご購入の判断材料になれば幸いです。

 

税込6980円が定価。それ以上なら転売価格。

私は6345円で買いました。

 

税込定価7678円。それ以上なら転売価格。6000円代なら買い。

 

税込定価8228円。それ以上なら転売価格。

お孫さんやお子さんからねだられても転売屋から購入しないようご注意ください。

 

税込定価8228円。それ以上なら転売価格。

時々在庫切れしますが定期的に入荷します。ご安心ください。

 

store-jp.nintendo.com

公式オンラインストアから購入すれば、転売価格ということはあり得ません。

プロコンだけでも送料無料条件を満たすので、お急ぎの方は任天堂公式がオススメです。

 

 

XBOX純正 セール価格で4608円は超お買い得。

ゲーミングタイムセールは9月29日(金)まで。

スイッチには接続できませんが、PCでゲームをしたり、ゲームパスを遊ぶならこれが一番です。

【体験版レビュー】フレデリカ 主人公が副業をしている労苦ライクが超斬新、シンプルなゲームなので初心者にもオススメ

Ⓒ2023 Marvelous Inc.

 

フレデリカ体験版が想像以上に楽しくて、5時間以上遊んでいます。

この手の体験版は数時間でお腹いっぱいになってしまうのですが、そこを超えて遊んでいるということは夢中にさせる魅力があるのでしょう。

 

Ⓒ2023 Marvelous Inc.

完全にノーマークでしたが、癒しキャラ系ローグライク楽しい。

 

忖度なしの正直度100%の感想です。

購入を検討されている方、体験版を遊んでみようと思っている方。

私の個人的解釈でよろしければぜひ最後までお読みください。

 

youtu.be

 

 

A 個人的な感想

1 クリアまでの時間とやり込み具合

体験版なので省略

5時間ほど遊んで、それぞれのキャラをLv7くらいまで上げました。

 

2 ストレスポイント

どんなゲームにも必ず不満点はあります。

個人的にストレスを感じた点を挙げます。

 

・BGMが単調

体験版では一つのステージでしか遊べず、他のBGMを聞いていないのでわかりませんが、曲が単調で飽きます。もうちょっと音楽に力を入れて欲しかったというのが正直な気持ち。

 

・ダンジョンが殺風景

地下に潜るゲームなので当然なのですが、全体的に暗くて気が滅入ります。

 

・遠距離武器が当てづらい

弓や魔法など遠距離武器専用のキャラの攻撃が当たりません。キャラが向いている方角へ撃つ仕様なのですが、ロックオン機能が欲しかった。

 

・回避が正面のみ

バックステップ的な回避がほしかった。

 

3 快楽ポイント

どんなゲームも快楽がないと続けられません。

個人的快楽ポイントを紹介します

 

・姫が励ましてくれる

言葉がない世界なので、姫との会話が全てです。拠点でのアドバイスや昔話、ちょっとしたボケなどに癒されます。ボイスは花沢香菜さんが担当。もちろんボイスオフにもできるので押し付けがましくない。

 

・キャラが可愛い

Ⓒ2023 Marvelous Inc.

 

7人の仲間たちはもちろんのこと、敵キャラが可愛いです。そして名前がいい。ヤモリナイトやメイジヤモリなどそのまんまな名前ですが、わかりやすくて好きです。モコモコがかわいい。

 

・拠点がシンプル

Ⓒ2023 Marvelous Inc.

 

鍛冶場、工房、錬金釜、牧場、畑、調理場、倉庫、それぞれの移動が全て2秒以内に終わります。強化と育成を繰り返し楽しむゲームなのでこの配慮はありがたい。

 

・キーコンフィグが充実

Ⓒ2023 Marvelous Inc.

 

全てのボタンの割り当てが変更可能。攻撃はAボタンですが、それをRに割り当てたり、Bに割り当てたりできます。

その他も細かく設定が可能。UIも機能重視でわかりやすい。最高です。

 

・強化と育成がわかりやすい

経験値を集めてレベルアップ、アイテムを集めて素材や作物の生産と収穫、面影と呼ばれる武器のレシピを集めて武器の作成。理解しやすいのですぐに世界に入っていけます。

 

・バトルに爽快感がある

通常攻撃と3つのスキルを組み合わせたシンプルなバトル。倒した時の演出や音なども気持ちいい。連打しているだけでは勝てない硬さに設定してあるので、回避も重要で程よい緊張感もある。

 

B ゲームの概要

 

FREDERICA(フレデリカ)

発売日 2023年9月28日

Steam版は10月4日

 

パッケージ版 5478円

ダウンロード版 4930円(Switch版2023年10月16日まで10%オフ)

 

メーカー マーベラス

 

プラットフォーム Nintendo Switch / Steam

ジャンル アクションRPG

対象年齢 

CERO:A(全年齢対象)

必要な容量 1.9GB

 

言葉は希望か、絶望か。

くり返すたびに強くなるアクションRPG

7人の主人公が目指すのは、言葉を奪った王が潜むダンジョンの最深部。

倒したマモノからアイテムを入手し、拠点に戻って装備を強化。

ダンジョンに挑むたび、7人はどんどん強くなっていきます。

 

◆1人で進むか。7人でつなぐか。

剣や弓、拳や魔法など、7人はそれぞれ異なる武器で戦います。

1人の主人公で進むのも、仲間とバトンタッチしながら進むのもプレイヤー次第。

マモノに倒されてしまうと、手に入れたアイテムの一部を失ってしまうのでご注意を。

 

◆ダンジョンと拠点を行ったり来たり。

ダンジョンで入手したアイテムは、拠点に持ち帰って武器や作物を生産する材料にできます。

戦うほどに7人は強くなり、ダンジョンのより深くまで進めるようになります。

 

◆はたして言葉は悪なのか。

物語の舞台は、かつて言葉が奪われた王国。なぜ王は人びとから言葉を奪ったのか。

そして大穴で待ち受けるのは希望か、絶望か。

※メーカーによる説明です。

 

store-jp.nintendo.com

 

C 最後に

仲間それぞれに固有の武器が割り当てられていて、それぞれを切り替えながら進んでいくシステムです。自分が得意な武器を持つ「推しキャラ」のみを強化していくのもありですが、道中で切り替えながら進むことでバフが付き、交代の恩恵を得られるようになっているのは見事です。この設定だといろんなキャラを楽しめますからね。

 

武器とキャラをセットにすることで、武器の装備切り替えだけでは得られない楽しみを提供してくれています。

 

ローグライクって難しいイメージがありますが、こういうキャッチーな絵柄にすると初心者でも入っていきやすく感じます。

 

敵を倒し、強化することに特化しているので、会話全般を面倒に感じる人、頭を使って謎解きや探索をしたくない人には刺さるゲームだと思います。

 

Ⓒ2023 Marvelous Inc.

 

個人的に面白かったのは7人の主人公が副業として、拠点での仕事をしていること。例えばファーマーは、ダンジョンでは槍を振り回しているのに、拠点に帰ったら畑を耕している。

 

昼はダンジョン、夜は拠点で労働。

主人公すら副業しないと生きていけないのが、時代の空気を反映していて切なさすら覚えます。気付くまでは「この鍛冶屋の人どっかで見たことあるな~」って思ってました。

 

体験版を遊ぶと、ローグライクにハマる人の気持ちがわかるはずです。

アクション苦手な人でも大丈夫な難易度なので是非遊んでみてください。

 

 

【クリアレビュー】Sea of Stars 音楽、映像、システム、全ての要素の完成度が高い。しかしそこには「楽しさ」だけがなかった

 

完成度はめちゃくちゃ高いが面白さにつながってない

ターン制コマンドバトルの限界を感じた

 

これがSea of Starsをクリアしての正直な感想です。

職人がこだわりすぎたゆえに引き算ができなかったと分析しました。

 

もっともストレスを感じたのが戦闘の強制。

戦闘を単調にしたくないので、飽きさせない要素を詰め込んだ。

その結果、単調になってしまった・・・なんとも皮肉なことです。

 

このバトルシステムは、1時間遊ぶだけなら楽しいですが、10時間以上遊ぶとしんどくなってきます。創り手側のゲーム愛が強すぎて、「時々は楽をさせてね」という遊び手の本音が見えてなかったのかもしれません。

 

ストレスを感じるところが、他の全ての良さを打ち消していて残念です。

プレイ時間の半分は戦闘だからね・・・

 

いつもどおり忖度なしの正直度100%の感想です。

私の個人的解釈でよろしければぜひ最後までお読みください。

 

時間のない方はAの個人的な感想のみをご覧ください。

目次から飛べます。

 

 

 

A 個人的な感想

1 クリアまでの時間とやり込み具合

 

クリア時間とゲームのボリューム

クリアまで約28時間

 

やり込み度

ラスボス討伐時のレベルは19でした。

クリア後のやり込み要素は手付かず。

 

PS4トロフィーの取得数は23で取得率は45%でした

 

ちなみにラスボス討伐率は9月22日の時点で8.3%でかなり低めの数字。

サブスクで遊んでいる人がほとんどだから、こうなるのは仕方ないのかもしれません。

 

没入度 中

途中から全てが作業化してしまい、ストーリーにも入り込めなかった

要所要所で泣ける場所はあったので、悪いストーリーではないと思う。

 

2 ストレスポイント

どんなゲームにも必ず不満点はあります

個人的にストレスを感じた点を挙げます

 

・バトルのテンポが悪い

シンボルエンカウントですが、戦闘回避は難しくほぼ強制。バトルに入ってからも逃げることはできず、一つのバトルに必ず数分費やすことになります。

 

アクション要素があるために、演出をスキップすることができない。

その結果バトルが長引き、テンポが悪くなっています。

 

強魔法や即死呪文などで爽快感を感じることがないので、プレイ時間が増えるとバトルが苦痛になってきます。

 

雑魚敵を蹴散らす爽快感がJRPGにとってどれだけ重要だったか思い知らされました。

 

・謎解きとアスレチック要素の押し付け

フィールドでの移動に謎解きが多く、ジャンプはどのダンジョンもほぼ必須で、フックショットや風でオブジェクトを押すギミックも、使いすぎ感が否めない。

 

最初はいいのですが、最終的には面倒くささが勝ってしまう。

そういうのはほどほどでいい、毎回毎回だと疲れます。

 

「普通にフィールドを歩かせてくれ!」

それだけで我々はじゅうぶん楽しいんだ。

 

物語が盛り上がってきて先を早く見たいのに、なぜそこにフィールドアクションを入れる?おまけに回避不可能の戦闘つきのコンボだ。

 

この辺りのさじ加減は本当に難しく、製作者側がゲーム好きでユーザーを楽しませたいからこそ、こうなってしまうんだと思いますね。

 

ローカライズに難あり(語尾大事)

海外産のゲームだから仕方ないのですが、少し微妙なテキストがあった。和ゲーメインで遊んでいるので、日本人が日本語で作ったテキストに慣れすぎていて、違和感は拭えなかったです。

 

ひと昔前のギャルが多用していた言い回し「~だし」という語尾。これを主人公の女性に喋らせてはいけないよ。そういうニュアンスがどうしても出てしまう。「なら、」の多用も気になった。もっといい接続詞あるでしょう。

 

日本語が得意な英語ネイティブが作ったテキスト。

英語が得意な日本語ネイティブが作ったテキスト。

日本人受けするのは後者だと思う。

 

この手の翻訳には国語のセンスが問われるので、日本の翻訳家を雇った方がいいのかもしれません。日本語って思った以上に繊細なんです。テキストメインのJRPGスタイルなら、評価に直結する要素なのでなおさら。

 

悪いわけではなく「気になった」というレベル。むしろ海外ゲームではいい方だと思う。月属性を持つキャラのメイン武器Moonrangをムーメラン(ムーン+ブーメラン)と訳すセンスは絶妙でした。

 

・馴染みのない言葉

至点の戦士・フレッシュマンサー・苦悶に棲まう者などキャッチーでない(難解で馴染みのない)言葉が多く、「それって何よ?」と思う瞬間が多々あった。

 

・レベルアップの恩恵を感じない

出てくる敵を倒せば進める難易度に調整されているために、いわゆるレベル上げが必要ありません。これは長所でもあるのですが、レベルを上げて強くなる喜びもない。

 

必要な経験値が必要な場所に配置されているだけなので、どうしても退屈さを感じてしまう。

 

・フィールド音楽のゴリ押し?

音楽を聴いてもらうための配慮なのか、フィールドの音楽からバトル音楽に移行しない場所が多々あった。バトルの音楽が良いのでもったいなく感じた。

 

・終盤までファストトラベルがない

イベントの途中で移動を繰り返す場面があるのですが、行く場所を間違えてしまって、フィールド移動をやり直す羽目になった。ゲームの性質上、全てのフィールドがダンジョン形式になっているので、時間を浪費した。

 

ファストトラベルが解放される終盤も便利とは言えない。ワープ地点までの移動が面倒。

 

ワープ地点はあっていい、だけどワープ地点までの移動はいらないのです。

これがユーザーの正直な気持ち。

 

3 快楽ポイント

どんなゲームも快楽がないと続けられません。

個人的快楽ポイントを紹介します

 

・画面の演出と音が効果音が気持ちいい

攻撃に合わせてボタンを押すことで、ジャストガードや追撃などが発生するが、とにかくその瞬間が気持ちいい。ゲームにハマる快感をよく理解して作っている。

 

・テンションの上がる戦闘曲

ゲームの中で何度も聞くことになる戦闘曲が本当に良い。記憶に残って口ずさめるレベルで気に入っています。ドラクエでもFFでもクロノトリガーでもないが、あの時代の空気のようなものが伝わってくる。ボス戦の曲も高揚感があって素晴らしい。

 

・ムーメランが気持ちいい

タイミングよくボタンを押すことで連続攻撃に発展するブーメラン(ムーメラン)。病みつきになる面白さがある。

 

・敵キャラがかわいい

RPGが好きになれるかどうかは、敵キャラの存在が大きい。

このゲームはそれを満たしている。

 

グルグルという敵がいるが、グール(ゾンビ)から来ているのね。グルグルした動きをするからだと思ったよ。

 

・音楽への愛

訪れる街の宿屋兼酒場的な場所で、海賊のメンバーたちが音楽を演奏してくれるのだが、これが実に素晴らしい。このゲームのBGMを少人数バンド演奏風にアレンジしたもので、ずっと聞いていられる心地よさがある。

 

ステージで演奏しているキャラに話しかけると、会話に応じている間はその楽器の音が消える。細かすぎる・・・

 

楽曲集は今後Spotify等でも聞けるようになるみたいなので楽しみだ。

スイッチのみパッケージ版が予定されていて、特典としてCDがついてくる。

CD目当てで買うのもありだと思う。

 

・小さな笑いとコミカルな演出

体験版でも遊べたシーン。最初に船を入手する際の海賊とのやりとりは笑えた。90年代のJRPGが持っている空気を完璧に再現している。ムービーなくても気持ちは伝わる。

 

・装備のシンプルさ

装備による育成要素が極限まで削ぎ落とされていて好感を持った。

ダンジョンに落ちている装備や近くの商人から買える装備がその時点での最強装備。金策や強化石集めも必要ない。

 

人によっては短所になるのかもしれませんが、武器を何にするかであまり悩みたくないので、この設定はありがたかった。

 

・ガールのポジティブさ

シリアス気味の主人公2人に対して、ガールの楽観的なキャラクターに救われる場面が多い。ありがちなお調子者キャラでもなく、ただひたすらにポジティブ。人々に愛されるキャラを研究し尽くして、彼のキャラクターを作ったのでしょう。

 

ガールという名のボーイ。

そして「お料理戦士」というパワーワード

このゲームに触れた人の間で永遠に語り継がれることでしょう。

 

彼のふるまいから学べることは多い。

 

B ゲームの大まかな紹介

 

1 ゲームのストーリーと特長

『Sea of Stars』は、太陽と月の力が融合した「蝕の魔法」を操る「至点の子」と呼ばれる2人の物語を描いていく。その魔法は、邪悪な錬金術師「フレッシュマンサー」が生み出す恐ろしい怪物に対抗できる唯一の力である。

 

<ゲームの特長>

◆クラシカルなターン制の戦闘

タイミングに合わせてボタンを入力する強ヒットと防御、コンボ技、威力強化、ダメージ系統と魔法の相性など、ひとつひとつの戦いに楽しみが生まれる戦闘システム。

 

◆のびのびとした旅

泳ぐ、登る、ジャンプする、飛び降りる、持ち上げるなど、スムーズに世界を冒険できる。

 

◆心に刻まれる濃密な冒険物語

それぞれのキャラクターやエピソードがあなたの心を惹きつける。

 

◆あなたが触れられる世界

気分転換がしたい? 航海、料理、釣り、ボードゲームなどさまざまなミニゲームを楽しんでみよう。

※メーカーによる説明です。

 

youtu.be

 

2 キャラクターの魅力

ガールという名前のポジティブな「男の子」スペルはGARL。

序盤は彼が物語を引っ張っていく。

 

30時間遊んでも2人の主人公の名前が覚えられない。

それはガール(男)が強烈すぎるから。

そんな不思議なゲームです。

 

 

3 主要作品の簡単な紹介

Sabotage Studioというカナダのインディースタジオが制作。
The Messengerという作品のヒットで名を上げる。

 

クロノ・トリガーやマリオRPGのようなが90年代のRPGの最高傑作を目指してつくられた作品。

 

E 最後に

このゲームを遊ぶために1ヶ月のみサブスクに課金、PS Plus Extra(プレステのサブスク)で遊びましたが、この1本だけで十分元は取れたと感じる良質な作品でした。

 

似ているゲーム性ということで、スーパーマリオRPGの予習を兼ねてましたが、コマンドRPGの限界を感じて少し不安になりました。

 

最近、自分の嗜好がアクションゲーム寄りになってきていて、時間がかかるコマンドバトルに退屈さを感じてしまいます。コマンドバトルは「待ちの時間」が多いですからね。

 

決してプレイスキルは高くないのですが、自分の腕前を上げればズル(無双)ができる「アクションゲーム」が、残り時間を考えながら生きている身には助かるのです。

 

レベルを上げてズルをする

スキルを上げてズルをする

 

そのどちらも封印されていたのが、このゲームに感じた窮屈さの正体なのかもしれません。ただひたすら真正面から敵に向き合うしかないのはツラい。

 

「古き良きJRPGへのオマージュ」という括りを超えた傑作であることは間違いありません。作り込まれた美麗なドット絵、テンションの上がる楽曲、この2つのためだけにこのゲームを遊ぶ価値はあるほどの仕上がりです。

 

音楽、映像、システムが悪いのなら改善の余地はないのですが、このゲームに関してはそこは完璧。ほんの少しのバランス調整でびっくりするほど楽しく遊べるようになると思うので、今後のアップデートに期待します。

 

コマンド「逃げる」の追加だけで化けると思います。

 

お金のためだけにゲームを作っているわけじゃない。

 

この作品がそんなクリエイター集団たちの信念によって生み出されたことは十分伝わりました。前作、The Messengerも遊んでみます。

 

クラウドファンディングの支援者を全て紹介する都合上、エンディングはびっくりするほど長いです。早送りできることを知ったのは最後の方でした。

 

スイッチ、PSともに体験版が無料で遊べるので、ぜひご自身で遊んでみてほしい。

戦闘の音楽が本当にかっこいいですから。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

【クリアレビュー】ゼルダの伝説 夢をみる島(スイッチ版) 世界観は可愛いけれどきっちりゼルダしている名作

発売日が2019年9月20日

ブレスオブザワイルドの次に発売されたゼルダということで、相当のプレッシャーがあったはずですが、2Dゼルダの新しい形を提示した良作に仕上がっています。

 

昔からあるいわゆる1本道のゼルダですが、ほどよい難易度に調整されていて、ブレワイからゼルダに入った人も満足できる内容。2Dゼルダの面白さを再発見できます。

 

2023年の正月セールで買ってずっと積んでいましたが、ようやくクリアしたのでレビューします。

 

もちろん忖度なしの正直度100%のレビュー。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

A 個人的な感想

1 クリアまでの時間とやり込み具合

 

クリア時間とゲームのボリューム

クリアまで25時間

少しだけやり込み要素を遊んでこの時間。

純粋にクリアだけを目指せばおそらく20時間ほどになる。

 

やり込み度

ハートのかけら 30/32

ヒミツの貝がら 49/50

 

パネルダンジョンは、ほぼ手付かずです。

 

没入度 MAX

3Dゼルダほどの集中力を必要としないが、ダラダラ遊べるわけでもない。

謎解きも頭を使うので脳に負担はかかります。

 

2 ストレスポイント

どんなゲームにも必ず不満点はあります

個人的にストレスを感じた点を挙げます

 

・歩くのが遅い

動きを速くすると敵の速度も上げなければいけない。そうすると戦闘の難易度も引き上げられてしまう。それはわかるのですが、1.2倍くらいのスピードで歩きたかった。

 

・移動の制限が多い

2Dゼルダの宿命ですが、壁や川などの障害物が多くて、目的地に移動するのに回り道をしなければいけないことが多い。わかっちゃいたけど、めんどくさい。

 

自由度MAXのブレワイから入った人は、ストレスを感じやすい要素なのでここは注意。

 

・キーコンフィグほしい

2Dゼルダではデフォルトですが、剣がBボタン固定というのはやりづらさを感じた。

キーコンフィグがあれば非常に助かります。

 

・ジャンプが面倒

2Dゼルダには元々ジャンプして敵をかわすという概念がなかった。

それもあってアイテムでジャンプが解放されますが、XかYのどちらかに割り当てが必要。これが案外大変なのです。

 

もともとAとBしかボタンのないゲームボーイに比べれば圧倒的に便利になっていますが、使用頻度の高いジャンプは固定のボタンでもよかったのでは?

 

操作を複雑にしたくないための苦肉の策だとはわかっていますが・・・

 

・オカリナの存在感の薄さ

ワープ機能や謎解きで使うオカリナですが、入手が任意になっていてスルーしがち。このゲームにはワープがなくて不便だなと思っていたら、実はオカリナを持っていませんでした。ダンジョンからの脱出にも使えるので、入手可能になったら即ゲットすべき。

 

・マリンがいない

マリンに話しかけるイベントがあるのですが、そんな時に限ってなかなか見つからない。

歩き回るには広すぎるし、ワープ機能も親切ではない。

せめてマップにマリンの表示があれば・・・

 

・マップの拡大ができない

通常マップは拡大できますが、「ハートのかけら」や「ヒミツの貝がら」などのマップは拡大できないので不便。

 

・パネルダンジョンが面倒

「面白そう」が「面白い」まで昇華できていない印象。

ストレスになる要素が多すぎて、楽しめなかった。

 

ゼルダには鬼畜ダンジョンを求める猛者が多いので、このミニゲームをもっと遊びやすくして単独作品として出すのもアリだと思う。

 

3 快楽ポイント

どんなゲームも快楽がないと続けられません。

個人的快楽ポイントを紹介します

 

・世界観が独特で可愛い

ジオラマ風の特徴的な世界。これがこのゲーム最大の魅力でしょう。キャラが可愛いだけでこのゲームを好きになれる。

 

・温かみのある楽曲

元はゲームボーイのピコピコサウンドだったものが、この美しい世界にぴったりの楽曲にアレンジされています。「リッチだけど控えめ」そんな表現になるのでしょうか。名曲「タルタル山脈」もテンションが上がる楽曲に仕上がっています。

 

壮大すぎるオーケストラサウンドだと違和感がありますが、これくらいのアレンジがこの世界にはちょうどいい。

 

・アイテム選択画面が洗練されている

快適にプレイできた最大の理由がこれ。アイテム切り替え時のストレスが少ないのはゼルダをやる上での必須条件。かっこよさと可愛さの絶妙なバランスが心地よい。

 

・ちょうどいいミニゲームの難易度

ゼルダでは、ムジュラ・時オカの「馬レース」、ブレワイの「流鏑馬」など極限の集中力を求められる難易度が多いですが、夢をみる島には理不尽な難易度のミニゲームはありません。「急流すべり」も「つりぼり」も「クレーンゲーム」も少しコツをつかめば報酬ゲットできます。

 

「急流すべり」のタイムアタック35秒は鬼門ですが、これもなんとかなる難易度です。

 

・濃いキャラ

可愛さに隠れがちですが、ゼルダ特有の濃いNPCは健在です。

ヒロイン役のマリンはもちろん、父親のタリン、墓守のダンペイさんなど印象的なキャラが多い。

 

マリオでおなじみのクリボーゲッソーやワンワン、まさかのカービィまで登場。この異世界ならではの彩りが心地よい。

 

・フックショットが快適

3Dのフックショットは照準合わせが超絶面倒ですが、2D版は楽でストレスがない。2D時代に生まれたフックショットは2Dでこそ輝く。

 

・水辺が美しい

浜辺もそうですが、所々に存在する川の水が本当に綺麗。

美しい水辺を泳いでいるだけで癒される。

 

・釣りが楽しい

どのゲームにもミニゲームとして釣りがついていますが、奥の深さを感じる完成度の高さ。魚好きの人が作ったに違いない。

 

・90年代の空気が心地よい

クレーンゲームを「今はやりのゲーム」と表現しているあたり、当時UFOキャッチャー全盛期だったことを思い出させる。

 

 

B ゲームの大まかな紹介

1 ゲームのストーリーと特徴

一度入ると出られないといわれる「コホリント島」に流れ着いたリンク。

島で暮らす個性豊かな住民たちとの交流や、フィールド・ダンジョンの冒険を通じて、この不思議な島の謎を解き明かし、島からの脱出を目指します。

※メーカーによる説明

 

ダンジョンでアイテムを獲得し、そのアイテムを使ってナゾを解く。

初代ゼルダから続くそのシステムを踏襲した、見下ろし視点の2Dアクションアドベンチャー

 

そしてゼルダが出てこないレアな「ゼルダの伝説

2 キャラクターの魅力

ボイスもない、ムービーもない作品では、見た目とテキストで魅力を伝えるしかないが、今作ではそれに成功している。人は見た目が9割というが、このゲームではその見た目だけで世界の魅力が伝わる。

 

3 主要作品の簡単な紹介

1986年の初代ゼルダの伝説

1991年の神々のトライフォース

これらに続く見下ろし型2Dゼルダの3作品目として1993年にゲームボーイでリリース。

(1987年のリンクの冒険は横スクロールアクションなので除外)

 

現在は3Dゼルダに開発の重きが置かれているので2Dゼルダは軽視されがちだが、根強いファンがいるのも事実。2Dゼルダには3D酔いが存在しないという圧倒的な長所がある。

 

C ゲームとしての完成度の評価

1 操作性とUI

2Dゼルダの理想ともいうべき洗練されたユーザーインターフェース

可愛さとシンプルさのバランスが素晴らしい。

 

アイテム画面への入りも、余計な演出がカットされていて機能性重視。

プレイ中に何度も開く画面だけに、無駄な時間がないのはありがたい。

 

2 映像とサウンド

ジオラマの世界と引き算を心得た楽曲。そのどちらが欠けても違和感がある。このゲームの面白さを引き出す理想の映像と音の組み合わせ。

 

ゼルダの楽曲といえばレジェンドの近藤浩治さんが作曲されていることがほとんどだが、この作品では濱野美奈子さんと石川こずえさんというお二方が作曲されている。

 

任天堂の社員という肩書きの中で、きっちりと名曲を仕上げ、ゼルダの世界観に馴染ませてくる手腕に畏怖の念を覚えます。

 

3 パフォーマンス

ダンジョンに入った時にロードを挟むが、全く気にならない長さ。

負荷がかかった時に時々カクつくが、ストレスというほどのものではない。ワープ時も無駄な演出がなくてスムーズ。

 

D 概要とオススメできる人

1 やりこみ要素とボリューム

ハートのかけら集めやヒミツの貝がら集めをコンプしようと思えば30時間は遊べる。

自由にダンジョンを作れるパネルダンジョンという遊びも用意されている。

 

ブレワイのマスターモードにあたる「辛口モード」もあって、難易度が物足りない人も満足できるボリューム。

 

個人的には、1本のソフトを飽きずに遊ぶのには30時間くらいがちょうどいい。

この密度で30時間は理想のボリューム。

 

2 オススメできる人

・可愛い世界観が好き

・2Dゼルダを遊んでみたい

・難しすぎないゼルダを遊びたい

・3D酔いでブレワイを挫折した

・ボリュームを求めていない

 

3 ゲームの概要

 

ゼルダの伝説 夢をみる島

発売日 2019年9月20日

 

パッケージ版 表記なし

ダウンロード版 6578円

ニンテンドーカタログチケット引き換え対象(実質5000円)

※My Nintendo Storeではダウンロード版しか購入できないことから、パッケージ版が生産終了したことがうかがえる。

 

メーカー 任天堂

開発 グレッゾ

プラットフォーム Nintendo Switch

ジャンル アクションアドベンチャー

対象年齢 

CERO:A(全年齢対象)

必要な容量 5.9GB

 

youtu.be

 

E 最後に

オリジナル版は1993年6月発売、ベースは今から30年前の作品です。

もちろんそちらも遊んでみましたが、完成度は非常に高いです。

 

ゲームボーイで発売された当時は、神トラのグラフィックが良かっただけに、ファミコンより低解像度の白黒画面でゼルダをやることに抵抗があってプレイしなかったが、リメイクによって理想的なグラフィックになって帰ってきた。

 

個人的には2Dゼルダの最高傑作は「神々のトライフォース」だが、映像の進化や遊びやすさではこちらも負けてはいない。このクオリティで神々のトライフォースをリメイクしてほしいし、2Dゼルダの完全新作も一定の需要はあると思う。

 

ブレワイの後に出ただけあって、「ブレワイと比較して面白くない」という意見があるが、それはナンセンスすぎる。

 

超大作をやった後にさらに100時間かかるゲームを遊びたいか?

全てのゲームにブレワイのボリュームを求める意味は?

程よいボリュームで、程よい難易度のゲームとの棲み分けも必要。

夢をみる島にはブレワイにはない別の遊びがあるのです。

 

7000円で100時間遊べるブレワイ、7000円で200時間遊べるティアキンのボリュームが異常であり、それを判断基準にしてはいけない。個人的には5000円で30時間遊べれば十分だと思います。

 

ちなみに初週売上14万本(ファミ通調べ)を記録している本作ですが、実はSwitch Liteと同時発売だったんですね。携帯機との相性は抜群だと感じたので妙に納得してしまいました。

 

このレベルの映像表現で初代ゼルダや神トラをリメイクするのは全然ありだと思う。とくに今年はファミコン40周年で盛り上がっているので、ファミコンソフトをリメイクするのには最適ではないでしょうか。

 

マリオフィーバーが落ち着いた頃に、初代ゼルダのリメイクを発表すると盛り上がると思いますよ。

 

時オカ、ムジュラ、夢をみる島と過去作のリメイクには定評のあるグレッゾが、次にどのゼルダをリメイクしてくれるのか楽しみ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。