老人ホームに入所している祖母に会いに行ってきました。
祖母なんて堅い言葉使ってますが、いつまでたっても僕にとっては「おばあちゃん」なのです。
体調は良さそうなのですが、相変わらず耳は遠く、こちらからの言葉によるコミュニケーションはほぼ不可能です。
今日が誕生日なのでそれを伝えるメッセージを手渡しました。
理解してくれたようです。
特に話すこともない、おまけに耳も遠い。
そもそも僕自身が話すのが好きじゃない。おまけに大した生活を送ってないので、こちらから報告することが何もないのです。
ただひたすら手を握っていました。
気持ちを込めて手を握る。
何もない僕にはもうそれしかすることがないのです。
現在は44歳のおっさんと、96歳の老婆。
40年前は4歳の子供と、56歳の若いおばあさまでした。
あの頃の僕を見守ってくれたばあちゃんを今僕が見守っている。
立場が変わり役割が変わっただけのことでしょう。
過ぎ去った40年という果てしない時間の重みを感じます。
言葉が伝わらないので、ただひたすら手を握っている。
人間に残された最終手段なのですが、最良の手段なのかもしれません。
魂が浄化されたような気がしました。
おばあちゃんの魂はわかりませんが、お腹がグーグー鳴っていました。
大丈夫そうです。
今回も僕の名前を呼んではくれませんでした。
僕が誰なのかは認識しているとは思うのですが、やはり名前を呼ばれないのは寂しいですね。これも時の流れ、仕方のないことです。
可能な限り人に優しくしよう。そう思いました。
人間というのは過度のストレスにさらされると、どういうわけかイヤな奴に転落してしまうので、不必要な負荷を自分にかけず、自分を保っていこうと固く誓いました。
人生は有限なのだからせめて心の中だけでも清潔にしておきたい。
■リセットウォーク
ちょっとだけエモい気持ちになったので、気持ちを覚ますために老人ホームの近くの海辺を散歩してきました。ドラクエウォークでリセットです。
この辺りにメガモンスターは出没しないようなので、安心しました。
初めて海岸線沿いをドラクエウォークしましたが、道路のない海岸には回復スポットや、家は出ないんですね。
いくつか「こころ」を拾ってから、帰路につきました。
普段はお見舞いをしたらそのまま何もせず帰るのですが、海岸の散策がセットになり密かな楽しみも見つかりました。
見知らぬ街を歩く、ただそれだけで楽しいのです。
家に帰ってから溜まったマイレージを福引券に交換。
最後のロト装備の10連福引をしたら、ロトのかぶととひかりのタクトが出ました。
強烈な引きの良さをみせてくれました。両方とも未所持で欲しかったんですよ。
「大切な頭を守れ」
「仲間を可能な限り回復させよ」
という長老からのメッセージだと解釈しました。
そりゃあ、こういう日に「敵を殲滅せよ」っていうロトのつるぎは出ないよね。
この2つの大当たり装備、明日からの新イベントへの最高の追い風になりました。
ありがとう。