内向型の逆襲

念のため言っておきますが、ブログ名がとてつもなくダサいことは認識していますよ

Mac mini 2023を購入して生まれた罪悪感と高揚感

1月9日、新しいMac miniがついに到着した。

 

年明け直後に購入してからずっと待ち侘びていたが、その間に家の片付けをしたり、ハ

ードディスクの整理をしたりと、案外有意義な日々を送れた。

 

どうやら高いモノを買った罪悪感が、人間を行動的にするらしい。

 

ハードウェアとしては12年ぶり、

OSとしてはHigh Sierra(2017年9月リリース)以来の6年ぶり。

今回はそのMac miniとOSの進化に驚き、礼賛するだけの記事です。

 

 

0 無線マウスだとセットアップできない噂は本当か?

 

写真撮影のみの質素な「開封の儀」を済ませ、セットアップ。

無事にデスクトップが表示されるまで、1時間ほどだったので特に書くこともない。

 

特に手間取ってはいないが、思い出兼備忘録として記録を残すことにした。

 

これからセットアップされる方の参考になれば幸いです。

 

1 進化に驚く

ハード編

 

存在感がないほどの小ささと静けさ

ディスプレイのないiMacと比較するのはおかしいがやはり筐体は小さい。

そして起動しているかどうかを耳で判断するのは不可能なほどの静けさ。

圧倒的な無音。

 

現在、MBP(2011 Late)のファンの音に悩まされているので、この静けさは本当にありがたい。ほとんど音のしない外付けHDDをうるさく感じてしまうほどで、この無音状態を極めるために環境を再構築することを決めた。

 

2024年は静音がテーマになった。

文章を打つときはキーボードを叩く音だけが響き渡る部屋にするつもりだ。

 

ちなみにMac mini本体は縦置きにして、電源ボタンが手前側に来るようにした。

まだ作業環境が整っていないので、背面の端子へのアクセスが多い。

横置きが理想なんだろうけど、しばらくは縦置きで使う。

 

256GBという最小のSSDを選んだのでSSDの増設もしたいが、予算的にしばらくは無理なので工夫してやりくりする。

 

メモリは頑張って8GB→16GBに増設した。+28000円だ。

メインの用途が動画編集だからこれは仕方のない出費。

 

まだ作業環境を整える段階で、負荷のかかる作業を全くしていないので、現時点ではメモリ増設の恩恵はわからないが、4K編集をやる予定もないのでこれだけあれば大丈夫だと思う。

 

OS編

A ダークモード

iOSではお世話になっているダークモード。

真っ先に設定しましたよ。

 

Macでは初体験だが、やはりいい。

目に優しいのはもちろんのこと、色使いがかっこいいのでテンションが上がる。

 

B スクリーンショットの進化

Shift + Command + 3で全体

Shift + Command + 4で範囲指定

スクリーンショット

 

これはずっと愛用してきた機能だが、

スクリーンショットアプリという新しい機能が追加されていた

 

Shift + Command + 5

でアプリを起動し、これまでの全体と範囲指定に加えて

指定のウインドウのみのスクショも加わった。

それだけでなく、動画収録も選べるようになった。

 

ウインドウのみのスクショは、これまでのOSでもあったかもしれないが、

昔ながらの範囲指定を手動でやっていた身からすると非常に助かる。

 

Shift + Command + 5

最高に便利な機能です。

 

スクリーンショットはデスクトップへの強制保存がデフォルトで、今までのMacのデスクトップは散らかり放題だったが、保存先を指定できるということも新しく学んだ。

もうデスクトップが散らかることはない。

 

ハード面でのテーマは「静音」だが、

ソフト面(システム面)でのテーマは「クリーン」とした。

 

デスクトップには何もファイルを置かず、ローカルのSSDには極力ファイルを保存しないことを徹底したい。

 

C サイドカー

作業をしていて何気なく「iPadに移動」という項目をクリックしてみると、

iPad mini6に画面が表示された。

 

これが噂のサイドカーというやつか!

 

何か特別な設定しないとできないと思っていたが、設定は何もいらなかった。

「最初からサブディスプレイとして繋がってましたよ」と言わんばかりのスムーズさ。

それに一番驚いた。

 

動画編集のために購入したiPad mini6だったが、このためだったのではないかと今になって感じる。

 

動画の編集をしながら、下のiPad mini6でPagesで原稿を編集する。

実に快適だ。

 

2 設定の変更・アプリのインストール

 

ここは完全に備忘録。

人によって違う設定なので、興味のない方は次項まで読み飛ばしてください。

 

1 マウス

設定→マウス

 

・軌跡の速さを上から3番目に変更

ナチュラルなスクロールをオフ

・副ボタンのクリックもオフになっていたので、右側に設定。

 

・ページ間をスワイプもオフになっていたので、1本指で左右にスクロールに設定

 

OSアップデートの度に、必ずこれをやるのでもう完全な通過儀礼

新しいOSでは設定画面も大きく変わり、一番下にマウスの設定がある

 

2 キーボード

設定→キーボード

 

・入力モードの調整

・ライブ変換をオフ

 

・候補表示のフォントをヒラギノ丸ゴへ変更

変換の度に見るフォントなので自分な好きなものを見ていたい。

 

F7でのカタカナ変換ができなかったのでそれを修正

設定→キーボード→キーボードショートカット→ファンクションキー

F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用をオン

 

3 ドックから不要アプリの削除

 

デフォルトでドックに置いてあるアプリの中から使用頻度の低いモノをドックから削除。Launchpadから起動できるのでここに置いておく必要はない。

 

Facetime、メッセージ、連絡先やら、他人と繋がる系のアプリを真っ先に削除するのは、寂しい気がするが使わないのだから仕方ない。

 

よく使う順に左から

Finder

環境設定

Launchpad

Davinci

Pages

Keynote

Numbers

Chrome

と続く。

 

これだけあれば今やりたいことはほぼやれるので、多分アプリは増えないと思う。

新しいアプリ「フリーボード」も興味はあるが、使うことはあるのだろうか?

 

作業の効率化を徹底したいので、Automatorは積極的に活用していきたい。

 

4 アプリのインストール

App Storeからインストールできないアプリをインストール。

Google ChromeとDavinci Resolveの2つ。

 

PCを初めて買った頃、インターネットと言えば、インターネットエクスプローラーだったが、20年で完全にGoogle Chromeに変わってしまった。

 

DavinciはApp Storeにもあるらしいが、公式サイト版をDLした。

調べてみると、こちらの方が融通が効くとのことだ。

 

Luma Fusionもインストールしたが、すぐに削除した。

動画ファイルをダブルクリックすると勝手に起動してしまうのがその理由。

 

再生したいだけなのに、インポートしたがる。設定で変えられると思うが、探しても見つからなかった。

 

Luma FusionのMac版は悪く言えばベタ移植、力を入れていないのが明白。

今後はDavinciを使うだろうということで併存は諦めた。

 

それとは逆にiPad miniの方では、作ったテンプレートを移植したあとDavinciを削除した。iPadの方ではLuma Fusionが圧倒的に優秀で、Davinciはストレスを感じることが多い。この辺りは別の記事で深掘りしたい。

 

5 フォントのインストール

 

・源柔ゴシック

・源暎ゴシック

・装甲明朝

 

動画の字幕やサムネイルで使うフリーフォントをダウンロードしてインストール。

フォントを増やせばにぎやかになって楽しいが、管理できなくなるのでこれ以上増やさない方針。

 

着る服は5つくらいしかないのに、100着持っていても何の意味もなさないことはこの年になればよくわかる。フォントはまさにそれだ。

 

Font Bookアプリを起動して、オフにできないシステムフォント以外の使わないフォント全てをオフにした。毎回変換候補に表示されるのが鬱陶しいからだ。

 

また、源柔ゴシックや源暎ゴシックもその中から使うフォントを絞り、Extra LightやLightなど使わないスタイルはオフにした。

 

PagesなどのApple製アプリだとオフにしたフォントは読み込まないが、Davinciだと全てのフォントを読み込む仕様なのであまり意味はなかった。指定したフォント以外を非表示にできる機能の実装を祈るしかない。

 

6 DavinciResolveの各種設定ファイルの移動

 

iPad版で少しだけお世話になったが、その間にかなりの時間をかけてテンプレートを作ったので、それをMac miniに移行させた。

 

・プロジェクトファイル

・パワービン

・キーボードプリセット

 

以上3つを移動している作業の中で、システムの仕組みがなんとなく理解できた。

この手のソフトでは作業ファイルの移動は避けられないが、なんとか対応できそうだ。

 

7 iTunesApple Music)

残念なことにもうiTunesという概念はこの世には存在しない。

サブスクで音楽を聴くのが圧倒的多数派で主流なのだ。

 

256GBしかないローカルに大量の音楽ファイルを保存するのは時代にマッチしないので、このMacでは音楽再生系のアプリは極力使わないことにした。

 

古いMacではまだiTunesが生きているので、好きな音楽はそちらで再生することにした。アナログプレイヤーでレコードを再生する感覚です。

 

「時々ビートルズやオアシスやNINが聞ければそれでいい」という程度まで、音楽熱が下がったので月1000円のサブスクで元が取れることもないだろう。

悲しいけれど、これが時間の流れというものだ。

 

古いMaciTunesのために割かれていた250GBの容量を、128GBの小さなUSBメモリに移すために大量のアーティストや楽曲たちとお別れした。数回しか再生していないアーティストがほとんどだったし、その気になればサブスクでいつでも会えるので寂しくはない。

 

この作業にも膨大な時間を費やした。音楽ファイルは128GBまでという縛りが、逆に良い音楽との出会いや付き合いを生むきっかけになってくれると信じている。

 

8 ハードディスクの整理

3台のMac(1台は冬眠中)を同時運営するにあたって、散らかっていた外付けハードディスクとSSDの中のデータを改めて整理しなおした。これにはトータルで2日くらいかかった。

 

12月に買った4TBのHDD外付けディスク。実はこれが作業を長引かせた元凶。ゲームを録画するキャプチャーボード本体でフォーマットしたら、2TBしか認識されなかった(詳しくは省くが「2TBの壁」というものがあるらしい)

 

ちなみにこのキャプチャーボードで録画用として使うには、まず最初にこの機械でフォーマットする必要がある。exFATに対応していると書いてあるので、MacexFATでフォーマットしてから接続してみたが、やはりフォーマットを促された。

 

データの消去が怖いのでこの機器で録画するためには、専用のSSDを用意した方が良さそうだ。無理して録画用SSDを用意するよりも、今までどおりSDカードで録画して、それをあとで移動させれば何の問題もなさそうだ。

 

2TBもあれば十分かと思ってそのまま使っていたが、やはり4TBとして使いたいという欲が出てきた。再フォーマットするために、まずは1.5TBまで膨れ上がっていたデータを別のハードディスクに移す必要がある。そのために、移すハードディスク側の空き容量を確保しなければいけない・・・

 

元々使っていたトランセンドの1TBの外付けHDD

PS4の外部ストレージ用に使っている1TBのSSD

2枚のディスクを総動員して、データを避難させた。

SSDの書き込み速度が異様に遅かったのは想定外だったが、調べてみるとそういうものらしい。

 

データを退避させたあとで、MacOS拡張(ジャーナリング)= HFS+形式でフォーマットすると無事に4TBとして認識された。

 

フォーマット形式は最新のAPFS形式にするか迷ったが、HDDではメリットがないこと、古いMacに繋ぐ可能性が高いこと、以上の理由からこれまでと同様のHFS+形式を選んだ。

 

フォーマットが終わったあとは、今度はこの4TBのHDDに全てのデータを集める。

こちらにも膨大な時間がかかった。

 

せっかくなので、ついでにトランセンドの1TBの外付けHDDもフォーマットしてやった。これまでは900GBがMac用のHFS+、残りの100GBをウインドウズ用のNTFSパーティションを分けていたが、こちらもHFS+形式のみの完全Mac仕様に生まれ変わった。

 

動画編集に必要だと思われるファイルをそちらへ移動。

 

全ての作業が終わり、空になった1TBのSSDは再びプレイステーションの元へ帰って行った。プレステ4の外付けSSDは、ファイル引越しの時に活躍するという重要な知見を得た。

 

MacBookPro内蔵HDDの中の「ファイル置き場」に置いてあるデータも全てこの4TBに移動させた。冬眠中のiMacのファイル置き場にもデータは残っているがそれは春を迎えてからの作業になる。

 

「新しいMac miniで快適な動画編集をする」

そのために欠かせない作業なのだが、想定を遥かに上回る大掛かりな作業になってしまった。仕事をしたのは自分ではなく、それぞれのハードディスクなのだが・・・お疲れ様でした。しばらく酷使しないからゆっくり休んで。

 

苦労の甲斐あって、HDDの動作音に悩まされることのない静かな環境が手に入った。

引越し作業中はずっとHDDがカリカリ音を立てていたが、しばらくあの音を聞くことはないだろう。

 

9 カラーパレットの登録

標準のカラーパレットを個別のファイルとして書き出して、エクスポートする機能は発見できなかったが、それとは別のカラーパレットを登録する方法をネットで見つけたのでさっそくやってみた。

 

1 5つのタブのうち、真ん中のタブを選ぶ

 

・WEBセーフカラー

・クレヨン

デベロッパ

APPLE

 

デフォルトだと以上4つが登録されているが、

ここの好きな色に名前をつけて保存できる。

 

2 新規を選んでパレットの名前を登録

3 好きな色を登録し名前をつける

これだけで完了だ。

 

ZELDA用カラーパレットというものを作り

よく使う色を7色ほど追加した。

 

これを他のMaciPadにエクスポートできれば最高なのだが、できないみたいなので個別に登録するしかない。そこだけがモヤっとするポイントだが、便利な機能であることに変わりない。

 

使い続けていくうちに新しい発見があると思うが、キリがないのでこれくらいにしておこうと思う。

 

3 今後の意気込み

無理をして新しいMacを買う。

 

新年のセールで買えば15000円分のアップルギフトカードで還元される。

それが大きな後押しになったことは間違いない。

 

・1年半のiPad mini6での動画編集でストレスを感じていたこと

・DavinciならMacでも無料で使えるということ

iPad miniでDavinciを試用してみて大丈夫そうだと確信できたこと

 

いろんなタイミングが重なって購入に至ったが、昔に買ったiMac同様購入のベストのタイミングだったと思う。

 

処理能力や作業効率はもちろん向上しているし、

何よりも自分のテンションが上がっているのが大きい。

 

そしてマシンのテンションが圧倒的に静か。

排気口からわずかに冷風が出ているだけで本当に無音だ。

 

AppleシリコンやM1やM2の性能差など、

そういう難しいことは現時点では一切わからない。

 

ただ自分のテンションが恐ろしく上がっているのを、

嘲笑うかのように、びっくりするほど無音である。

全ての処理をクールにこなす「できるヤツ」だ。

 

これをぜひ体感してほしい。

もし迷っているなら、思い切って買うことを強くオススメします。

 

クレジットカードでのローン払いは一切しない自分が、

その約束を破ってまで買ったのがこのM2 Mac mini (2023)

ギフトカードで得た利益は支払う利息で相殺されるが、

今はそれよりも時間が大切だ。

 

ここ数ヶ月、失った時間は戻ってこないことを痛感する出来事が多いので、

ストレスを感じながら作業するよりも思い切って買うという選択になった。

 

このマシンを大切に育てていきます。

そしてこれまで以上に楽しいコンテンツを作っていきたい。

 

長い記事を最後まで読んでくださりありがとうございました。

iMac2011への感謝と、古いMacを使い続ける理由

感謝と愛着:iMac2011での12年間の冒険

(こちらはAIがつけてくれたタイトルでまさにそのとおり)

 

ここ20年でのベストバイ、間違いなくそれはこのiMac(Mid 2011)だろう。

なんと12年も現役として使い切ったのだ。

 

最初に買ったPCは1年、次に買ったDellのノートPCは5年。

それぞれ処理能力や性能や筐体に不満を感じ、使わなくなったのだが、

このiMacは12年使い切った今も、使いたいほど愛着がある。

 

そんなiMacと距離を置く時期が近づいている。

新しいMac miniを購入したからだ。実に12年ぶりのアップデート。

 

ここ数年、このiMacは冬場は寒くて電源が入らない症状に陥っていて、現在は冬眠している。春を迎えたらまた再起動して、働いてもらおうと思う。

 

今回の記事では12年使ったiMacを愛でるだけの記事です。

 

これしか画像がなかった・・・

 

1 入手までの流れ

購入したのは2011年の12月。その少し前に亡くなったスティーブ・ジョブズへの手向けのつもりで買ったことをよく覚えている。iPod ShuffleiPod Touchに続く3つ目のアップル製品だった。

 

安いお店をネットで探し、北海道の聞いたことのないお店で購入した。そこが最安値だったからそこにしたのだろうが、そこがなぜそんなにも安かったのかはわからない。別に偽物をつかまされたわけでもなく、普通の新品が送られてきた。特に大きなトラブルもなく12年も使えたのだから、正規品だったことは間違いない。

 

値段はなんと90000円。最小構成のモデルとはいえ、iMacの新品を90000円以下で買えたのは、その時が円高のピークだったからだ。現在は最安値のモデルが199800円と、iPhone同様高嶺の花となり、もう手が出ない価格になってしまっている。

 

私が購入した2011年のあの時期は、貧乏な男にとっての最もiMacが買いやすいタイミングと、最もiMacが欲しいタイミングが見事に合致した奇跡の瞬間だったのだ。

 

パソコンを使うようになった直後から、いつかMacで音楽編集がしたいという憧れをずっと抱き続けていたが、思い切ってこの時に買ってよかったと今も思っている。

 

Macデビューは4つの段階がある。

1つ目がOS

2つ目がその筐体

3つ目がキーボードやマウスなどの純正の外部機器

4つ目は美しいディスプレイ

 

iMacではこの4つを同時に味わうことができたので、当時の衝撃を超える体験を得ることはなかなか難しいと思われる。パソコンとMacは別物だという偏った考え方は、この頃に刷り込まれたものだ。

 

ただひたすら感動して、毎日Macに向かうのが楽しかった。

そして今も基本的にそれは変わっていない。

 

2 長所と短所

 

長所

・筐体の圧倒的美しさ

中身を入れ替えてでも使う価値のあるほど美しい筐体。Macを使う最大のメリットはここだ。触るたびにテンションが上がるし、満足感がある。これは値段には替えられない価値があり、Macを使い続ける理由になる。

 

もしオーダーメイドでMacを作れるなら、最新のではなく間違いなくこの筐体を選ぶ。

 

・CD/DVDドライブ標準搭載

ドライブ搭載最後のモデル。今ではやらなくなったがCDから音楽を取り込む「作業」すら楽しんだ。間違えてSDカードを入れてしまって取れなくなるのも、このiMacを使った人なら経験していることだろう。

 

・モニター横にSDカードスロット搭載

動画編集のための素材はSDカードで録画するため、SDカードを使う機会は多い。画面の横に手を伸ばせばそこにスロットがあると本当に助かる。

 

この次のモデルからSDカードスロットは背面に移ったが、明らかに不便でデザインの犠牲になったと言わざるを得ない。

 

最近のモデルではSDスロットは非搭載で、全て外部ハブに丸投げになってしまったが、これも時代の流れだろう。

 

・自力でメモリ増設可能

元々は4GBだったが、空きスロットにMBPから取り外したメモリを再利用し、2GBx4のトータル8GBで使い続けている。

安価で増設できるので非常に助かった。

 

短所

USB2.0

これがこのマシンの最大のネックだ。とにかく遅い。

動画のやりとりは非常にストレスを感じる。

12年の時の流れに置いて行かれていると感じる瞬間だ。

 

・Bluetooth2.1

Bluetooth4.0や5.0などの最近のマウスやキーボードを買っても接続することができない。そして2.1に対応しているキーボードはもう売っていない。

これは古いMacを使う宿命だ。

ただし、このiMacに付属していたマウスやキーボードを最新のMacに繋ぐことは可能。12年前のものを何の不具合もなく使えているのは、工業製品としての質が高いから。純正は高いがそれなりのものだからだ。

 

ちなみにマウス・キーボードともに乾電池のモデルなので充電池の劣化という概念が存在しない。交換の発生する充電池よりも、乾電池方式の方が好きだ。エネループ愛好家でもあるので、今後も乾電池製品を推していく。

 

・冬眠機能

最近知ったのだが、冬場に不調を訴えるPCは多くて、電源周りのトラブルで起動しないらしい。うちは木造の古民家なので寒さが厳しい。このiMacも10年を超えたあたりから冬眠機能が実装された。

 

ハードディスクの不調を疑っていたが、毎年同じ時期に発生することから「冬の寒さ」を犯人と断定した。年をとって寒さが身に染みるのは人間もMacも同じなのだ。

 

・アプリの非対応

Notionはすでにこのマシンでは動かせなくなったが、Chromeも今後のアップデートに対応しないと通告がきた。12年前のマシンのスペックでは重くて動かせないのは仕方ない。こればかりはどうしようもないので従うしかない。

 

3 現在入っているOSとこれまでの変遷

購入当初は、LionというOSがプリインストールされていて、購入して半年後にMountain Lionにアップグレードしたことを覚えている。現在はOSのアップグレードは無料だが、当時は有料だった。数千円ほどの出費だったが、Windowsに比べて随分安いという感想を持った。

 

上書きアップグレードではなく、パーティションを分けて、OSを共存させる方式を採用した。どこでこの情報を得たかは知らないが、自分にとって最適な運用方法だったことは間違いない

 

500GBほど容量があったので、100GBずつに5つの領域に分割し、それぞれにOSを入れられるようにした。100GBを作業用のデータ専用領域にしたので、現在4つのOSが入っている。

 

Lion(2011)

Mountain Lion(2012)

El Capitan(2015)

Sierra(2016)

↓上書き

High Sierra(2017)

 

MavericksやYosemiteをインストールした記憶がないのは、おそらくその時期に我が家にWifiがなかったからだと思われる。

 

El CapitanもカフェにiMacを持ち込んで無理矢理アップグレードした(もちろん許可はもらった)。回線速度が遅くあまりにも時間がかかるので、一晩預かってもらったことをよく覚えている。

 

Sierraも使ったが、High Sierraにどうしても必要な機能があったので、Sierraのみ上書きインストールの憂き目にあった。

 

このiMacに対応しているOSはHigh Sierraまでなので、現在の状態が最新(最後)のアップデートだ。Siriはギリギリ搭載されているが、iPhoneiPadとのAirDropに非対応なのが相当の痛手だ。ダークモードももちろん搭載されていない。

 

現在4つのOSが入っているが、Protools8.0を起動するためのLionと、最新のHigh

Sierraを行ったり来たりするだけで、Mountain LionやEl Capitanはほとんど起動していない。

消去しても何も問題はないと思われる。

 

 

4 これまでの主な使い道と使用アプリ

 

「余計なソフトを入れてもどうせ使わない」

Windows時代の10年でそれを学んだので、Macでは極力シンプルな構成で動かすことに務めた。

 

Protools8.0

Protoolsの名が出たがこれは音楽編集(DTM)用ソフトで、実はこれを使うためにMacを導入した。それまではWindowsで同じ作業をやっていたが、Macで作業するだけでワンランク上のクリエイターになれた気がした。実力の伴わない人間にとって、これがMacを使う最大のメリットかもしれない。

 

それまでのPCに比べて処理能力が高いのはもちろんだが、安定して動くという最大の快楽を享受した。トラブルが起こらないのは本当に快適だ。

 

Mac標準の音楽編集ソフト「GarageBand」がProtoolsの不具合を誘発するので、GarageBandを使うことはなかった。

 

2024年現在も、いまだにProtools8.0を使っている方。

あなたは間違いなく同志です。

 

Safari&Chrome

ブラウザはChromeSafariを使い分けている。割合は9:1くらいでほぼChromeだ。

昔はお気に入りやブックマークがローカルに保存されていて、環境移行の度に苦労したが、今はクラウド同期が当たり前なので何の問題もなく使える。本当にクラウド技術に助けられていることを実感する。

 

Mail

メールはデフォルトのメールアプリを使っているが、作業の邪魔をされたくないので、通知系は全てオフにしている。Gmailはブラウザや携帯端末で見るようにしている。

基本的にMacでのメールチェックはしない方針。

 

SNSソフト全般

購入した当時はTwitterも入れていた記憶があるが、現在全てのSNSは辞めたので使っていない。高性能のパソコンを使って、スペックを求められないSNSをするのは究極の時間の無駄だと思っている。

 

iTunes

この12年で最も存在感の薄くなったソフトがこのiTunesではないだろうか?

調べているうちに、2019年の10月にリリースされたOS10.15のCatalinaからiTunesが廃止になったことを知った

 

もう誰もCDから音楽を取り込まないし、Apple MusicやSpotifyなどのサブスクだけで完結させている人が大半だろう。

 

うちは時々サブスクにないマニアックな音楽も聞くし、ゲームの音楽を録音したりするので、いまだにiTuneで楽曲を管理している。aiffファイルからMP3にエンコードしたり、昔懐かしい処理を今もこなしている。

 

5年前に見捨てられたソフトだけあって、iPhoneとの同期の不具合が多く、ストレスの溜まるソフトでもある。我々のような旧世代の人間をApple Musicへ移行させるための陰謀だと思っている。

 

12年前はパソコンでiPhoneを管理するのが当たり前だったが、今はWifiさえあればバックアップもなんでもできる。時代は完全に変わった。

 

Spotify

2016年くらいから音楽サブスクはSpotifyの無料版を使っている。30日15時間の制限があり、CMも入るが、新作を聞きたい時などに重宝している。

 

一時期は課金していたが、若い頃に比べると全く音楽を聞かなくなったので、音楽サブスクで元を取れる気がしないので解約した。

 

うちは周りに民家がないので、生活音のない「無音」状態がどこよりも快適。音楽を聞かなくなったのもそれが原因かもしれない。

 

ちなみにiPhone版は強制シャッフルだが、iPadMac版はアルバムどおりの曲順で聞けるのでオススメです。

 

Pages・Keynote・Numbers

Pages ブログや原稿の執筆

Keynote 動画作成のための素材やサムネ作り

Numbers ゲーム攻略情報のまとめや支出やサブスクの管理

 

ここ数年は、この3種類のソフトの使用頻度が最も高い。

古いiMacも今でも現役として使えているのは、CPUの性能を必要としない、この3種類の動作の軽いソフトをメインで使っているからだろう。

 

今もこの原稿を作るのに使っているし、お世話になっておりますという言葉しか浮かんでこない。

 

ちなみに今は無料で使えるが、僕がiMacを入手した当時は、この3つだけiWorksという形態で別売りされていた。

 

2013年のOS Mavericksから無償提供され始めたが、アップデートには非対応。それ以前のOSを使っているMacユーザーは購入の必要性があった。なんとか無料で使える手段はないかいろいろ試したが、諦めて購入した。ちなみにアマゾンで2980円。DVDでインストールした最後のアプリかもしれない。

 

それぞれを単品購入する場合は1200円だったらしいが、今はおそらく値上がりしているはず。

 

2013年以前の古いMacを買って、これら3つのソフトを使いたい場合は別途購入する必要がある。たとえ、自分のiPhoneで無料で使えても、それを持ち込むことはできない。

そういう仕様だから仕方ない。

 

iMovie

iMacを買ってすぐの頃、このアップルらしからぬ非常に使いにくいソフトで動画編集をしていた時期があった。Youtubeのアカウントを作ったのもその頃だ。

 

iMovieはいちおう動画編集はできるというだけで、誰にもオススメできない。

字幕の編集が圧倒的にやりづらいからだ。

 

悪いことは言わないから他のソフトを使うべきだと思う。

 

Notion

スケジュール管理アプリ。

最近このMacに非対応になったので、ブラウザで使っている。

めちゃくちゃ動作が重かったので限界だったのだろう。新しいMacでも使うので動作がどうなるか楽しみだ。

 

5 これからの使い道

音楽を録音する必要がある限り、このiMacを使い続けることになるだろう。

 

先日また不具合が発生して強制シャットダウンしたまま、再起動不可能(冬眠状態)になっている状態だ。今はサブのMacBookPro(Late 2011)→新しいMac miniに引き継いで、この原稿を仕上げている。

 

今後のiMacの予定だが、まず冬眠から目覚めた後、12年使い込んでいるHDDの交換をしたい。今のままだといつ壊れるかわかないので不安だ。SSDへの換装ができれば再び生まれ変われるはずだ。おそらく冬眠癖は治らない。

 

OSはLion固定で、音楽録音専用機として再始動する。

ProTools8.0は当然新しいMacでは動かないし、新しいサブスク形式のProToolsを導入するつもりもない。

 

ProTools8.0とは運命共同体。今後もこのiMacが動く限り、共に働き続ける。

 

長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は新しいMac miniを褒め称える記事です。

【クリアレビュー】スーパーマリオブラザーズワンダー 面白いゲームとは何なのか?任天堂が出した答えがここにある

発売日の深夜0時から遊び始めて、最初の土日を最大限利用してクリアしました。ゲーマーにとって最大の贅沢です。

 

「2Dマリオは頭を空っぽにして遊べるから面白い」

これが正直な感想です。

 

本当に良いゲームを褒めるのは難しい。

いい歳して「神ゲー神ゲー」連呼するのも恥ずかしいし・・・

 

「気がついたら夢中になって長時間遊んでいる」

それが個人的に良いゲームの指標なのですが、マリオワンダーはまさにそれでした。

 

ゼルダの伝説ティアキンのメガヒット。

潤沢な予算と優秀な人材で面白いゲームを作る。

 

ヴァンサバやスイカゲームの大ヒット。

お金をかけなくても面白いゲームを作れる。

 

2023年は「面白いゲームとは何か」を考えさせられることが多い1年でした。

 

美麗なグラフィック。

ぬるぬる動く8頭身のリアルな3Dキャラクター。

探索し尽くせない広大な世界。

それもいいけど、正直もうそういうのは求めてない。

 

どれだけお金をかけてもそれは空振りになりがちだということは、この記事を読んでくれている皆さんも実感されていることではないでしょうか?

 

「誰もが簡単に夢中になれる」

「時間を忘れて没頭できる」

「悔しいけど笑顔になれる」

それだけでいいんです。

 

今のゲームが忘れがちなもの

「楽しさ」

それがこのマリオワンダーには詰まっていました。

 

store-jp.nintendo.com

 

私の個人的解釈でよろしければぜひ最後までお読みください。

もちろん忖度なしの正直度100%の感想です。

 

 

A 個人的な感想

1 クリアまでの時間とやり込み具合

・クリア時間とゲームのボリューム

クリアまで15時間

 

・やり込み度

ワンダフルフラッグ 6割程度取得

ワンダーシード W1-W3全回収

10フラワーコイン 5割程度取得

バッジ 最後の一個以外全収集

パネル 50/144

スペシャルステージ 手付かず

 

・没入度 MAX

シンプルなゲーム性ゆえに没入度は高い

クリアだけのつもりがついつい収集要素もやってしまう。

2 ストレスポイント

どんなゲームにも必ず不満点はあります。

個人的にストレスを感じた点を挙げます。

 

・オンラインのゴリ押し

時代的にオンラインを勧める気持ちも確かにわかる。でもじっくり1人でゲームを遊びたい人もいるんです。今どきそんな人間は少数派だとは思いますが、そっちの気持ちも汲んでほしい。

ワールドマップ上に目印を立ててガイドするほどのものではなかろう。

 

ヨッシートッテンはゾウ変化できない

発売前に公開されていた動画を冷静に見てみれば、ゾウになれないことはわかりますが、買ってから知りました。実現していれば、ものすごくシュールな生き物になりそうなのですが残念です。

 

・ゾウ変化しないとクリアできないステージがある

ずっとヨッシーで遊んでいましたが、ゾウにならないとクリアできないステージがいくつかありました。ブロックを横から壊せるのはゾウだけなので・・・

 

・クリアキャラを記録できない

「このステージはこのキャラでクリアした」みたいな記録ができません。3Dマリオワールド+フューリーを遊んだ時にこのシステムは良いと感じていたのでなくなったのは残念です。キャラの性能差がないから仕方ないのかもしれませんね。

 

・ステージにナンバーがない

1-1だったり3-4だったりステージを番号で表示するのが、昔の2Dマリオの通例でしたが完全に廃止され、ステージ名だけとなりました。クリアしてもしなくても先に進めるので番号は不要なのかもしれませんが、管理しやすいのでナンバーは欲しかった。

 

3 快楽ポイント

どんなゲームも快楽がないと続けられません。

個人的快楽ポイントを紹介します

 

・動かしていて気持ちいい

剣や銃で敵を倒さないゲームを遊ぶことに不安がありましたが、開始直後に不安は吹き飛びました。ジャンプアクションの楽しさがこれでもかと詰まっていて、「動かしていて気持ちいい」が徹底されています。これこそがマリオ。

 

・余計なことを考えなくていい

コインをたくさん集めてクリアを目指す。目的は実にシンプルです。

ワンダーシードを発見したり、10フラワーコインを3つ揃えたり、隠しゴールを見つけたりなど、クリア以外にも達成感を感じる瞬間がたくさん用意されていて飽きなかった。

 

・あっと驚く無数のしかけ

突然見下ろし視点になったり、ふわふわ宙に浮いたり、ボーリングが始まったり、竜に乗ったり、様々な仕掛けに驚かされました。しかもそれぞれの質が高い。最近の3Dマリオを手がけた方が、そちらからアイデアを持ってきたという記事を読んで納得。

 

・ちょうどいいボリューム

「そろそろ飽きてきそうかな~」という頃にクリアを迎えました。絶妙のバランスでした。ボリュームが少ないという意見があるみたいですが、繰り返し遊べばいいだけのこと。個人的にはこれくらいのボリュームで十分です。

 

D 概要とオススメできる人

1 やりこみ要素とボリューム

クリアだけを目指せば10~15時間(アクションゲームが苦手でない人)

超難関の隠し裏ステージ

各種コイン集め

トータルで20時間以上は余裕で遊べるボリューム

家族や友達でワイワイできる要素もあるので無限に遊べる魅力があります。

 

2 オススメできる人

・3Dゲームが苦手でマリオを敬遠している人

・超大作ゲームに疲れた人

・久しぶりにマリオで熱くなりたい40~50代のファミコン世代

・10~20時間で完結するソフトを探している

・全てのスイッチユーザー

 

3 ゲームの概要

 

スーパーマリオブラザーズ ワンダー

発売日 2023年10月20日

 

パッケージ版 6578円

ダウンロード版 6500円

ニンテンドーカタログチケット引き換え対象(実質5000円)

 

メーカー 任天堂

開発 任天堂

プラットフォーム Nintendo Switch

ジャンル 2Dアクション

対象年齢 

CERO:A(全年齢対象)

必要な容量 3.5GB

 

E 最後に

2Dゲームの良さは操作が楽なこと。進行方向が明確で迷わないこと。

「カメラの移動」と「どこに進むか」という2つの要素に頭を使わなくて済むので、それ以外のタスクに集中できる。結果として究極の没入感を生んでいると感じました。

 

2Dのゲームは3Dの下位互換のような言い方をされることが多いですが、マリオワンダーを遊ぶ限り全然そんなことはない。2Dマリオは全然終わってない。むしろ可能性が見えてきて、これからも明るい未来が約束されていることを実感できました。

 

2Dと3Dそれぞれの方向に進化していくことで、それぞれの良さがさらに引き立つのでしょう。

 

ゼルダも長らくリメイク以外の2Dの新作が出ていませんが、これを機に新しい2Dゼルダを待ち望む声も高まりそう。ブレワイからティアキンまで6年の間がありましたが、6年はあまりにも長い。大変だとは思いますが、3年おきに2Dと3Dの新作を出してくれれば嬉しいですね。

 

個人的に嬉しかったのは、マリオの楽曲を産んだレジェンド近藤浩治さんが参加していること。ラスボス近くでBGMのリズムに合わせて進むステージがありますが、近藤さんはこういうのをやりたかったんだなぁと納得しました。

 

ゾウマリオが話題の中心ですが、楽曲や音もエレガントで美しいのでぜひ耳を傾けて遊んでほしい。

 

全クリして少し落ち着きましたが、W4~W6のワンダーシードくらいは全部集めようかな。まだまだ眠れない夜が続きそうです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

単品でパッケージ版を買うならこちら

 

オンラインもやる予定があるならこれがお得

 

64やゲームボーイアドバンスのソフトも遊びたいならこちらのコースがオススメ。

実はカタログチケットで買うより安いです。

 

こちらは限定版ではなく、カラーバリエーションです。

ドックの裏にコインやマリオが隠れているのがポイント。

 

 

ジョイコンおよび携帯モードだとYでダッシュしながらBでジャンプする際に、右スティックが邪魔になりますが、プロコンだとその干渉がありません。超快適なのでアクションゲームを遊ばれる方には、もれなくプロコンをオススメしています。

【クリアレビュー】ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし かわいい見た目にご用心!2Dゼルダの隠れた名作

2023年の2月9日にスイッチオンラインに追加されたふしぎのぼうし

ようやくクリアしたのでレビューします。

 

「期待以上の完成度の高さ」

これが正直な感想です。

 

ふしぎなぼうしをプレイしてみて、3Dゼルダにはない良さ、遊びやすさ、親しみやすさを感じました。オリジナルは2004年、約20年前の粗いドット絵は今となっては人を選ぶ要素かもしれませんが、きっちりとゼルダの面白さが詰まっていて安心しました。

 

もちろん忖度なしの正直度100%の感想です。

私の個人的解釈でよろしければぜひ最後までお読みください。

 

A 個人的な感想

1 クリアまでの時間とやり込み具合

・クリア時間とゲームのボリューム

クリアまで35時間

純粋にクリアのみを目指せば25~30時間。

 

・やり込み度

ハートの器 15個

剣技 8種類コンプ

あきビン 4つ

サイフ 999

バクダン 99

弓矢 99

リモコンバクダン・マジカルシールド取得

ニテン堂フィギュア 100種類くらい

 

・没入度 MAX

基本ずっと謎解きなのでブレワイのような癒し要素などは皆無。頭が疲れている時には遊べない。クリアまで遊べれば良いかなと思っていたが、なんだかんだ収集要素にハマってしまい気づけば35時間。

 

 

2 ストレスポイント

どんなゲームにも必ず不満点はあります。

個人的にストレスを感じた点を挙げます。

 

・Bボタンでメニュー画面を解除できない

+ボタンでメニューに入るのですが、そこから出るのに必ず+ボタンを押さなければいけない。Bボタンで解除するのに慣れているため、ストレスに感じた。

 

・マップへのアクセスが悪い

ボタンが少ないから仕方ないが、メニュー画面から階層をたどっていくのは面倒。

エリアごとの詳細マップ同士の移動ができないのも不便。

 

・分身のギミック多すぎ

最後の方のダンジョンはほぼこれが必須。おまけにラスボス戦も・・・さすがにそれはしつこいよ。もし分身のチャージ時間短縮のアイテム取ってなかったらさらにストレス。

 

・時間制限のあるボス

ラスボス前の中ボス連戦。ここに時間制限があるのは意地悪すぎる。

 

・アイテムの切り替えが面倒

ABボタンしかない仕様(ゲームボーイアドバンス)で作られたゲームなので、アイテムの切り替えが頻繁に発生する。夢を見る島リメイクのようにX・Y・ZL・ZRが増えればもっと遊びやすくなるので、リメイクに期待。

 

・ヒントを見逃すと詰む

次にどこへ行くべきかをなんとなく教えてはくれますが、そのために必要なアイテムは自分で探さなければいけない。それに対するヒントはほとんどないので、油断しているとすぐに進行不能になる。

 

最近のゼルダに比べれば不親切ですが、当時のゲームとしてはこれが普通。

 

・ダンジョンよりも道中の謎解きが多い

図書館に返却されない3つの本を探すイベントがありましたが、攻略見なかったら詰んでた可能性が高い。他にもタバンタ秘境や風の遺跡などフィールドの移動にも謎解きが多くて、ダンジョンにたどり着くまでにヘトヘトになる。

 

・氷ステージ難易度高い

床の滑りをケアしながら9つの燭台に火を灯したり・・・メンタル削ってきます。

分身を作って、さらに床の滑りも気にかけないといかない鬼畜難易度。

 

・しあわせのかけらシステム

しあわせのかけら合わせをすると、どこかで何かが起きる。アイテムはもらえるのはありがたいが、そこへの移動が発生する。少しだけならいいが、多すぎるので最後は飽きた。

システムは斬新だが、移動距離が増えるだけなので、かけら合わせをすればその場で何かをもらえるシステムにした方が好み。

 

・黒タートナック

攻略法を見つけるまでは倒せる気がしなかった。強い。

 

・思いつかない解決法

おじいちゃんについた悪霊を魔法びんで吸い取るとか思いつかんよ。

 

ここから先はストレスというより個人的うっかりポイント

・パッチのつえの使い道

これはストレスというよりは自分の不注意だが、パッチのつえでつぼをひっくり返したり、穴を埋めてジャンプすることができることに気づかなかった。話聞いてない典型例です・・・

 

・風のしるし

ワープポイントとなる風のしるし。調べないと解放できることを知らずにずっと進めてました。「このゲームワープポイント少ないな」と思ってたら、ただの見逃しでした。

 

3 快楽ポイント

どんなゲームも快楽がないと続けられません。

個人的快楽ポイントを紹介します

 

・歯ごたえのあるダンジョンの謎解き

ダンジョンは攻略本を見なくてもクリアできる絶妙な難易度に調整されています。自分だけで謎を解ければ嬉しいし、このゲームを好きになる。

 

・親しみやすい音楽

初代ゼルダと神トラで使われている定番のフィールド曲が再登場。あれを聞くとやはりテンションが上がる。時オカより後の作品なので時オカのショップの曲や牧場の曲なども流用されている。

 

・はねマントが楽しい

はねマントという謎解きアイテムが完全にマリオで笑える。

 

・剣技が多彩

やりこみ要素にはなるが、剣のアクションが豊富で楽しい。2Dのゼルダでここまでやれることに素直に感動する。リンクは剣士だということを思い出させてくれる。

 

・コミカルな演出

ゴロン族が岩にパンチをしていたり、剣術の師範代のセリフだったり、何かしらの笑える演出が随所に見られた。

 

ゼルダらしいボス戦

必ず謎解きを絡めるボス戦はさすがゼルダ。攻略法さえわかれば、倒せる難易度に調整されている。アクションスキルはそんなに求められないので遊びやすい。

 

B ゲームの大まかな紹介

1 ゲームのストーリーと特徴

リンクの体を小さくしたり、元に戻したりすることで謎を解くのが最大の特徴。

アイテムを集め、行ける場所を増やし、ハートの器を集め、ダンジョンをクリアしていく。ゼルダの基本的な流れは変わらない。

 

2 キャラクターの魅力

エゼロというぼうしが今回の冒険の相棒。なかなか個性的で憎めないヤツだ。

リンクがかぶっている緑色のぼうしが相棒になるという展開は素直に嬉しい。

 

ドット絵+ボイスなしなのでキャラに深く感情移入することはないが、ゼルダ特有のとんがったキャラが多いことは確か。あのチンクルも登場。

個人的には剣を強化してくれるテッシン先生が好き。

 

ゴングル山のピッコルたちの「ヤットコヤットコ」の声が可愛い。

 

3 主要作品の簡単な紹介

・2000 ムジュラの仮面任天堂開発)

・2001 ※ふしぎの木の実カプコン開発)

・2002 風のタクト任天堂開発)

・2003 ※神々のトライフォース4つの剣カプコン開発)

・2004 ※ふしぎのぼうしカプコン開発)

・2006 トワイライトプリンセス任天堂開発)

※は携帯機

 

あのカプコンゼルダを作っていたというのが意外だった。

カプコンというかのちに任天堂に移籍する藤林さん主導だが・・・

藤林さんの本気を見せてもらいました。

 

この頃のゼルダ開発陣は、据え置きハードと携帯ハードの2つの開発ラインがあった。詳しくはわからないが、携帯機向けを外注していたせいもあり、毎年のようにゼルダが発売されていた幸せな時代。

 

D 概要とオススメできる人

 

1 やりこみ要素とボリューム

25~30時間でクリアできるので程よいボリューム。

強い敵や難易度上昇などのやり込み要素はなく、アイテムを集めるのがクリア後のやりこみ要素となる。

 

カケラ合わせはシンプルだが、やり込み要素としては手が出しやすい。報酬もいいので楽しく遊べる。フィギュア集めもガチャの確率を上げるシステムが斬新で楽しめた。

 

2 オススメできる人

・2Dゼルダが好き

ゼルダの謎解きが楽しい

・ほどよいボリュームのゲームを遊びたい

 

3 ゲームの概要

 

ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし

発売日 2004年11月4日

 

メーカー 任天堂

開発 カプコン

ジャンル アクションアドベンチャー

プラットフォーム ゲームボーイアドバンス

※現在はNintendo Switch Online +に加入すれば遊べます

 

 

E 最後に

今作のディレクター藤林さんはこの作品の発売後に任天堂へ移籍。現在はブレワイやティアキンのディレクターを務めている。

 

「3Dゼルダに負けない本気の2Dゼルダを作った」という藤林さんの言葉どおり、キャッチーな絵柄で油断していると痛い目を見る。難易度が低いという評価も多いが、個人的には低くはないと感じた。

 

オリジナルスタッフへのリスペクトが素晴らしい

 

今では悪しきものとして語られがちな「ゼルダのアタリマエ」が詰まっています。こうやってじっくり味わってみると(初心者向きではないですが)そんなに悪いものではないと思えてきます。

 

神々のトライフォースや夢を見る島(リメイク)などの評価の高い2Dゼルダと比較して、マイナーな印象があるが決して劣ってはいないと断言できる完成度の高さです。

 

古き良き2Dゼルダの伝説ゲームボーイアドバンスの傑作として今後も語り継がれていってほしい。

 

2Dゼルダの最高傑作は神々のトライフォースという自分の中の評価は変わりませんが、それを覆すような完全新作の2Dゼルダに期待したい。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

社長になりたての頃の岩田さんのお名前もありました

 

 

 

ふしぎのぼうしは追加パックで遊べます。

 

マリオワンダーとオンライン券をセットで買うとかなりお得。

カタログチケットよりも安いので超おすすめです。

今回このキャンペーン初めてみましたが、今後も定期的にやってほしい。

 

 

多分マリオワンダーも初週100万本以上のヒットになるので、プロコンの品薄も想定されます。まだ定価で買えるうちにどうぞ。

PS5新型モデル発表と怒りの声について

噂されていたPS5の新型がついに発表されました。

本体のスリム化は喜ぶことですが、実質値上げとなってしまい荒れています。個人的にはコントローラーの値上げが最も悪手だったと感じています。

 

何が変わったのかを簡単にまとめます。

 

1 価格

ドライブあり 旧型60478円→新型66980円(6502円値上げ)

ドライブなし 旧型49478円→新型59980円(10502円値上げ)

 

2 ストレージ

旧型825GB → 新型1TB

 

3 サイズ

30%以上の小型化

 

大きく変わったのはこの3つでCPUなどの中身は変わっていません。

 

他に変わったことは、

・ディスクドライブが着脱可能

・縦置きには別売りのスタンドが必要(3980円)

 

米国での価格は据え置きの499ドルですが、現在の為替レート1ドル148円で計算すると73852円。買いやすいように抑えてくれてはいます。

これ以上下げてしまうと海外からの転売ヤーが買い占めてしまって、日本人の手に行き渡らないということが再び起きてしまいます。

値上げは痛いですが、状況的には仕方ないのかなと思いますね。

 

ここ半年くらいの安定供給のおかげで欲しい層にはほぼ行き渡ったと思います。

 

値上げ=購入価値なしではなく、遊びたいゲームがあれば「買い」それ以外はスルー、これまでと何も変わらないです。

 

個人的不満点

・ディスクドライブの価格設定

ドライブありなしの価格差は7000円ですが、別売りのディスクドライブは11980円。単品で買って後付けすると約5000円も損をしてしまう。

とりあえずお金がないからドライブなしを買って、機をみてドライブを追加という層もいるはずなので、ここは同じにして欲しかった。

 

・周辺機器の値上げ

何も変わっていないコントローラーを値上げする理由がわからない。デュアルセンスやハプティックフィードバックいらないから、安いコントローラーを作ってくれというのが正直なところ。

 

イカゲームやヴァンパイアサバイバーを遊ぶのにそんな機能は不要なわけだから。

 

・本体カバーの値段

着せ替えカバー7980円って正気か?ゲームはソフトが重要なのであって、本体にそこまでの愛情そそげない。

 

さいごに

そろそろPS5買いたいな~と思っていたのですが、購入が遠のきました。

 

個人的には値上げよりも、遊びたいソフトがないことが大きい。

今年発売され話題になっているFF16やアーマードコア、来年発売のFFリバースなども興味はあるが、発売日に買って遊びたいほどではないし、我慢できるレベル。

 

スイッチやPS4でも遊べる名作をまだまだ遊びきれていないので、わざわざ新作に手を出すことはないと思う。

 

先日、PS+エキストラに1ヶ月だけ課金して遊びたいソフトを遊んだが、もうそれで十分。唯一期待しているエルデンリングのDLCPS4で遊べるはずなので、そちらで遊ぶ予定。

 

ゲーマーも高齢化していて、ゲームに費やす時間と体力がないんですよ。日々の生活に忙殺されている世代にとって、美麗グラフィックや究極の没入感が売りのトリプルAタイトルを遊べるほど気力が残っていない。気軽に遊べるスイカゲームで十分面白いんだと思います。

 

繰り返しになるが、消耗品であるコントローラーの値上げはユーザーにとって最も痛い。

それだけはやっちゃあいけねえよ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

旧モデルは在庫が無くなり次第終了ということになりますが、現在一番コスパが良いのがこちらのコントローラーダブルパック。コントローラーの値上げが確定しているので、これから買うならこちらがおすすめ。ものすごい勢いでアマゾンランキングを駆け上っています。

炎上ゲーを掴まないため我々ユーザーが出来ること

ダイの大冒険 インフィニティストラッシュ

内容の言及は避けますが、挑戦的なゲームです。

 

先日出されたファミ通の売り上げを見て驚きました。

 

スイッチ版 24367本

PS5版 9222本

PS4版 5255本

トータル 38844本

 

こんなにも多くの人が買っていることに戦慄します。

そしてこれが次回の集計時に0にならないことが怖い。

 

炎上ゲームが生まれるのを防ぐことはできないが、

買って損するのを防ぐことはできる

 

その視点で今回は記事を進めます。

買って文句を言うのが好きな人には全く刺さらない内容です。

 

面白くないゲームに1円も払いたくない

そんな人はぜひ最後まで読んでみてください。

 

スクエニに悪態をつく前に少しだけ考えてみませんか?

 

 

購入前に必ずチェックすべき3つの項目

 

発売日に新作ゲームを買うのはゲーマーにとって至上の喜びですが、

それは同時にとてつもないギャンブルでもあります。

 

ギャンブルに勝つためには情報を集めるしかありません。

 

1 開発会社の実績

2 ディレクター・プロデューサーの実績

3 体験版の有無

 

最低限これだけは調べることを強くオススメします。

もしこれを調べておけば購入は見送っていたはずです。

 

1 開発会社

そもそも開発会社って何?っていうのがあると思いますが、ゲームを作っている会社です。ここがゲームが面白いか面白くないかの最重要要素です。

 

今回のゲームで言えば開発会社はゲームスタジオというところで、スクエニではありません。スマホゲームがメインで、時々あまり動きが激しくないゲームを作っています。前作は藤井聡太の将棋トレーニングとなっています。

 

面白いアクション3Dを作る技術はもともと持ち合わせていないことが、過去作から読み取れます。

 

ラーメン屋に天ぷらを頼んでもなかなか美味しい天ぷらは出てきませんよね。

今回のゲームは、そういう状態です。頼んだのはスクエニなので、発注先を間違えたということですね。開発会社に非はありません。

 

開発会社を調べるだけで、どういうゲームが出てくるのかある程度は想像することができます。

 

レビュー等を見ると全てのゲームソフトをスクエニが作っていると勘違いしている人があまりにも多い印象を受けます。

 

開発会社を調べるのは基本中の基本です。

これだけでもやってください。

 

2 ディレクターとプロデューサー

プロデューサーは販売元(この場合はスクエニ)の責任者

ディレクターは開発会社の責任者が担当することが多い。

 

最低でもこの2つは調べましょう。

 

インフィニティストラッシュは途中でプロデューサーが交代し、発売を見届けることなく退社しています。このような状態で面白いゲームが出てくる可能性は相当低いです。

 

もちろんこれも事前に調べればすぐにわかります。

ディレクターの方のお名前は確認することができませんでした。

 

ちなみに同じスクエニでも、ちゃんとしたゲームはこのように関わったスタッフの名前が出てきます。

画像はニーア レプリカントのモノ。JPEG化されているのは責任感の現れ。

 

3 体験版の有無

実はスクエニは良心的なメーカーです。ここ最近発売された全てのスイッチ向けドラクエ関連ソフトで体験版が用意されていました。そのおかげで私もいくつか購入を見送ることができました。

 

「遊んで面白くなければ買わないでください」という選択肢が用意されているのはありがたいし、体験版を遊ぶことは購入するかどうかの判断材料になります。

 

ただし、このインフィニティストラッシュはここ数年の唯一の例外として体験版が配信されていませんでした。

 

2023年12月1日 ドラクエモンスターズ3 体験版あり

2023年9月26日 インフィニティストラッシュ

2022年12月9日 ドラクエトレジャーズ 体験版あり

2022年9月15日 ドラクエ10 オフライン 体験版あり

2020年12月4日 廉価版ドラクエビルダーズ 2 体験版あり

2020年12月4日 廉価版ドラゴンクエスト11s 体験版あり

2018年3月1日 ドラクエビルダーズ 1 体験版あり

2017年3月3日 ドラクエヒーローズ1・2 体験版あり

 

これがどういうことなのか、現状を見ればおわかりかと思います。

 

まとめ

1 開発会社の実績

2 ディレクター・プロデューサーの実績

3 体験版の有無

この3つを調べれば、どんなゲームが出てくるのか高い精度で予想することができます。

 

私はスクエニ不信で購入を見送ったのではなく、そもそも最初から興味が薄かったのですが、ここまで酷いゲームが生まれてしまったことに衝撃を受けました。

 

人によっては面白いと感じる人もいるでしょう。

神ゲーだという評価も人によってはあるかもしれませんが、一般的評価は紙ゲーです。どのレビューをみても同じ紙芝居が半分以上という記述があるということは、そうである可能性が非常に高いということです。

 

これだけのレビューが上がっているのにも関わらず、

「小さい頃からダイのアニメを見ています。評価はどうであれ、買うつもり」と考えている人がいます。こんな悲痛な叫びを見てると悲しくなってきます。

 

言いたいことは全て語ったので、ここでこの記事は一旦終了です。

お時間のある方のみ最後までごらんください。

 

ドラクエおじさん、そろそろ覚醒しようよ

「このゲームにお金を払うなら原作の漫画を全巻買って読んだ方がいい」

そんなレビューが散見されますが、そのとおりだと思います。

 

2021 バランワンダーランド

2022 バビロンズフォール

2023 フォースポークン

 

毎年、何かしらの話題を提供してくれていますが、今回は罪の重さが違う。

上に挙げた3作は全て自社で勝手に創作したオリジナルのIPです。

 

自分で責任を取ればいいのですが、ダイの大冒険は違う。

 

原作 三条陸 作画 稲田浩司

この2人が7年もの間、心血注いで作り上げた作品です。

 

1996年に連載が完結している古い作品を勝手に掘り起こして、

わざわざ泥を塗って埋めなおした。

 

「ダイ大ゲームにしたら売れるっしょ」

という安易な考えで企画を通した人間が間違いなく存在しているはずです。

 

それが何人いるのかわかりませんが、もし人として何かしらの責任を感じているなら、電子書籍で全巻購入して作者の2人に敬意と謝辞を示して欲しい。

そしてゲームを作る手を休めて、熟読してみてください。

 

なぜこのゲームが、発売初週に38844人が購入するに至ったのかを知ることができるはずです。

 

他人の作品の価値を下げた罪は、

「また炎上させちゃった。ごめんね」

じゃ赦されないと思いますね。

 

最も誠実な対応は、

「面白くない作品であることを正式に認めること」

「販売を停止すること」

ではないでしょうか

 

今回のはそれくらい酷いです。

 

メーカー側は、事前にプレイ可能だった東京ゲームショウや公式配信では、紙芝居パートを見せないよう厳しく管理した。そして普段は出すはずの体験版を出さない。つまりそれは隠蔽工作です。

 

メディアには共犯者もいます。

体験版が出なかった作品を唯一事前にプレイできるゲーム雑誌側は、あろうことかゴールド殿堂入りさせ「良質なゲームとしてオススメ」しています。忖度以外の何物でもない。

 

隠蔽と忖度。

そしてファンの盲目的なお布施。

巷で話題になっているあのニュースとやってることは全く同じですよね。

 

ドラクエ関連作品に無限に課金しつづける世代のことを

ドラクエおじさん」と呼ばれていることをご存知ですか?

僕も同世代だけど、自分たちの世代、バカにされて搾取されてるんですよ。

 

そろそろ面白いゲームを見抜く能力を養いましょうよ。

 

我々にできることは、出ている情報から事前にダメなゲームを見抜いてお金を払わないこと。それが勇者として覚醒するための唯一の手段です。

 

文句言うんじゃなくて、お金を払わないこと。

事前に調べて、自分で判断すること。

それが炎上ゲームをつかまないための最良方法です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

【注意喚起】任天堂スイッチ版メタルギアソリッド:マスターコレクションVol.1を購入するときに気をつけること

METAL GEAR SOLID:MASTER COLLECTION Vol.1

 

発売まであと一ヶ月を切りました。

スイッチでメタルギアソリッドシリーズを遊べることに歓喜したユーザーは多いことだと思います。私もその一人です。

 

 

ただこのソフト、仕様があまりにも特殊で炎上することが想定されます。

 

ダウンロード版を買って遊ぶ予定という方は特に問題ありませんが、スイッチのパッケージ版を購入予定の方は注意が必要です。

 

せっかくの名作を、気持ちよく遊ぶためにもぜひ最後までお読みください。

 

 

最初はメタルギアソリッドしか遊べないよ

 

まず、このゲームカードにはメタルギアソリッド1しか収録されていません

シャドーモセス島で悪さをするアレです。

 

公式サイトにも記載があります。

www.konami.com

 

メタルギアソリッド1のパッケージ版+それ以外のダウンロードコード

という認識で購入してください

 

当たり前ですが、パッケージを開封してすぐの初期状態だとメタルギアソリッドしか遊べません。

 

残りは追加でダウンロードする仕組みになっています。

METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY (MASTER COLLECTION版)

METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER (MASTER COLLECTION版)

METAL GEAR

METAL GEAR 2 SOLID SNAKE

・その他ボーナスコンテンツ

 

トータル22.7GB分のMicroSDカード(もしくは本体空き容量)が必要です。

 

ゲームカードだけだとメタルギアソリッドしか遊べない。

他を遊ぶにはネット環境とMicroSDカードが必要。

友達に貸しても友達は遊べない。

 

これだけは覚えておいてください。

購入予定の友達や親御さんがいたらぜひ教えてあげてほしい。

メタルギア好きの彼(旦那さん)に密かにプレゼントを考えている彼女(奥さん)も

彼の家にWi-Fiが飛んでいることを確認してください。

 

任天堂公式のストアページの容量も間違っていますね。

これだけの容量があって1.8GBというのはありえない(笑)

store-jp.nintendo.com

中古は待つな、買うな

中古市場は混乱が予想されます。

 

おそらく2 SONS OF LIBERTYや3 SNAKE EATERなどは、パッケージの中にダウンロードコードが封入されていて、そのダウンロードコードで管理する方法だと思います。

 

アカウントにダウンロード権が付与されるのは、1アカウントで1回だけでしょう。無限にダウンロードされても困りますからね。当然です。

※ダウンロード権は他のソフトと同様、アカウントが存在する限り消滅しないので、容量の都合でソフトを消しても再ダウンロードが可能です。

 

安くないので中古を待つという方もいらっしゃると思いますが、ダウンロードコードを使い切ったこのソフト(パッケージ)には、メタルギアソリッド1本分の価値しかありません。

 

中古でこのソフトを買った場合、かなりの高確率で「遊べるのはメタルギアソリッド1のみ」という地獄の結末が待っています。

 

中古取り扱い店もそれをわかっているので、買取価格もめちゃくちゃ安いはずです。

なので飽きたら売ることを想定して、このソフトを買うのもやめましょう。

 

容量が大きすぎて、ゲームカードに入らないことがその原因ですが、ユーザー想いではないですよね。パッケージ版の存在意義が問われているような気がします。

 

メタルギアに限らず、今後この手のゲームは増えていくと思うので注意深く見守る必要があります。

 

スイッチ版は画質が少し悪い

 

スイッチ版のみ突出してフレームレートも低いので、

「携帯モードでメタルギアソリッドシリーズを遊びたい」人以外は、

PS版、Xbox版、Steam版を買うのが正解です。

 

スイッチ以外だとパッケージ版はPS5しかありませんが、

PS5のパッケージ版にはきちんと中身が入っています。

 

PS4のパッケージ版はないので、

スイッチ or PS5となりますが、選択肢がある方はPS5をおすすめします。

一時代を築いた名作なので、PS5版は中古でもそんなに値崩れはしないでしょう。

 

パッケージ版の存在意義とは?

正直、こんな面倒なことが起きるならパッケージ版出さなくていいと思います。

容量が足りなくて中身が入ってない時点でダウンロード版なんですから。

 

ただ、世の中にはゲーム屋にふらっと立ち寄ってふらっとソフトを購入する人がいます。そういう人たちにとって、パッケージ版は強烈な販促になるので、このタイプのソフトがなくなることはないでしょう。

 

パッケージを集めたいというコレクターもいるので、それも理解します。気持ちはすごくわかります。

 

パッケージ版購入の最大のメリット

・ネットに繋がずに遊べる

MicroSDカード(本体空き容量)が不要

・他のアカウントでも自由に遊べる(2台目で制約なしで遊べる)

・カセットと本体がある限り半永久的に遊べる※1

 

※1 わかりやすくするためにあえてカセットと呼称しています

 

これらのメリットがなくなっているので、パッケージ版の存在意義はほとんどなくなっています。

 

最近この手の「全部入りでないパッケージ版」が激増しているので、購入予定の方は本当に注意してほしい。

 

DLCが全部入っているパッケージ版

 

 

数年前に発売されたこちらの2本のソフトはパッケージに全てのDLCが収録されています。そのまま友達に貸しても遊べます。

 

DLCが入っていないパッケージ版

パッケージに書いてありますが、サンブレイクはダウンロードしないと遊べません。もちろん友達に貸しても友達はライズしか遊べません。

 

追加48コースのうち、最後の8コースのみが収録されていない(ダウンロード可能)という謎仕様。

 

2種類ある追加コンテンツのうち、ゼロの秘宝は収録されているが、藍の円盤は未配信のため収録されていない(配信されたらダウンロード可能)。

 

任天堂の2本は、年末商戦に間に合わせるためだと思うが、全部収録してから発売して欲しかったというのが正直な気持ち。この中途半端な状態で誰が得をするのかよくわかりません。

 

DLC全部入り」のパッケージ版を販売するのは全然構わないが、それっぽいソフトを出すのならせめて「全部」をパッケージングしてほしい。それがユーザーの切なる願いです。

 

無意味な混乱が発生しないようお願いします。

 

最後に

この手の情報は事前に告知されているが、購入前に調べない人やパッケージの裏側の注意事項を読まずにレジに持って行く人もいる。

 

そして残念ながら世の中には理解できずに文句を言う人が圧倒的に多い。そのクレームやヘイトは販売店を直撃し、さらにそれはメーカーのお客様相談室にも返ってくる。複雑な販売形態はいつか必ず自分の首を絞めることになる。

 

もちろんメーカー側は利益の生じない中古市場に配慮する必要はない。それは当然のことだ。ただし、ユーザーに(中古で買えない以外の)デメリットが生じるような形でその目的を達成するのはフェアではないと思う。

 

もしよくわからない状態でパッケージ版(新品含む)を買うなら

「このソフトはネットなしでも遊べますか?」

と店員さんに聞いてください。

 

中古には何も期待しないでください。

メルカリ等での売買は避けることを強くオススメします。

必ずトラブルになります。

 

中身の入っていないパッケージ版・・・

コンテンツをダウンロードできないパッケージ版

掴まないように気をつけてください。

 

DLC商法にケチをつけるつもりはない。これからも利用させてもらう。

ただ、全部入っていると信じて(新品の)パッケージ版を買う人を欺くようなことはやめてほしい。

 

この記事を書いていて気づいたが、ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダムのDLCを出さなかったのは正解であり、英断だったと思う。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

マリオワンダー発売まで2週間。楽しみですね。

人気ソフトの発売時は、プロコンが市場から姿を消すことが恒例です。購入予定の方はお早めに。

【クリアレビュー】NieR Repricant V.1.22 ニワカだけど語らせて。何かしらの悲しみを抱えて生きている人には必ず刺さる美しい物語

© SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

 

ずっと遊ぼうと思っていたNieR Repricant(以下レプリカント)をクリアしました。

 

レプリカントをもっと遊びたい。

そしてNieR Automataをもう一度きっちりと遊びたい。

この世界にもっと浸っていたい。

それが今の正直な気持ちです。

 

今から2年ほど前、NieR Automataをクリアして、その感想を書き記していました。

今改めて読みなおしてみましたが、今と全く同じ感情が綴られていて笑いました。

2年前の自分がすでに書いているので何も書くことがない。(頑張って違うことを書きます)

 

何の因果か、先日配信されていたNieR Automata6周年記念の番組を視聴して、ヨコオタロウさんの生の声を聞くことができました。

 

「声がめちゃくちゃかっこいい」という超ミーハーな感想が第一印象です(笑)

話を聞くにつれて、なるほど相当の曲者(面白くてとんがった人)だというのが伝わってきました。でもクリエイターはこれでいいんです。それが支持されているわけですから。

 

私のような凡人は世間に忖度しなければ生きる糧を得られませんが、それをしなくていいのは優秀なクリエイターに許された特権です。忖度しなかったからこそ(手加減くらいはしてると思いますが・・・)、ヨコオタロウの名が世界に轟いているわけですから。

 

鬱展開が得意と言われているヨコオタロウさんですが、レプリカントを遊んでみて僕の中ではキャラクターに感情移入させるプロという評価が確定しました

 

物語や世界観に魅力があるのは言わずもがなですが、「白の書」というよくわからないモノを最終的には好きにさせてしまうキャラ作りは見事と言う他ありません。

 

わずか35時間程度、物語を触っただけのプレイなので深い考察はありませんが、忖度なしの正直度100%の感想です。私の個人的解釈でよろしければぜひ最後までお読みください。

 

A 個人的な感想

1 クリアまでの時間とやり込み具合

・クリア時間とゲームのボリューム

2周目(Bエンド)クリアまで約35時間

※全部のエンディングを見るには40~50時間かかるらしい。

 

・やり込み度

Bエンドまでクリア(イージーモード)

サブクエはスルー

 

NieRシリーズは周回を繰り返すことで、物語を深掘りする作りになっています。

1周だと何もわからないので2周目まで遊びました。

ここから先の物語は未プレイですが、サブスクではなく購入してじっくり遊ぶつもりです。

 

 
・没入度 MAX

退屈さを感じる瞬間がなかったわけではありませんが、物語への没入度が高い時間が多かった。リメイク版での飽きさせないための配慮が随所に見られ、心地よさを感じました。

 

2 ストレスポイント

どんなゲームにも必ず不満点はあります。

個人的にストレスを感じた点を挙げます。

 

・序盤は完全にお使いゲーム

お使いをして生活費を稼いでいるという主人公の設定上、仕方のないことなのですが、序盤ではお使いをこなして物語を進めることになります。物語に動きが出てくるまで少しの退屈さを覚えますが、ここを乗り越えられるかでこのゲームへの没頭度が変わってくると思います。2010年に発売されたゲームなのでそれは仕方ない。

 

・ファストトラベルがない

オープンワールドではないのですが、同じ場所へ何度も移動を繰り返すゲーム。そのゲーム性の中でファストトラベルがないのはやっぱり不便。せめてセーブポイントからセーブポイントくらいへのワープが欲しかった。

 

ただ、ワープが実装されてないことへの理由は、相棒のシロが語ってくれています。納得。

 

・ロード時間が頻繁に発生

移動はシームレスではなく、エリア切り替え時に待ち時間が発生します。

PS4+外付けSSDの私の環境で、エリア切り替え時の待ち時間が7~8秒ほど。通常のPS4だともっとかかります。

 

私は許容範囲内ですが、爆速ロードに慣れている人にとってはしんどいかもしれません。

 

NPCに話しかける時のカーソルが合わせづらい

話しかけられる合図として、オレンジ色に変わるのですが、なかなかオレンジに切り替わってくれない。

 

・突如挿入されるサウンドノベル

アクションRPGしか遊びたくない、遊べない人にとっては、このテキストを読んでいく時間は苦痛に感じるかもしれません。

 

ヨコオタロウの描く世界はそういう変化球が飛んでくるモノだと理解できれば、苦ではなくなります。爽快感とは無縁のプレイになるので、頭が冴えていて、集中力の高い時間帯にプレイすることをお勧めします。(私は寝落ちしました・・・)

 

解答部分はランダム生成なので、該当する箇所をきっちり読む必要があります。

 

読解力の低下は自分の人生(ゲーム体験)のクオリティを下げる。

ノベルパートの挿入は、それを伝える目的があるのかもしれません。

 

・物語が難解

僕は丁寧でわかりやすい解説動画を見つけて補完することができましたが、ゲーム単独で全てを理解するのはほぼ無理ではないでしょうか。

 

これはレプリカント(ニーアシリーズ全体)の長所でもあり、何度も遊んで理解を深めるゲームの特徴でもあるので、そういうものだと割り切った方が幸せです。

 

受け身で遊ぶと何も得られないので、人を選ぶ要素であることは確かです。

 

・崖の村、ハシゴが見つからない問題

見つけるまでは苦労した。「はしご探しゲー」となったのは良い思い出。

 

・イノシシ、足速すぎ問題

猪突猛進が過ぎる。ある意味ラスボス。

10回以上ゲームオーバーになりました。

 

3 快楽ポイント

どんなゲームも快楽がないと続けられません。

個人的快楽ポイントを紹介します

 

・音楽と世界観の完全な融合

相乗効果のレベルが尋常でなく、それぞれがお互いの良さを限界レベルまで引き出す。

 

いわゆるバトルっぽい曲が流れ戦闘をする昔ながらのやり方もテンションが上がって良いが、このゲームでは常に物悲しいBGMが流れていて、なんとも言えない感情が戦闘につきまとう。

 

ボーカル付きの曲を聴きながらダンジョンを歩き回るという普通ではない体験が、気がつけば普通になっているのがこのゲームの恐ろしいところ。

びっくりするほど馴染みます。

 

 

・オートバトルが超快適

メニューを開かずにボタンを押すだけで瞬時に切り替えられるオートバトル。

面倒な雑魚戦を、スタイリッシュバトルに変えてくれます。

それを第三者として眺めるのが気持ちいい。

 

ニーアのような超大作を何十時間も遊ぶと、戦闘が面倒に感じる時間が必ず訪れます。

そういう時はオートに切り替えてやりすごし、美味しいボス戦だけ手動で戦う。そんなズルも可能。

 

プレイヤー側の都合や戦略に寄り添った配慮が快適で、何周も遊ぶゲーム性にマッチしている。

 

強制戦闘はゲームを嫌いになる要素なので、このオートバトルがあることで、メンタルに負荷をかけずに物語を進められる。

 

・アクションが派手で爽快

オートでやり過ごすのも手だが、きっちり自分でバトルしても気持ちいい。

ボタンを押した時の反応が早いので手応えを感じやすく、快楽物質が出やすい。

 

片手剣、両手剣、槍とそれぞれのモーションが用意されていて、見ていて飽きない。

魔法も赤と黒の色使いが神秘的で、闇属性の魔法感が漂っている。

 

さりげなくオートバトルに切り替えて、自分がやっている感を出すこともできる。

 

ダッシュが速い

スタミナ等を気にせず、無制限に走れるダッシュが気持ちいい。それにアラレ走りで追ってくるカイネがキュート。そして浮いているエミールがシュール。

 

・シロとの何気ないやりとり

生真面目なニーアと堅物のシロ、2人の何気ないやりとりが小さな笑いを生む。

何度も何度も繰り返されることで、最後に大きな感動になって返ってくる。

 

・何が飛び出すかわからないダンジョン

歩いていると急に横スクロールに切り替わったり、見下ろし画面に切り替わったりと忙しい。

 

砂の神殿ではゼルダやマリオへのオマージュがあったり、洋館ではバイオハザードやFFやへのオマージュもあります。昔懐かしの「倉庫番」的な謎解きもあります。

 

一瞬プレイヤーを混乱をさせますが、楽しめる難易度に設定されています。

 

「そういうのはドラクエやFFでやってください」

王道を行かないそんな姿勢が大好きです。

 

・遊べば遊ぶほど深みを増す物語

1周目は片側からの視点からしか描かれていないのですが、2周目で双方の視点が提示され、断片的だった物語の全貌が見えてきます。

 

その両方の主張や思いが全て共感できるものなので、なんとも言えない哀しみが生まれるのですが、安易な感動に逃げることはなく、余韻の残る哀しい結末に終始している。

 

「これってどういうこと?」ってなることが多いですが、だからこそ考察したくなる。

ハマった人は、ゲームのプレイ時間と同じくらいニーアの世界のことを考えることになるでしょう。

 

悪を断罪するのは簡単だが、そんなことをしても何も得られない。

繰り返し、繰り返し、繰り返し、また同じことを繰り返す・・・

ゲームからはいろんなことを教わります。

 

B ゲームの大まかな紹介

 

1 ゲームのストーリーと特徴

 

遠い約束。千年の嘘。

 

NieR Replicant ver.1.22474487139...』は、2010年4月に発売された『NieR Replicant』をベースとしたバージョンアップ作品です。2017年2月発売の『NieR:Automata』の世界が形成されることとなった始まりの物語が描かれます。

主人公は辺境の村に住む心優しい少年。不治の病「黒文病」にかかってしまった妹「ヨナ」を救うため、人の言葉を話す謎の書物「白の書」とともに、一握の希望である「封印されし言葉」を探す旅に出かけます。

※オフィシャルサイトより抜粋

 

2 キャラクターの魅力

哀しみを抱えているが心優しくてまっすぐな主人公。

無駄に陽キャだったり、闇を抱えていなかったりしないので感情移入しやすい。

喋る主人公に感情移入できたのは初めてかも。

 

主人公のすべての行動の動機付けになっている彼の妹ヨナ。

ちょっとやりすぎな感もあるが純粋に助けたくなる。

 

相棒キャラのシロ

ヒロイン枠のカイネ

弟枠?のエミール

ネタバレになるので多くを語れないが、全員が魅力的で誰も嫌いにならない。

 

その他にも

砂漠の王子

武器屋の兄弟

洋館の執事

灯台のおばあさん

記憶に残る人々が多く登場する。

 

わずか35時間のプレイでこれだけ思い出せるのは、2周以上遊んで記憶に刻まれた証拠。どんなに魅力的でも忘れられたら意味がないからね。

 

3 ヨコオタロウさんの主要作品の簡単な紹介

2003 ドラッグオンドラグーン

2005 ドラッグオンドラグーン2

2013 ドラッグオンドラグーン3

 

2010 ニーアレプリカントゲシュタルト

非常にややこしいですが、物語は同じで主人公が違います

PS版がレプリカントXbox版がゲシュタルト

ヨコオさんが描きたかったのが少年キャラのレプリカント

海外向けにおじさんキャラを主役にしたのがゲシュタルト

ゲシュタルトはリメイクされていません

 

2017 ニーアオートマタ

レプリカントの後のお話

同じ世界ではあるが、続いているわけではないので、レプリカント未プレイでも全然遊べる。私はオートマタ→レプリカントという典型的なニワカの流れデス。

 

2021 ニーア レプリカントver.1.22474487139

今作(2010年のリメイク)

 

C ゲームとしての完成度の評価

1 操作性とUI

オリジナルのレプリカントを遊んでいないので比較はできないが、操作性もUIも相当洗練されています。

 

入力してからのレスポンスも良く、メニュー画面もわかりやすい。

物語を堪能するゲームだとは思いますが、アクションが不快だったらここまで面白さを感じられないはず。アクションが楽しいという大前提の上に、本来は面倒な何度も周回するという要素が成り立っています。

 

何が素晴らしいかって、アクションが苦手な人もきっちりクリアできて、爽快感も感じられるバランスに調整されているところです。

 

魔法の切り替えが少し面倒ですが、許容範囲。

 

2 映像とサウンド

音楽に関しては申し分ない完璧な出来。2010年に発売されたサントラを聴きながら執筆していますが、13年前の音源でも相当完成されています。

 

リメイクにあたって録り直しされているので、さらに良くなっているのでしょう。

 

映像に関してはリメイクされた2021年に求められるクオリティをきっちりと満たしていると感じました。「4K画質にしてあの絶景をもう一度」という声もあると思いますが、開発費が高騰するだけで得るものは少ないでしょう。

 

スマホのカメラと同様で、これ以上の進化は一部の目が肥えたゲーマー以外には必要ないというのが個人的見解です。

 

3 パフォーマンス

残念ながらロード時間は長いです。

PS5やゲーミングPCで遊んでいる人には関係ないと思いますが、PS4をノーマルのHDDで遊んでいる人には相当の待ち時間が生じているはずです。

 

SSDを入れると改善されるので、もし待ち時間が気になっていて、PS5の購入予定がないならSSDの導入もありです。セール時期なら5000円くらいで購入できます。

換装と言ってもUSB端子に差し込むだけなので、敷居は低いです。

 

PS4が現役なら絶対に導入すべき、劇的進化に驚きます。

 

D 概要とオススメできる人

 

1 やりこみ要素とボリューム

とりあえずクリアするだけなら15時間ほど。

さらに15時間で2周めを遊んでひととおりの物語を体験。

さらに残りの15時間で残りのエンディングを回収。

合計で45時間、そんな流れです。

 

サブクエをコンプすればもっと遊べます。

 

2 オススメできる人

・ニーアオートマタ既プレイ

・実はアクションが苦手で楽をしたい

・最低でも2周、遊ぶ覚悟がある

・深い話が好きで、考察する時間がある

・最低限の文章を理解する読解力がある

・妹がいる、もしくは妹が欲しかった

・口は悪いが、優しい女性に魅力を感じる

・王道以外のゲームにも耐性がある

・炎上ゲーム量産の現状にうんざりしている

 

3 ゲームの概要

 

NieR Repricant ver.1.22474487139

発売日 2021年4月22日

 

パッケージ版 / ダウンロード版 8580円

 

メーカー スクウェア・エニックス

開発 トイロジック

プラットフォーム PS4 / XboxOne / Steam

ジャンル RPG

対象年齢 

CERO:D(17歳以上対象)

 

必要な容量 28.4GB

 

E 最後に

オリジナル版の発売は2010年。

そんな昔にこんな恐ろしくとんがったゲームかつ心を動かされる美しくも儚い物語があったのか。当時それを遊んでいた人たちが本当に羨ましい。

 

型破りだからこそ、極上の体験ができる。

わずか35時間程度のプレイでそんなことを感じました。

 

サブスクでのプレイなので、期限が切れた今日以降は遊べません。

2023年の9月19日に追加されたばかりなので、おそらく1年近くは遊べるはずです。もしPS4やPS5をお持ちでPS+エクストラ以上に加入の方はぜひダウンロードして遊んでみてください。

 

トロフィーを確認したところ、Bエンドまでのクリア率は25%以下。サブスクに追加されたことで、クリア率はもっと下がるでしょうね。序盤だけ遊んで、「面白くなかった」と判断する人も増えるでしょう。それはサブスクの宿命でもあります。

 

確かに序盤はしんどいですが、そこを我慢しても遊ぶ価値はあると思います。

人を選ぶ作品だということになりますが、人を選ばない作品はありません。

 

今は積みゲーが多すぎて買えませんが、オートマタとレプリカントは必ず購入して遊び尽くしたいですね。その価値があるゲームだということが確定しました。

 

スイッチ版の発売に向けて動いているはずなので、PSを持ってない方はそれまで待つのもありかもしれません。

 

素晴らしいのはSpotifyなどの音楽のサブスクでサントラが聴けるということ。

ゲームを遊ぶ予定がない人もぜひこのサントラを聴いてほしい。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

はたしてレプリカントのスイッチリメイクは発売されるのか?

【購入レビュー】徹底比較!ワイヤレスホリパッドTURBO vs 任天堂純正品プロコン 結論:連射ホールド機能以外は純正の圧勝

 

任天堂スイッチ用プロコンのライセンス商品。

ワイヤレスホリパッドTURBO for Nintendo Switch

 

発売が発表されてから、即買いを決めてましたが、届いて少し使ってみたのでレビューします。

 

使ってみての率直な感想は以下のとおりです。

めっちゃ軽い

そして連射機能便利

ホールド機能もっと便利

 

・耐久性の高いプロコンを求めている

・アミーボを使わない

・連射もしくはホールドしたい

・純正以外で質の高いプロコンが欲しい

・純正が重くて疲れてしまう

 

そんな人にオススメのコントローラーです。

 

ちなみに、連射機能付きのコントローラーを買うのはファミコンジョイボール以来、人生2度目です。

ja.wikipedia.org

 

ビッグタイトルが出る度に、プロコンが品薄になるのは恒例です。

スプラトゥーン3の時も、

ポケモンSVの時も、

ゼルダティアキンの時も

例外はなかった・・・

 

2023年秋にはマリオワンダーとスーパーマリオRPGの2大ビッグソフトが控えています。

 

この記事を執筆している時はプロコンが安定供給されていますが、発売後はわかりません。購入予定の方は早めにプロコンを押さえておくことをおすすめします。

 

私はこの2本カタログチケットで購入予定です。

クッパ狩りを済ませ、チャージ済みです。

 

 

製品仕様の比較

hori.jp

 

任天堂純正品スイッチプロコントローラー = 純正プロコン

ワイヤレスホリパッドTURBO for Nintendo Switch = ホリターボ

※名前が長いので以上のように省略します

 

最も重要な仕様の違い

モーションIRカメラ

HD振動

・おしらせランプ

NFC(近距離無線通信)

以上の機能がホリターボでは使えません

 

モーションIRカメラはジョイコンのみの機能で、

元々プロコンには付いていません。

 

アミーボが読み込めない

HD振動機能がない

この2つが決定的な差となります。

 

これ以外で個人的に重要な差だと思うのが以下の2つ

・ボタンの割り当てを変える 非対応

・スティック補正とジャイロセンサー補正 非対応

 

ゲームによってはボタンの割り当てを変えることがあるのでこれは痛いですね。

 

サードのコントローラーを買う際に最も注意してほしい点、

スリープボタンでの起動や復帰は正式に対応しています。

 

重量

純正プロコン 248g

ホリターボ 172g

 

連続動作時間と充電時間

純正プロコン 40時間/約6時間

ホリターボ 15時間/約3時間

 

接続方式

純正プロコン Bluetooth3.0

ホリターボ Bluetooth5.0

 

有線接続

純正プロコン 対応

ホリターボ 非対応

 

バッテリー交換

純正プロコン 有償にて対応(税込で4290円)

ホリターボ 記載がないのでおそらく非対応

 

本品の充放電寿命は約500回との記載あり

スティックの高耐久を謳っていますが、スティックが長持ちしてもバッテリーがへたったら意味ないのでは?と思ってしまいました。

 

ホリターボの使用感

キャプチャーボタンやスリープ解除機能ボタンは普通に動作します。

ここは結構重要な要素なので安心です。

 

ジャイロセンサーも特に反応が悪いなどはありません。

 

握り心地も良くて、手に馴染みます。

中指、薬指、小指があたる背面は少しザラザラしていて、

純正よりも滑り止めが効いています。

 

手汗が多い人はこちらの方が良いかもしれません。

 

ボタンの押し心地は、全く違和感がなく快適。

純正と比べても安っぽさは感じません。

 

黒のボディーにワンポイントの赤が映えます。

個人的には見た目に関しては純正よりもこちらの方が好き。

 

サード製コントローラー独特のギラギラした「ゲーミングっぽさ」もなく、

シンプルなかっこよさが追求されているデザインです。

 

グリップ部分の継ぎ目がないので、ここにゴミが溜まることもない。

 

最大の売りで肝となる連射機能とホールド機能も使いやすく、

一度使えば説明書が不要になるくらい簡単でした。

 

連射速度は5回、10回、20回の3段階あり様々なケースに対応。

ただ、その速度に応じてLEDが点滅し状態を把握できますが、バッテリーの持ちに影響している可能性があり心配。親切なのか不親切なのかわからない機能です。

 

スイッチ以外での使用

プロコン同様、iPadiPhoneに繋げますが動作しません。

接続できるだけで、何もできません。

サードパーティー製のコントローラーは基本この謎仕様ですね。

 

所持している「クロノトリガー」や「ドラキュラX 月下の夜想曲」のiPad版はコントローラー対応ですが、このホリターボだと遊べません。純正プロコンはiOS16から正式対応しているので遊べます。

 

XboxもPSも純正コントローラーを持っていますが、純正はiOSやPC・Macへの接続ができるからありがたい。プレイステーションのリモートプレイやXboxのゲームパスのクラウドゲーミングなどで使える純正コントローラーの圧倒的強みを感じますね。

 

マイナスポイント

・ボタンの割り当て変更に非対応

非対応は仕方ないが、公式の商品ページに記載がない。

 

取り扱い説明書の16ページに載っていますが、購入前にどれだけの人が説明書を読むのかを考えると、公式ページに記載すべき重要事項だと個人的には思います。

ゲームが好きな人ほど使う機能です。

 

・バッテリーの持ちが半分以下

安いなら仕方ないが、このコントローラーは安くない。

 

連射ホールド機能追加の代わりにHD振動/アミーボに非対応。

値段はほぼ同じならせめてバッテリーの持ちは同じにして欲しかった。

 

・PCやスマホタブレットに接続して使えない

最新のiPhoneMacバイオハザードRE:4、ヴィレッジ、デスストランディングなどが遊べるようになりますが、今後iPhoneiPadでAAAタイトルのゲームを遊べる機会も増えるでしょう。

それを考えると、スマホタブレットに繋げて使えないのはマイナスポイント。

 

プラスポイント

・スリープ解除に対応

ホームボタンでのスリープ解除は最重要機能。

これがないと話になりません。

 

・連射ホールド機能が超絶便利

ブレワイ(ティアキン )での馬捕獲にLボタンの連打が必要ですが、連射機能を使えば押しづらいLボタンの連打も不要。性能が高い馬を捕まえる時に重宝します。

 

ポケモンSVでのレベル上げにもホールド機能が使えるらしいので、そのためだけに買うのもありでしょう。使い道は無限です。

 

・とにかく軽い

70gの差は大きく、びっくりするほど軽いです。

スプラトゥーンなどジャイロ操作を多用するゲームだと、この重さの差が勝敗に響いてきそうです。

 

・デザインがかっこいい

黒に赤という色使いがオシャレ。

 

・グリップ感が良い

滑り止めが効いていて手汗対策も万全。握った感じもしっくりきます。

 

総合評価

純正からHD振動、アミーボ対応、ボタン割り当て機能をなくした代わりに

連射機能とホールド機能とスティックの高耐久をつけた

そんなコントローラーです。

 

純正プロコンの供給が安定している今、アマゾンで6973円で純正が買えます。

その差はわずかに628円。(ホリターボの購入価格は6345円)

 

・連射機能とホールド機能

・軽さ

・デザインのかっこよさ

 

この3つに価値を見出せない場合は、素直に純正を買うのが正解です。

 

3000円くらいの中華の安物プロコンを買うのだけは絶対に嫌だったので、

任天堂ライセンスを持つホリのコントローラーを買ってみました。

 

今回調べて気づいたのですが、

1 バッテリーの持ちが半分以下

2 ボタンの割り当て変更に非対応

3 iPadに接続して使えない

 

この3つの差が純正とサードの決定的違いです。

 

ホリターボはライセンス商品なので洗練されていますが、もっと価格を抑えればジャイロ非対応、ボタンの押し心地や作りのチープさなどデメリットが追加されます。

 

コントローラーの扱いが乱暴な子供には、安いコントローラーを買い与えるのが正解だと思いますが、普通の大人ならば絶対に純正を買った方がコスパがいいです。

 

今回使い比べてみて判明したのが、迷ったら純正を買えということです。

値段が高いのにはそれなりの理由があります。

 

ゲームのストレスは、操作から来るモノが圧倒的に多いので、コントローラーにお金をかけるのはストレス対策としても有効です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ご購入の判断材料になれば幸いです。

 

税込6980円が定価。それ以上なら転売価格。

私は6345円で買いました。

 

税込定価7678円。それ以上なら転売価格。6000円代なら買い。

 

税込定価8228円。それ以上なら転売価格。

お孫さんやお子さんからねだられても転売屋から購入しないようご注意ください。

 

税込定価8228円。それ以上なら転売価格。

時々在庫切れしますが定期的に入荷します。ご安心ください。

 

store-jp.nintendo.com

公式オンラインストアから購入すれば、転売価格ということはあり得ません。

プロコンだけでも送料無料条件を満たすので、お急ぎの方は任天堂公式がオススメです。

 

 

XBOX純正 セール価格で4608円は超お買い得。

ゲーミングタイムセールは9月29日(金)まで。

スイッチには接続できませんが、PCでゲームをしたり、ゲームパスを遊ぶならこれが一番です。

【体験版レビュー】フレデリカ 主人公が副業をしている労苦ライクが超斬新、シンプルなゲームなので初心者にもオススメ

Ⓒ2023 Marvelous Inc.

 

フレデリカ体験版が想像以上に楽しくて、5時間以上遊んでいます。

この手の体験版は数時間でお腹いっぱいになってしまうのですが、そこを超えて遊んでいるということは夢中にさせる魅力があるのでしょう。

 

Ⓒ2023 Marvelous Inc.

完全にノーマークでしたが、癒しキャラ系ローグライク楽しい。

 

忖度なしの正直度100%の感想です。

購入を検討されている方、体験版を遊んでみようと思っている方。

私の個人的解釈でよろしければぜひ最後までお読みください。

 

youtu.be

 

 

A 個人的な感想

1 クリアまでの時間とやり込み具合

体験版なので省略

5時間ほど遊んで、それぞれのキャラをLv7くらいまで上げました。

 

2 ストレスポイント

どんなゲームにも必ず不満点はあります。

個人的にストレスを感じた点を挙げます。

 

・BGMが単調

体験版では一つのステージでしか遊べず、他のBGMを聞いていないのでわかりませんが、曲が単調で飽きます。もうちょっと音楽に力を入れて欲しかったというのが正直な気持ち。

 

・ダンジョンが殺風景

地下に潜るゲームなので当然なのですが、全体的に暗くて気が滅入ります。

 

・遠距離武器が当てづらい

弓や魔法など遠距離武器専用のキャラの攻撃が当たりません。キャラが向いている方角へ撃つ仕様なのですが、ロックオン機能が欲しかった。

 

・回避が正面のみ

バックステップ的な回避がほしかった。

 

3 快楽ポイント

どんなゲームも快楽がないと続けられません。

個人的快楽ポイントを紹介します

 

・姫が励ましてくれる

言葉がない世界なので、姫との会話が全てです。拠点でのアドバイスや昔話、ちょっとしたボケなどに癒されます。ボイスは花沢香菜さんが担当。もちろんボイスオフにもできるので押し付けがましくない。

 

・キャラが可愛い

Ⓒ2023 Marvelous Inc.

 

7人の仲間たちはもちろんのこと、敵キャラが可愛いです。そして名前がいい。ヤモリナイトやメイジヤモリなどそのまんまな名前ですが、わかりやすくて好きです。モコモコがかわいい。

 

・拠点がシンプル

Ⓒ2023 Marvelous Inc.

 

鍛冶場、工房、錬金釜、牧場、畑、調理場、倉庫、それぞれの移動が全て2秒以内に終わります。強化と育成を繰り返し楽しむゲームなのでこの配慮はありがたい。

 

・キーコンフィグが充実

Ⓒ2023 Marvelous Inc.

 

全てのボタンの割り当てが変更可能。攻撃はAボタンですが、それをRに割り当てたり、Bに割り当てたりできます。

その他も細かく設定が可能。UIも機能重視でわかりやすい。最高です。

 

・強化と育成がわかりやすい

経験値を集めてレベルアップ、アイテムを集めて素材や作物の生産と収穫、面影と呼ばれる武器のレシピを集めて武器の作成。理解しやすいのですぐに世界に入っていけます。

 

・バトルに爽快感がある

通常攻撃と3つのスキルを組み合わせたシンプルなバトル。倒した時の演出や音なども気持ちいい。連打しているだけでは勝てない硬さに設定してあるので、回避も重要で程よい緊張感もある。

 

B ゲームの概要

 

FREDERICA(フレデリカ)

発売日 2023年9月28日

Steam版は10月4日

 

パッケージ版 5478円

ダウンロード版 4930円(Switch版2023年10月16日まで10%オフ)

 

メーカー マーベラス

 

プラットフォーム Nintendo Switch / Steam

ジャンル アクションRPG

対象年齢 

CERO:A(全年齢対象)

必要な容量 1.9GB

 

言葉は希望か、絶望か。

くり返すたびに強くなるアクションRPG

7人の主人公が目指すのは、言葉を奪った王が潜むダンジョンの最深部。

倒したマモノからアイテムを入手し、拠点に戻って装備を強化。

ダンジョンに挑むたび、7人はどんどん強くなっていきます。

 

◆1人で進むか。7人でつなぐか。

剣や弓、拳や魔法など、7人はそれぞれ異なる武器で戦います。

1人の主人公で進むのも、仲間とバトンタッチしながら進むのもプレイヤー次第。

マモノに倒されてしまうと、手に入れたアイテムの一部を失ってしまうのでご注意を。

 

◆ダンジョンと拠点を行ったり来たり。

ダンジョンで入手したアイテムは、拠点に持ち帰って武器や作物を生産する材料にできます。

戦うほどに7人は強くなり、ダンジョンのより深くまで進めるようになります。

 

◆はたして言葉は悪なのか。

物語の舞台は、かつて言葉が奪われた王国。なぜ王は人びとから言葉を奪ったのか。

そして大穴で待ち受けるのは希望か、絶望か。

※メーカーによる説明です。

 

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C 最後に

仲間それぞれに固有の武器が割り当てられていて、それぞれを切り替えながら進んでいくシステムです。自分が得意な武器を持つ「推しキャラ」のみを強化していくのもありですが、道中で切り替えながら進むことでバフが付き、交代の恩恵を得られるようになっているのは見事です。この設定だといろんなキャラを楽しめますからね。

 

武器とキャラをセットにすることで、武器の装備切り替えだけでは得られない楽しみを提供してくれています。

 

ローグライクって難しいイメージがありますが、こういうキャッチーな絵柄にすると初心者でも入っていきやすく感じます。

 

敵を倒し、強化することに特化しているので、会話全般を面倒に感じる人、頭を使って謎解きや探索をしたくない人には刺さるゲームだと思います。

 

Ⓒ2023 Marvelous Inc.

 

個人的に面白かったのは7人の主人公が副業として、拠点での仕事をしていること。例えばファーマーは、ダンジョンでは槍を振り回しているのに、拠点に帰ったら畑を耕している。

 

昼はダンジョン、夜は拠点で労働。

主人公すら副業しないと生きていけないのが、時代の空気を反映していて切なさすら覚えます。気付くまでは「この鍛冶屋の人どっかで見たことあるな~」って思ってました。

 

体験版を遊ぶと、ローグライクにハマる人の気持ちがわかるはずです。

アクション苦手な人でも大丈夫な難易度なので是非遊んでみてください。