うちの猫が誕生日を迎え、4歳になりました。
拾ってきた猫なので正式な誕生日はわからないのですが、拾ってすぐに連れて行った獣医さんによると、ゴールデンウィークあたりに生まれたのではないかとのこと。
もう一匹の猫と一緒にみんなで平成・令和と時代をまたぐことができました。幸せなことです。
この子は去年の2月に結石になって苦しんでから食生活を見直しました。
水を飲まない子なのでカリカリを食べさせる時に、水を入れレンジですこしだけ温め、ふやかしてから与えています。おかゆみたいなものでしょうか。
それからは強制的に水を飲まされているので安定しておしっこもしているし、毎日食欲旺盛で元気いっぱい家の中を走り回っています。それを見ているだけで元気をもらえるし、癒されます。
4歳ということは人間に換算すると32歳。僕の場合は未熟すぎた20代からようやく抜け出そうとしていた頃にあたります。
この子の場合はどうだろうかと観察していますが、いまだにやんちゃな20代前半の若者のような振る舞いが多く、少し心配です。まだまだ怒りのパンクロッカーみたいなところがありますね。元気なのはいいことなのですが、加減をしらないところがあり、少しだけ手を焼いています。
子猫時代を思い出すと、夏場ショートパンツで家の中をウロウロできないほど、足に噛み付いていました。確かにもうそれはなくなりました。確実に成長しています。
噛み付いてくるのは何かしらテンションが上がっている時や本気で何かを訴えている時だけになりました。甘噛み程度なら可愛いのですが、この子の場合は全力です。ライオンが狩った獲物を引き裂く時と同じ顔をしています。この4年間で猫は全力で噛み付いてくる肉食動物だと刷り込まれましたよ。
後ろから全力疾走してきて、ふくらはぎに噛み付くのはそろそろやめてほしいのですが。
■猫に怒っても無駄、できることは対策だけ
最初のころは噛まれるとこちらも怒っていましたが、もう慣れました。4年も一緒に暮らすと噛むタイミングもだいたいわかってきます。
先日僕が豆乳を飲んでいるとカップを持っている右手に突然噛み付いてきました。助走がついているので、けっこうな威力です。かなりの量の豆乳がこぼれましたが、これも想定内。びっくりはしますが腹も立ちません。噛む可能性はゼロではないと思っていましたから。
僕は普段からiPhoneやiPadの周りにドリンク類を置かないように徹底しています。家でも外でも変わりません。この時も服とこたつの布団が少し濡れただけ。ティッシュで拭き拭きするだけで終わり。端末類はドリンクからはるか遠くに隔離してありました。
猫にスイッチが入っている時は、コーヒーを飲みながら端末やキーボードをいじるようなことはありません。いつこぼされるかわからないからです。
MacBookにコーヒーをこぼしたらその修理代が11万だったという以前読んだ記事のおかげです。ドリンク類は端末から徹底的に隔離しています。油断をすると一瞬にして世界の終わりが訪れるのです。
■猫が教えてくれた大切なこと
この4年間、とにかく対策ありきで生きてきました。もちろん猫は利口ではあるのですが基本的には言っても聞かないのですから。
こうすれば猫はこうするだろう、だからこうしよう。
その繰り返しです。
猫がiPhoneにコーヒーをぶっかけてiPhoneが壊れてもそれは自分が悪いだけ。猫に文句を言ったところで意味はないのです。
猫のせいにできない。起こったことはすべて自分の責任。
そう思って生きているので、人に対して文句を言うことも減りましたね。
人にぶつかられてiPhoneを落として画面が割れた?
人ごみの中でiPhoneをいじると落として画面が割れる確率が非常に高くなる。常に警戒することで落とす確率を下げることができる。それだけのことですよ。
握力を鍛えたり、落下防止リングを装着したり対策は無限。
人のせいにすることじゃない。
何かあったら文句を言えばいい。
腹が立ったら文句を言ってやろう。
そんな考えで生きている限り人は絶対に成長しないし、得るものは何もない。自分のiPhoneすら守れない。
もし僕が風邪を引いたら猫に餌をやったり、猫のトイレの処理をするのが辛い。そもそも自分が辛い。そんなことはわかりきったこと。だから僕は徹底して健康管理をしています。風邪をひくようなことは絶対にしないし、睡眠時間も確保しています。
すべては猫と自分のため。結果、皆が幸せになるのです。
猫は危機管理を徹底させてくれるありがたい神様です。
32歳といえども猫の瞬発力はアスリートレベル。油断したら負け。これからもその戦いは続きます。
いつまでも猫との戦いを楽しく続けるためにはこちらも精神と肉体を鍛え続けなければいけないのです。