「継続は力なり」
誰もが知っている成功法則ですが、その継続が実は一番難しい。
継続する簡単な方法を知りたいのは私だけではないはずです。
2023年の12月からAudibleを使いはじめました。
本を聞くという文化に馴染めるか不安でしたが、明らかに生活が変わったことを実感しています。
無駄にYoutubeを視聴する時間がなくなり、家事の効率も上がりました。
洗い物をしながら、本を読むことはできませんが、
本を聞きながら、洗い物をすることは簡単です。
キッチンに立つ時間が長い人は間違いなくAudibleで元が取れるでしょう。
今回の記事では、美しい言葉に触れる利点から、おすすめのAudible本まで、Audibleで起きた変化について簡単にまとめます。
良質な言葉に触れることは最大の投資
若い頃は随分と自己啓発書を読み込みましたが、それがほとんど何の役に立っていないことは、現在の「成功していない」自分を見れば明らかです。
ただ、読書の習慣がついたことは大きな収穫でした。それまでは全くと言っていいほど本を読まなかったので、「本によって重要な知識を得る」文化があるということを知っただけでも幸運だったというべきでしょう。
今現在言えることは、知識もコネも何もない凡人が成り上がるためには、誰かの知恵を借りることが最も重要で、そのためには本を読むことが最も安上がりだということです。
誰が書いたかもわからないネットの記事を参考にして自滅するくらいなら、きちんとお金を出して本を読んだほうがいいと断言できます。
「成り上がる」なんていう物騒な欲望がない人も、小説やエッセイで穏やかでユーモアのある文章に触れることで癒された経験がある人も多いのではないでしょうか。
本を読む最大のメリットは、美しい日本語に触れられることです。
それは玉石混交のブログやYoutubeでは得られない特別な経験となります。なぜなら出版には編集者という文章のプロが関与して、ある程度の品質が保証されているからです。売れる見込みがあるからこそ本になるわけで、選抜のハードルを超えていることは中身に直結します。
「いかがでしたか系」と揶揄されるブログの、結論も何もないSEO対策だけ立派な記事をどれだけ読み込んでも、渾身の本の一行には敵いません。
※SEO(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)検索エンジン最適化
検索での上位表示にのみ特化された日本語と、お金をかけて編集された綺麗な文章では雲泥の差があります。「伝わればそれでいい」言葉と「心の底から伝えたい」言葉の差は大きく、良い言葉に触れ続けた時間の蓄積が人生に差をつけるのは当たり前なのです。
Audibleを聴き続けるということは良質な日本語を耳に入れ続けるということ。
内容のあるコンテンツを摂取し続けること。
Youtube視聴時間が激減するのも当然の結果かもしれません。
あなたも早くこのブログを読むことをやめて、Audibleの世界に浸ってほしい。皮肉や自虐ではなく心の底からそう思っています。
アレクサ+Audibleは究極の時短
まだこの記事を読んでくれている方々にAudibleの効果的な使い方を紹介します。
私は意志が弱いだけでなく、究極の面倒くさがりでもあります。さらに厄介なことに、年を重ねるごとにそのめんどくさがりが加速しています。最近はスマホをいじって好きな音楽を選ぶのも面倒くさくなったので、「アレクサ、オアシスかけて!」のような簡単にオーダーできる楽曲しか聞かなくなりました。
アレクサがやってくれないことは「面倒くさい」という認識になってきて、ダメ人間が1人できあがってしまったことを実感します。
目で読む方の本のサブスク、『Kindle Unlimited』もお試し契約していますが、圧倒的にAudibleの方が利用時間が長く、その理由も明白です。
「アレクサ、オーディブル」
このシンプルな命令で再生してくれるからです。
僕は一人暮らしをしていて、食事の準備・食事・片付けを1日3回こなしています。
それぞれが毎回1時間だとしても、1日に3時間は必ずキッチンで時間を過ごすことになります。Audibleを契約するまではその時間でYoutubeを視聴していましたが、今は全てAudibleに置き換わっています。
2日で6時間、それだけあれば新書なら1冊読了できますし、敷居が圧倒的に低いので習慣化しやすいのです。月に15冊の本を読むのは相当時間に余裕がないと難しいですが、Audibleならじゅうぶん可能です。
映像コンテンツを見なくなったので、キッチンのモニターを撤去しました。冬場は底冷えのするキッチンに長居できないというのもありますが、長時間Youtubeを視聴するのは明らかに時間の無駄だと気づいたからです。厳密にはYoutubeを視聴する時間ではなく、「次は何を見ようか」と考える時間とCMが無駄なのですが・・・
見ることがなくなり、聞くだけになったことでキッチンでの時間の過ごし方が実にシンプルになりました。
Audibleを利用して感じた4つのメリット
最後に、超個人的Audibleを利用して感じたメリットを4つ紹介します。
・イライラしない
・選択からの解放
・賢くなれる(気がする)
・家事の苦痛が減少
・イライラしない
Youtubeと違って、AudibleはCMがないのでイライラがありません。
アマゾンプライムもCMがないことになっていますが、プライム内での番組のCMが挿入されます。チンピラにしか見えない「格闘家」たちの熱い闘いや、金銭目的の花嫁探しゲームのCMを見せられても不快感が募るだけで、個人的にはそれは避けるべきノイズでしかありません。
興味がないことを見せられるのはストレスに直結します。
小さなストレスですが、それが積み重なることは大きな損失だと多くの人が納得してもらえるでしょう。
CMに中断されない世界は本当に快適です。コンテンツに没頭できるので、その満足度が上がるのは必然でしょう。
・選択からの解放
また、本はある程度連続したコンテンツなので、タイトルを選んだあとは、基本的に選ぶという作業がありません。脳への負荷が減るので助かっています。
Youtubeでおすすめの動画から次の動画を選んでいる時、退屈なテレビ番組の中から仕方なく番組を選んでいた30年前のテレビ全盛期を思い出します。
「チャンネル回し」していたことをよく覚えていますが、あれは究極の時間浪費でした。また無駄な時間であると同時に、「選択」で脳への負荷を上げて疲れさせてしまう愚かな行為だったのです。
・賢くなれる(気がする)
賢くなれるというのは大袈裟ですが、本当に必要な知識が得られることで賢くなったような気になれることは確かでしょう。
世の中への絶望を促す情報が多い中で、「世界にはこんな面白いことがあるんだ」と認識できること。そういった知への探究心が生まれたことは、「賢くなった」と呼んでも差し支えないと私は思います。
知的好奇心を刺激する本さえ選ぶことができれば、がっかりする可能性はYoutubeに比べて圧倒的に少ないでしょう。
賢くなる必要などありませんので、楽しいと感じる本を好きなだけ聞いて、ストレスを減らしたり、リラックスできる状態を作れば良いと思います。
ストレスまみれの状態よりも、賢い状態と言えるのではないでしょうか。
・家事の苦痛が減少
食事が終わってから洗い物を開始する時もシームレスに移行できます。
「この動画が終わってから」という無駄時間がないので、効率的に家事を終わらせることができるようになりました。本の中の話に没頭しているので、洗い物がいつの間にか終わっています。
もちろん洗濯物干し、掃除機がけ、雑巾掛けなど全てに応用可能です。今時、雑巾掛けをやっているかどうかは不明ですし、ソファに座ってルンバが掃除機をかけているのを眺めている人が大半かもしれません・・・
家事を苦痛だと思わない。これもまた大きなメリットだと実感します。
個人的おすすめコンテンツ
橘玲(たちばなあきら)さんの著作にずっと気になっていた作品があったのでまとめて読みました。
彼の文章は、強い言葉で読者を煽るような過激な表現は少なく、皮肉を効かせながら淡々と真実を語るスタイルが特徴です。元々雑誌の編集者をしていたという経歴を知って全てが腑に落ちました。
読者の興味を刺激するのが、本当に上手なので退屈しません。
『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』
『言ってはいけない―残酷すぎる真実―』
『上級国民/下級国民』
などがオススメです。
全てを紹介できませんが、『ノルウェイの森上・下』、『コンビニ人間』、『グラスホッパー』、『火花』、『そして誰もいなくなった』など最近の物から古典まで新旧の小説も読み漁りました。小説は苦手でしたが、Audibleだとお話に入っていきやすい気がします。
『火花』は堤真一さんの迫真の朗読が心地よく楽しく聞かせてもらえました。
『そして誰もいなくなった』のような外国人の名前が多数登場する作品は、個人を判別できなくなるのではないかという不安がありましたが、なんとか理解できました。海外の小説が大丈夫だったので、日本の作品は問題なく読み進められるはず・・・
自分の経験や価値観のみをゴリ押しする自己啓発は、全く入ってこない頭になってしまいましたが、彼女の文章はすらすら入ってきます。脳科学での知見による「圧倒的事実」を元に、柔らかい言葉で語りかけてくる文章が心地よい。癒しの時間です。
さいごに
月額1500円が高いか安いかは、人それぞれ違うと思いますが、僕のように1日3時間(家事の時間)確実にAudibleを聴く時間を確保できるなら元は取れます。ビジネス書一冊が1500円であることを考えれば圧倒的に安い出費です。
料理の準備・片付けの時間が、貴重な家族の団欒の時間だったりする場合は、Audibleを聴くわけにはいかないので、1人の時間が長い人向けのコンテンツだということは認識しておいてください。
これまでは、読みたい本を見つけてもなかなか時間を確保できませんでしたが、Audibleのおかげで本を読む敷居が劇的に下がりました。食事をしながら、食後の洗い物をしながら、ラジオ感覚で楽しんでいます。
美しい日本語に触れながら、知的好奇心を満たすのは最高の贅沢なのかもしれません。
陽キャが跋扈するあの知性のかけらもないCMがないだけで僕は幸せです。
長くなりましたが、よくわからないゴシップや、ママ友のSNSで不快な気分になるよりもAudibleを聴いた方が圧倒的に幸せになれるよという話でした。
もしあなたの闇が深いのならば、それは無料コンテンツの過剰摂取が原因かもしれません。有料(優良)コンテンツを積極的に摂取して、快適な状態を取り戻されることを切に願います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
無料キャンペーンの案内と解約方法(図解付き)
30日の無料体験キャンペーンをやっているので、興味を持った方はぜひAudibleを体験してみてください。無料体験後は自動更新で課金されるので、肌に合わなかった方は手動での解約を忘れずに。
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ちなみに契約初日であっても退会した瞬間に全てのコンテンツへのアクセスが不可になるので、契約が切れる前日にアラームを設定しておいて、その時に手続きするのがオススメです。