内向型の逆襲

心穏やかな生活を手に入れるために

「にわか」は何も語ってはいけないのか?その2

 

 

前回の続きです。

 

にわかが何かを語るとめちゃくちゃ叩かれる時代です。

「どうせアニメしか見てねーんだろ」

「全巻読んでから語れ」

昔からそういう人はいましたが、今は確実に増えているような気がします。

 

SNSの普及で自分の好きなことを語る機会が昔よりも増えた。同時に自分の好きなことを語る人に触れる機会も増えた。そこに自己顕示欲と承認欲求が絡んでめんどくさいことになっていると僕は分析しています。

 

名作はいつの時代も「にわか」だらけ

ここから先は少々のキメハラを含みますので、鬼滅ネタが嫌な方はブラウザバックお願いします。

 

鬼滅の刃はアニメから入り、勢いで全巻揃え、映画はまだ観てない。グッズとかは特に興味がない。そんな典型的な「にわか」の僕ですが、古参やガチ勢になることは多分ないでしょう。ハラスメントにならない程度に、ずっと「にわか」のまま楽しもうと思います。

 

僕もそうですが、自分がにわかであることを気にしている人がけっこう多い。その理由は、下手に詳しいそぶりを見せたりなんかしたら、古参やガチ勢にコテンパンにやられてしまうからでしょう。

 

出る杭は容赦無く打たれる。なんともめんどくさい世界です。

ですがここはあえて鬼滅ネタで攻めてみましょう。

 

第二十六話 新たなる任務

第二十六話 新たなる任務

  • メディア: Prime Video
 

 

(コインを投げて)

表が出たらカナヲは心のままに生きる

 

現段階でのアニメ最終話の名シーン。炭治郎はカナヲを自分の意志のある世界へ導きます。その後のカナヲの活躍は読んだ方なら知っているのでここで語る必要はありません。心のままに生きるのは素晴らしい。

 

にわかだから大人しくしていようという謙虚な気持ちは立派ですが、ここは炭治郎の言うように自分の心の中の声に従った方がいい。

にわかだろうが何だろうが、堂々と自分の想いや熱を誰かに伝えてもいいと思います。僕はそういうものを読みたい。

 

良い作品は常に新規を獲得しているから「にわか」だらけ。

にわかであることを気にしていたら何も始まりません。

 

何も違わない。私は何も間違えない。

全ての決定権は私に有り、私の言うことは絶対である。

お前に拒否する権利はない。私が正しいと言ったことが正しいのだ。

 

鬼の始祖、無惨のセリフですが実にラスボスらしく、清々しさすら感じます。

 

最終的に生き残ったのがどちらかを考えると、炭治郎と無惨どちらの声に従うべきかは明白。他者の心をコントロールしようとするのはあまりにも文化からかけ離れている行為です。

堅物古参はたぶん鬼舞辻無惨の信奉者でしょう。

 

今日鬼滅の刃を初めて観た人もいるだろうし、

ボヘミアンラプソディを観た人もいるだろうし、

僕みたいに最近ハイキューを観始めた人も当然いるでしょう。

 

日に日にファンが増えていく、それは優秀な作品である証拠。

文化とはそういうものであり、それをコントロールすることはできません。

熱くなれる作品やアーティストに出会えたことそのものが財産なのに、にわかとか古参とか、詳しいとか詳しくないとかで争ったりけなしあうのって勿体ない。

 

緊急事態宣言とかロックダウンとか、暗くて苦しい閉鎖的な状況だから余計にそう感じるのかもしれませんが、人が何かを好きになったり、夢中になったり、推したりする姿は尊い。そこには確かな希望があります。

 

にわかだからと萎縮している皆様へ

僕は読み始めたばかりの宇宙兄弟を語り、一度しか観ていない映画宇宙兄弟の感想を書いたりしてきました。最近では最後まで読んでいないのに鬼滅の刃を語り、クリアしてもいないのにゼルダの伝説を語っています。

おそらく数日後には、まるで連載開始当初から読んでいたような顔でハイキューを語りだすと思いますよ。

 

にわかだからこそ語れる事もあるし、映画なんて一回しか観てないのにレビューを書いている人が大多数。自分がにわかであることを気にしてたら損ですよ。

 

作品へのリスペクトや、他のファンへ配慮は必要だけど、熱い想いを綴りたいならそうしてほしい。好きなこと書きましょうよ。初見の新鮮な感動は一度しかないので、それを大切にしてほしい。

 

ただし、語ったり想いを綴ったりするのはSNSではないネット限定にしておいた方がよいと思います。不特定多数が書き込める掲示板とかは絶対にNG、身も心もボロボロにされます。

リアルでの対面やSNSでやりとりすれば強制になったり、不快に思う人もいるので無闇にやらない方がいいです。すぐハラスメント認定されるので、相手は慎重に選びましょう。

 

先日映画化決定のアナウンスがありましたが、これからスラムダンクにはまる若者も出てくるでしょう。素敵なことじゃないですか。

古参(の中のめんどくさい人たち)はその純粋な気持ちをつぶさないでほしい。

 

繰り返しになりますが、

良い作品は常に新規を獲得し続けているので「にわか」だらけです。

 

にわかなくして文化は成立しません。

にわかを蔑む不毛な「文化」がなくなりますように。

 

長い文章を最後まで読んでくれてありがとうございました。