発売日の深夜0時から遊び始めて、最初の土日を最大限利用してクリアしました。ゲーマーにとって最大の贅沢です。
「2Dマリオは頭を空っぽにして遊べるから面白い」
これが正直な感想です。
本当に良いゲームを褒めるのは難しい。
「気がついたら夢中になって長時間遊んでいる」
それが個人的に良いゲームの指標なのですが、マリオワンダーはまさにそれでした。
ゼルダの伝説ティアキンのメガヒット。
潤沢な予算と優秀な人材で面白いゲームを作る。
ヴァンサバやスイカゲームの大ヒット。
お金をかけなくても面白いゲームを作れる。
2023年は「面白いゲームとは何か」を考えさせられることが多い1年でした。
美麗なグラフィック。
ぬるぬる動く8頭身のリアルな3Dキャラクター。
探索し尽くせない広大な世界。
それもいいけど、正直もうそういうのは求めてない。
どれだけお金をかけてもそれは空振りになりがちだということは、この記事を読んでくれている皆さんも実感されていることではないでしょうか?
「誰もが簡単に夢中になれる」
「時間を忘れて没頭できる」
「悔しいけど笑顔になれる」
それだけでいいんです。
今のゲームが忘れがちなもの
「楽しさ」
それがこのマリオワンダーには詰まっていました。
私の個人的解釈でよろしければぜひ最後までお読みください。
もちろん忖度なしの正直度100%の感想です。
A 個人的な感想
1 クリアまでの時間とやり込み具合
・クリア時間とゲームのボリューム
クリアまで15時間
・やり込み度
ワンダフルフラッグ 6割程度取得
ワンダーシード W1-W3全回収
10フラワーコイン 5割程度取得
バッジ 最後の一個以外全収集
パネル 50/144
スペシャルステージ 手付かず
・没入度 MAX
シンプルなゲーム性ゆえに没入度は高い
クリアだけのつもりがついつい収集要素もやってしまう。
2 ストレスポイント
どんなゲームにも必ず不満点はあります。
個人的にストレスを感じた点を挙げます。
・オンラインのゴリ押し
時代的にオンラインを勧める気持ちも確かにわかる。でもじっくり1人でゲームを遊びたい人もいるんです。今どきそんな人間は少数派だとは思いますが、そっちの気持ちも汲んでほしい。
ワールドマップ上に目印を立ててガイドするほどのものではなかろう。
発売前に公開されていた動画を冷静に見てみれば、ゾウになれないことはわかりますが、買ってから知りました。実現していれば、ものすごくシュールな生き物になりそうなのですが残念です。
・ゾウ変化しないとクリアできないステージがある
ずっとヨッシーで遊んでいましたが、ゾウにならないとクリアできないステージがいくつかありました。ブロックを横から壊せるのはゾウだけなので・・・
・クリアキャラを記録できない
「このステージはこのキャラでクリアした」みたいな記録ができません。3Dマリオワールド+フューリーを遊んだ時にこのシステムは良いと感じていたのでなくなったのは残念です。キャラの性能差がないから仕方ないのかもしれませんね。
・ステージにナンバーがない
1-1だったり3-4だったりステージを番号で表示するのが、昔の2Dマリオの通例でしたが完全に廃止され、ステージ名だけとなりました。クリアしてもしなくても先に進めるので番号は不要なのかもしれませんが、管理しやすいのでナンバーは欲しかった。
3 快楽ポイント
どんなゲームも快楽がないと続けられません。
個人的快楽ポイントを紹介します
・動かしていて気持ちいい
剣や銃で敵を倒さないゲームを遊ぶことに不安がありましたが、開始直後に不安は吹き飛びました。ジャンプアクションの楽しさがこれでもかと詰まっていて、「動かしていて気持ちいい」が徹底されています。これこそがマリオ。
・余計なことを考えなくていい
コインをたくさん集めてクリアを目指す。目的は実にシンプルです。
ワンダーシードを発見したり、10フラワーコインを3つ揃えたり、隠しゴールを見つけたりなど、クリア以外にも達成感を感じる瞬間がたくさん用意されていて飽きなかった。
・あっと驚く無数のしかけ
突然見下ろし視点になったり、ふわふわ宙に浮いたり、ボーリングが始まったり、竜に乗ったり、様々な仕掛けに驚かされました。しかもそれぞれの質が高い。最近の3Dマリオを手がけた方が、そちらからアイデアを持ってきたという記事を読んで納得。
・ちょうどいいボリューム
「そろそろ飽きてきそうかな~」という頃にクリアを迎えました。絶妙のバランスでした。ボリュームが少ないという意見があるみたいですが、繰り返し遊べばいいだけのこと。個人的にはこれくらいのボリュームで十分です。
D 概要とオススメできる人
1 やりこみ要素とボリューム
クリアだけを目指せば10~15時間(アクションゲームが苦手でない人)
超難関の隠し裏ステージ
各種コイン集め
トータルで20時間以上は余裕で遊べるボリューム
家族や友達でワイワイできる要素もあるので無限に遊べる魅力があります。
2 オススメできる人
・3Dゲームが苦手でマリオを敬遠している人
・超大作ゲームに疲れた人
・久しぶりにマリオで熱くなりたい40~50代のファミコン世代
・10~20時間で完結するソフトを探している
・全てのスイッチユーザー
3 ゲームの概要
スーパーマリオブラザーズ ワンダー
発売日 2023年10月20日
パッケージ版 6578円
ダウンロード版 6500円
ニンテンドーカタログチケット引き換え対象(実質5000円)
メーカー 任天堂
開発 任天堂
プラットフォーム Nintendo Switch
ジャンル 2Dアクション
対象年齢
CERO:A(全年齢対象)
必要な容量 3.5GB
E 最後に
2Dゲームの良さは操作が楽なこと。進行方向が明確で迷わないこと。
「カメラの移動」と「どこに進むか」という2つの要素に頭を使わなくて済むので、それ以外のタスクに集中できる。結果として究極の没入感を生んでいると感じました。
2Dのゲームは3Dの下位互換のような言い方をされることが多いですが、マリオワンダーを遊ぶ限り全然そんなことはない。2Dマリオは全然終わってない。むしろ可能性が見えてきて、これからも明るい未来が約束されていることを実感できました。
2Dと3Dそれぞれの方向に進化していくことで、それぞれの良さがさらに引き立つのでしょう。
ゼルダも長らくリメイク以外の2Dの新作が出ていませんが、これを機に新しい2Dゼルダを待ち望む声も高まりそう。ブレワイからティアキンまで6年の間がありましたが、6年はあまりにも長い。大変だとは思いますが、3年おきに2Dと3Dの新作を出してくれれば嬉しいですね。
個人的に嬉しかったのは、マリオの楽曲を産んだレジェンド近藤浩治さんが参加していること。ラスボス近くでBGMのリズムに合わせて進むステージがありますが、近藤さんはこういうのをやりたかったんだなぁと納得しました。
ゾウマリオが話題の中心ですが、楽曲や音もエレガントで美しいのでぜひ耳を傾けて遊んでほしい。
全クリして少し落ち着きましたが、W4~W6のワンダーシードくらいは全部集めようかな。まだまだ眠れない夜が続きそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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実はカタログチケットで買うより安いです。
こちらは限定版ではなく、カラーバリエーションです。
ドックの裏にコインやマリオが隠れているのがポイント。
ジョイコンおよび携帯モードだとYでダッシュしながらBでジャンプする際に、右スティックが邪魔になりますが、プロコンだとその干渉がありません。超快適なのでアクションゲームを遊ばれる方には、もれなくプロコンをオススメしています。