内向型の逆襲

念のため言っておきますが、ブログ名がとてつもなくダサいことは認識していますよ

向いてない人がその職業につく悲劇

ツイッターでたまに見かけていた小池一夫さんが亡くなりました。

82歳でツイッターをやっている、もうその時点で尊敬に値する。精神的には年をとらない人もいるんだな。

最後のツイートがモンキーパンチさんを偲ぶツイートっていうのもなんだか粋。

 

ツイッターのわずか140文字の中から伝わってくる繊細さや人柄にいつも癒されていたような気がします。リアルの何倍も世知辛いツイッター界を明るく照らした数少ない人です。

もしツイッターをこれから始める人がいるならば小池一夫さんだけをフォローして、今までのツイートを遡っていくだけで豊かになれます。

小池先生、お疲れ様でした。

 

■向上心がない人々の起こす悲劇

少し前のとある大臣の失言と辞職。

あれを失言と言わず何を失言と言うのかというほどの失言。それを何度も繰り返した上での辞職。向いてなかったということでしょう。

 

そして本人は「あれの何がいけなかったのか」としか思っていないと思いますよ。

ガサツな人と、繊細な人って恐ろしいほど使う言葉に差がありますから。

 

政治家になる人はみな偉いって子供の頃はなんとなく思っていました。今は「偉いって思われたい人」が政治家をやっているんだなという結論に達しました。立派な政治家もいるが、少数派。多くの人たちは権力が好きなんですよ。

多くの人を見てきて思うのは、威張りたいだけの人って基本的に向上心がないですよ。向上心って「自分はまだまだなんだ」って認識する謙虚さからくるものですから。

 

やはり人の上に立ちたい、立ち続けたいなら言葉を勉強しないと。感性を磨かないと。彼らは間違いなくそれをしていない。年を重ねれば勝手に良い言葉を使えるようになるわけじゃない。残念ながら学習しない人の語彙や表現力は、中学生の頃のまま増えることはありません。

 

頭のいい悪いって、向上心があるか、他人を慮ることができるか、ただそれだけだと思います。これまで失言で辞職してきた多くの人にはそれがなかった。

 

本来は人を慮れる人が政治家になるべきなのですが、人を慮れる繊細な人は政治家という仕事には向いてないし、なりたがらない。権力志向の人たちが集まるから、あんなガサツな連中が意味もなく罵り合ったり、居眠りをしたりする世界になってしまう。仕方のないことなのかなと感じます。

 

票を集めるための努力はするが、それ以外の努力を怠ってきた。あの人の発言からはそれがにじみ出ていましたね。

その人が本当に人の上に立つべき人なのかどうか。それを見極める重要な要素が向上心ではないかなと痛感しています。

 

向上心のない人はダメ。これは全世界共通の普遍の真理です。

 

■小さなプロ意識を持つことの重要性

コンビニの店員さんを見ていても向いていない人は本当に向いていない。

 

「PayPayでお願いします」

「は?ペーペー?」

 

どこのローソンにいってもPayPayのポスター貼ってあるじゃないですか?自分が使う必要がなくても、お客が使うのだからそれくらい勉強しましょうよ。

 

「いらっしゃいませ」

「ありがとうございます」

「少々お待ち下さい」

そんなことすら言えない店員さんもいる。

 

向いてない人はお客さんを確実に不快にしています。その先に

 

1、大勢のお客さんを不快にする

2、お店の売り上げが落ちる

3、給料がもらえない

4、辞職勧告もしくは解雇される

5、路頭に迷う

 

こんな単純なこともわからない。当たり前のことが想像できないんですよ。

自分のすべきことをする。この単純なプロ意識。

それをやらない、やりたくないのならその仕事には向いていない。

 

先を読むっていうと大げさですが、これをしたらこうなるっていう単純なことを想像できないのなら、これからの世の中を生きていくのはかなり厳しいかなと思います。

 

今できなくても悲観することはないです。

向上心は必ず期待に応えてくれますから。