人を責めることにものすごいエネルギーを使う人が世の中多いです。その先に何があるのか考えるのですが、何もないんですよ。
ただ人を責めるのが好き。問題を解決しようという気概は全くない。
世の中をつまらなくしている元凶はそういう人たちだと僕は思います。
さて、6月28日の夕方突然猛威を振るったアカウント停止(アカBAN)問題ですが、最近の星ドラが抱えているいろんな問題が浮き出てきましたね。
まずはアカウントの凍結が解除されたことはよかったと思います。ただ、心に残った傷のことを思うと可哀想でなりません。冤罪による死刑みたいなものですからね。
出張が多い人、アクティブに行動をする人ほどGPSで色々な場所にログが残り不正行為だと認識されるリスクが高い。その判断を機械任せにしてしまったことは大問題。
不正行為にはいろいろあると思いますが、GPSのログは明確な証拠として処分しやすい。
「取り締まりやすいから取り締まった」
ここが一番の問題だと思います。
めちゃくちゃな運転をする人は全く取り締まらず、ちょっと踏切で一時停止しなかった善良な市民を取り締まるアレに似てますね。
そもそも取り締まりが必要な機能は廃止でいいんじゃないですか?
僕は位置偽装のやり方も知らないし、してまでアイテムをもらおうとも思いませんが、それで何かしら得をするからやるんですよね。そこに問題があると思いますよ。
■すれ違い冒険者機能は完全に不要
元スマップの3人を起用してまで、始めたすれ違い冒険者機能。
実装から2ヶ月経ちましたが、個人的に楽しかった時期は一瞬でしたね。
田舎と都会のアイテムの差は我慢しますが、純粋に楽しくないんですよね。
アイテムを取るためだけに、スライムベスを倒したり、武器を強化したり、意味のないクエストを10回こなしたり。負担が増えただけ。
これってどう考えてもずっと楽しめるものじゃないですよね。
報酬が豪華なら我慢してやりますが、そうじゃない場合はやらない。アイテムが欲しいだけで、何か楽しい要素があるわけじゃない。
アタリの虹地図はほとんど出ない。(僕、一度も地面が割れたことないです)
そうすると誰もしなくなる。
地図の伝承もしなくなる。
フリフリそのものをしなくなる。
どんな世界でも楽しくなければ人は動きませんよ。
この現状を予想できなかったわけではないとは思います。ただ結果として飽きているユーザーが大半な状態の今、続けていくことに何もメリットはないと思います。
闘技場の素早さボーナスもすぐに廃止されたじゃないですか。あれでいいんですよ。
辞めどきは今だと思いますよ。
美味しくない料理をいつまでも出し続けるレストランってありますか?
1日6回ランダムで何かしらアイテムがもらえていたモガフリの方がまだ精神的負担が小さい分ミニコンテンツとして楽しめた。
すれ違い冒険者はミニコンテンツとしてはユーザーにかかる負担が重すぎるのです。
その上誤認でのアカウント凍結まで引き起こして、本末転倒とはまさにこのことです。
■ラーメン屋はラーメンに力を注ぐべき
もともと美味しいラーメンを提供していたラーメン屋がチャーハンに手を出し、カレーに手を出し、スイーツに手を出し、気がついたら肝心のラーメンに熱を注げず、ラーメンが美味しくなくなってしまった。
今の星ドラってそういう状態だと僕は分析しています。
GPSのログを証拠としてアカウントを停止してしまった。
機械任せで問題が起きたので、今後は目視確認を怠らないようにする。
それはそれでいいと思いますが、その手間がなくなればその無駄なエネルギーや、一握りの悪人を取り締まる手間を魅力的なコンテンツの開発に注げるのです。
美味しくないカレーばっかり作って、その洗い物をしている。
そのせいでラーメンが不味くなっているんですよ。
竜の試練みたいなやりがいのあるクエスト、最近全然ないじゃないですか。
全ての竜を倒せてない僕が言うのもおこがましいかもしれませんが。
あれですよ、ユーザーが求めているのは。
位置偽装してちからのたねをゲットする。
ほとんどのユーザーはそんなちまちましたことに興味はないですよ。
いろんなところに手を出しすぎじゃないですか?
リアルイベントとか必要ですか?
イベントそのものは盛り上がっていると思いますが、その一方で圧倒的多数の人が盛り下がっている。盛り上がっている絵だけを切り取る。
それこそが偽装なんじゃないですか。
今求められているのはそういうものです。
そこを充実させることでしか、信頼は回復しないと僕は思います。
コンテンツを増やすことは、宣伝は楽かもしれませんが絶対に信頼回復にはつながりません。