英傑の1人ウルボザは、ゼルダ姫を御ひい様と呼び続けます。
「御ひい様」という言葉に縁のない僕は、ゲーム内の造語か何かだと思っていたのですが、御姫様という漢字変換も可能な正しい日本語なんですね。
ウルボザがゼルダ姫をそう呼び続けた理由。本編では明かされなかったその謎がこのDLCで明かされます。
英傑ウルボザの詩 Ex 思い出した記憶その4
ウルボザのムービーの中では、本編神獣解放後のアレが一番かっこいいのですが、DLC版のムービーでも姉さんの格好良さは健在でした。
不意打ちしようとするイーガ団を見抜き戦闘開始。
盾でのジャストガードから峰打ちと雷攻撃で圧倒。
そして決め台詞。相変わらずかっこよかった。
なぜ私を御ひい様と?というゼルダ姫の問いへの答えはこうでした。
あんたが小さかった頃・・・
私の友達はいつもそう言って幸せそうに笑ってた
10年前のあんたはさ・・・
母親を亡くしたばかりなのに一生懸命前を見て
精一杯王国の姫をやっていて・・・
その姿を見ていたら・・・
いつの間にかね・・・
・・・強い戦士であると同時に
母性に溢れた女性だったのでしょうね。
カッシーワさんの解説に彼女の全てが詰まっています。
ウルボザの日記
王妃に似て美人に育つだろう・・・そう伝えると
器量より幸せに恵まれて欲しいと彼女は言った
娘を見つめるその姿はとても幸せそうだった
ウルボザと亡き王妃の良好な関係が伝わってきます。
その後王妃が亡くなり、日記の内容はゼルダのことが中心になってくる。ゼルダを見守る視線は母そのもので温かい。叙任式の様子も記されています。
ハイラル城での叙任式に参加・・・
運命を共にする仲間達と英傑に任ぜられた
ゼルダ リーバル ミファー そしてリンクは
次の時代を築く若者達だ
私とダルケルは彼らを支えていこうと思う・・・
理想の上司ダルケルと理想の母ウルボザに支えられるこの若者達。
厄災ガノンに敗北しないルートも見てみたい気がする。ゼルダ無双厄災の黙示録をやるしかないみたいですね。
最近ゼルダはよく笑うようになった
リンクとの仲も良くなってきた様子だ
これがあの子の修行に良い影響を
与えてくれるといいのだが・・・
しかし果たして間に合うのだろうか
各地で異変や魔物の出現が増えていると聞く
ゼルダに・・・御ひい様に時間を与えてくれと・・・
私は祈ることにしよう
神にではなく
あの子の母・・・私の友に
真面目さゆえに苦しんでいるゼルダ姫。それをよくわかっているからこその祈り。
ゼルダ姫が最後に覚醒したのは、この母ウルボザの祈りがあったからでしょう。
現在の族長、ルージュの部屋に置いてあるこのウルボザの日記。
幼くして母を亡くしたという意味では、同じ境遇にあるゼルダ姫とルージュ。ウルボザの日記を読むことで、ルージュも自分がウルボザに見守られていると安心することでしょう。
このあたりの設定は本当によく練られているなと感心します。
優しさの連鎖系に最近弱いので、このウルボザ編は心に響きました。