直前の台風や地震もあったが、AIRJAM2018無事に終わったようだ。
SNS経由の情報しか知らないが、
ケンちゃん、なんばくん、相変わらずMC噛み合ってないんかい!
もはやそれでいいと思う。それこそがハイスタンダード。
AIRJAMは今回で7回目の開催だが、僕が参戦したのはAIRJAM98のみ。ハイスタの単独公演を観たかったのだが当時全くチケットがとれず、AIRJAMでようやく希望がかなった。はるか昔、約20年前の暑い夏の日だった。
結局それ以来一度もハイスタを見れてない。僕はおっさんになり20年の時の重みを感じるが、ハイスタンダードは今でもハイスタンダードのままのようだ。DVDに期待しよう。
■悲しい側面
AIRJAMに限らずフェスというものはそれぞれのバンドのファン同士のいざこざがある。残念なことだ。全出演バンドが大好きということはありえないので、自分が嫌いなバンドやそのファンをディスる傾向がある。
「他のバンドもリスペクトしようぜ」とアーティスト側は言う。それが一部のファンにはなかなか伝わらない。
言わなければリスペクトしない人々ってのは、多分言ってもリスペクトしない人々だと思う。他者をリスペクトするという概念がそういう人にはない。
■見なければ腹は立たない
AIRJAM98の頃は携帯電話のメールが普及し始めた頃で、僕なんかまだポケベルだった気がする(笑)。当然SNSなどなくて今より圧倒的に情報は少なかった。
僕にも興味のないバンドや嫌いなバンドもいたが、見なければいいだけの話でご飯を食べたり、トイレ休憩にあてたりしていたような記憶がある。時間が経てば次のバンドが始まるわけだし、悪口を言う必要も時間もない。いざこざも起きない。
そもそもきっかけとなる不平不満を書き込む場所がなかった
推測になるが多分SNSがファン同士のいざこざを助長しているような気がする。
大多数のうちのわずか一人がバンドやそのファンの悪口を言う
↓
それに同調する人がちらほら出てくる
↓
見つけて拡散する人が出てくる
↓
繰り返して大きな波になる
↓
それがさらに広まり最終的にそれが「大多数の意見」となる
SNSには人を団結させる力もあるが、簡単に対立を煽る側面もある。
ネガティブな情報ほど拡散されやすい。
人の本音はロクなものじゃない。知れば腹が立つし、対立も起こる。
世の中には知らないほうがいいことのほうが多い。
AIRJAM98の頃にはバンドの悪口を言っている人を見つける手段がなかった。だから余計な対立も起きず、みんなそれぞれいろいろあったとは思うが、みんな楽しく帰っていった。わかりやすく、シンプルな時代だった。
■楽しむ方法はシンプル
楽しみだけを共有したい人ばかりだといいけど、嫌な気持ちを共有したがる人も同じくらいいる。それは仕方のないこと。
今は不平不満を書き込める場所がいたるところにありふれている。
悲しいけど悪口を言う人はいなくならないよ。「いなくなってくれ」って叫んでも多分無理。楽しい気持ちを台無しにしてるのは実は他人ではなくて、余計な情報を仕入れてしまう自分かもしれない。自分の感情を抑制できない人はSNSを見ないほうがいい。
それが率直な気持ちです。
不必要な情報を入れなければ争いは起こらない。
ファン同士のいざこざはSNSを見なければ起こらない。
楽しむために必要なことはシンプル。