内向型の逆襲

念のため言っておきますが、ブログ名がとてつもなくダサいことは認識していますよ

あなたは18歳の青年を全力で怒鳴れますか?その2

前回の記事の続きです。

 

■怒鳴る人はもうその時点で狂人です

少し長くなりましたがここからが本題です。もう少しだけお付き合いください。

 

みなさんは、遅刻してきた18歳の学生を全力で怒鳴れますか?

 

まあ、ほとんどの人はノーだと思います。

18歳の学生を全力で怒鳴ってもメリットなんか何もありませんよね。

 

40歳を過ぎれば感じてくることだと思いますが、18歳の少年なんて小学6年生が6年だけ年をとっただけの可愛い存在です。中には生意気な子もいると思いますが、大抵素直なフツーの子です。それを全力で怒鳴るってかなり危ない精神状態です。

 

自分がそのおっさんと同じくらいの年になって、初めてあのおっさんの危険さがわかります。僕には無理ですね。怒鳴れません。なぜなら無意味だから。そんなことをしても相手は良い方向には変わらないし、確実に自分に害があるから。

人は怒鳴れば怒鳴るほど腹が立ってきます。それは火に自ら油を注ぐ行為です。

 

あの時代って怒鳴る人がやたら多かった。教員でも怒鳴って殴る人が普通にいた。病気でないとしたら、あれは間違いなく異常行動。でもそれが許される社会だった。許されているというか弱者が黙って耐えていたのです。

 

怒鳴る=思考することの放棄。人間としての理性を失った状態は、動物と同じ状態であることを意味します。怒鳴る対象が良い方向に変わることなんか全く考えてないから怒鳴るのです。

 

怒鳴らないにしても、明らかな威嚇的不機嫌表明はあの世代のおっさんの得意技。声のボリュームが小さいだけでやっていることは同じです。

 

なぜ怒鳴るかという心理もよくわかります。

相手が絶対に言い返して来ないからです。それがわかっているからそんな行動に出る。

上司や教師という立場を利用して、言い返さない人を選んで怒鳴りつける。それって人としてかなりカッコ悪い行為です。やり返さないとわかっていて殴る。卑怯者以外の何者でもない。そんな人が先生と呼ばれていた時代がありました。

 

思考停止の怒鳴り散らしが許容されてきた社会。

そんな社会を40年以上生きてきたおっさんが70歳になり改心するか?

悔改めるはずがない。それがみなさんご存知のおっさんクレーマーたちです。対処方法はありません。

 

あの頃やたらと怒鳴っていた人たちと自分が同じ年齢になって、怒鳴る必要のない人生にしみじみと感謝の念が湧いてきます。

怒鳴る人生ってつらいですよ。そして怒鳴られ続ける人生はそれ以上につらい。

 

怒鳴る人は避けるべき対象としてわかりやすいですが、僕は喜怒哀楽が激しい人とは距離を置くようにしています。喜びの表現が大きい人は、怒りの表現も大きいからです。

 

■怒鳴るのループの終わらせ方は逃げること

今時、怒鳴る人なんかいないはず。昔に比べて減っていると思いたい。

何も生み出さないし、明らかな時代遅れの行動じゃないですか。

 

そう思って、怒鳴るで検索してみました。面白い記事が出てきたので少し読んでみたのですが絶望しましたね。

やはり怒鳴る人は怒鳴ることを正しいと信じて疑わないみたいです。怒鳴る人の心理が明確に証拠として記されていて逆に勉強になりました。完全に昭和のままの価値観で生きてますね。この記事を書いた意味がありました。

 

「師匠、あの時怒鳴ってくれてありがとう」という価値観で生きている人はまた、自分の後輩を怒鳴ります。ただの思考停止の怒鳴るという行為を崇高な行為だと勘違いしています。だから怒鳴るの無限ループは終わりません。

 

怒鳴ることで人が変わったり成長するなら価値があるかもしれませんが、残念ながら変わりません。実際27年前に怒鳴られたことを根に持っているヤツがここに存在しているという事実。あの人は怒鳴る人だったな、殴る人だったなという認識だけがここにあります。

 

怒鳴っても人は変わりませんよ。

怒鳴られたことによって変わったことといえば、怒鳴る人を嫌悪するようになったこと。それだけです。

 

恐怖を感じ、トラウマになる。そして根に持つ。それが現実です。

怒鳴ることに感謝できるのはただ打たれ強かっただけの鈍感な人。耐性があっただけのこと、ほとんどの人にはそんな耐性はありません。

そんな無意味な行動を令和の現在も続けている。それは完全な思考の放棄で、動物以外の何物でもない。

 

もし身近に怒鳴る人がいるとしたらそれは環境を変えるサインかもしれません。

住み込みバイトなら終わりがあるからすぐに解放されるけど、そうじゃない仕事だと永遠に続きます。家族ならもっと厄介です。

怒鳴る人、不機嫌な人と一緒にいても絶対に救いはありません。確実に自分が病むだけです。

 

仕事でも家庭でも怒鳴る人間、不機嫌な人間とは距離を置け

 

それが僕の中での結論です。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

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  • 作者:片田珠美
  • 発売日: 2013/11/15
  • メディア: 新書