内向型の逆襲

念のため言っておきますが、ブログ名がとてつもなくダサいことは認識していますよ

超個人的ビートルズ時代のジョンレノン楽曲ベスト5

本日12月8日は、ジョンレノンの命日。

亡くなったのが1980年なので、今年でちょうど40年です。

 

1940年生まれ

40歳で亡くなる

 

そんな彼が亡くなってから40年。毎年この時期はジョンレノンに想いを馳せますが、40年という時の重みを感じます。

 

ジョンレノンを追悼したい思いはわかりますが、それを個々の思想や信条のために利用することにかなりの違和感があります。

そこに故人に対するリスペクトがあればいいのですが、自分の歪んだ思想の実現のためにジョンレノンの名前を使うのは少し卑怯かなとも思います。

 

ジョンならこう言うに違いないとか・・・

 

言いたいことがあるなら正々堂々と自分名義で語ればよろしいかと。

 

■どんな偉人も嫉妬に苛まれていた時期があった

昔読んだ本の中で、「ジョン・レノンを敬愛している、彼の作品の中ではLet It Beが好き」と書いてあるのを見つけて、いやいやそれはポール・マッカートニーの曲ですよと伝えたくなったことを思い出します。一部のマニア以外は、誰が作った曲なのかとかはあまり意識しないで聴いているんでしょうね。

 

ちなみにLet It Beは解散間近の頃の曲で、当時はジョンとポールの仲も悪かったので、レコーディング以外ではジョンはほとんど関与していないはずです。ポールのソロ曲をビートルズで演奏した感じかな。

 

ビートルズの曲では作曲者が基本的にリードボーカルをとっています。

ジョージとリンゴ以外の曲は、楽曲のクレジットがレノン/マッカートニーとなっているので、ジョンとポールのどちらがリードボーカルなのかで作曲者を判別するしか方法がありません。

 

最初は判別できませんでしたがさすがに20年以上も聴きこむと、これはジョンの曲、ポールの曲、ジョージの曲、リンゴの曲だとわかるようになりました。

 

ジョン・レノン個人名義の曲は街やラジオなどで散々流れていると思うので、今日はビートルズの曲の中から、ジョンの曲という縛りでベスト5を選びます。

 

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ビートルズ・フォー・セール

ビートルズ・フォー・セール

 

 4枚目のアルバム、Beatles For Saleのオープニングナンバー。

ベスト盤に収録されないのが不思議なくらいの超名曲なのですが、この曲が選曲からもれるというところのビートルズの偉大さがあります。

 

「リプがない」ことをこんなにも悲しくも情熱的に歌い上げた人はジョンレノンが最初だったのではないでしょうか。

 

歌詞は悲しい話ですが、読み甲斐があります。

彼女or意中の女性が他の男と手を繋いで「自分たちの場所」に入っていくところを目撃する・・・地獄のような話です。

 

窓を覗き込み、

I Saw The Light(僕は灯を見た~~~)

I Saw The Light(僕は灯を見た~~~)

 

と絶叫するところは聞きごたえあり。

 

I saw the light

I nearly died

No reply

この韻の踏み方も美しい。

 

そして曲の終わりの箇所のコードが最高。ジョンの狂気と才能が発揮された名曲です。

 

歌詞の内容が道徳的に問題があるからベスト盤から外されたのかな?

今となっては平和の使徒みたいな扱いのジョンですが、1人の嫉妬深い人間(ジェラスガイ)だったということがよくわかります。

 

2 You’ve Got To Hide Your Love Away

ヘルプ!

ヘルプ!

 

 5枚目のアルバム、HELP!の3曲目。

当時人気絶頂だったボブディランを意識して作られた曲。

ボブディランになりきっているジョンレノンが可愛くもある曲。

 

3 In My Life

ラバー・ソウル

ラバー・ソウル

 

 6枚目のアルバムRubber Soulの11曲目。

これは有名な曲なのであまり語る必要はないかと思いますが、ハーモニーパートがとにかく綺麗なのでぜひそちらに意識を集中して聴いてほしいですね。

 

ジョニー・キャッシュ御大のカバーが秀逸。

渋すぎてびっくりするはずです。

 

4 Strawberry Fields Forever

MAGICAL MYSTERY TOUR

MAGICAL MYSTERY TOUR

  • アーティスト:BEATLES
  • 発売日: 2009/09/09
  • メディア: CD
 

 9枚目のアルバム、Magical Mystery Tourに収録。

僕の中では青盤の1曲目というイメージが強いです。

 

赤盤=バンド形態のビートルズ

青盤=やりたい放題のビートルズ

 

後期ビートルズらしく、いきなりメロトロンの音色から始まる美しい曲。

シタールやらブラスやらチェロやらいろんな楽器の音色が入っています。

歌詞の「いちご畑」というファンタジー的世界感もこの曲のふわふわした雰囲気とマッチしていて好きです。

 

5 Across The Universe

Let It Be

Let It Be

  • アーティスト:Beatles
  • 発売日: 1991/07/20
  • メディア: CD
 

 ラストアルバム、Let It Beの3曲目。

これも名曲なのであまり語る必要はないかな。

 

フィオナ・アップルのカバーが良い。

 

番外編

ベストシャウト賞 Mr.Moonlight

ビートルズ・フォー・セール

ビートルズ・フォー・セール

 

 4枚目のアルバム、Beatles For Saleの6曲目。

オープニングの5秒を聴いただけで、ボーカリストとしてのジョンの才能を感じられます。魂こもってますね。

 

これはカバーなのですが、Spotifyで気軽にこの曲の原曲を聴ける時代。本当にありがたいことです。

 

ちなみにビートルズ楽曲が多すぎてどれから聴いたら良いかわからないという人。

赤盤・青盤というベスト版をオススメします。

 

THE BEATLES 1962 - 1966

THE BEATLES 1962 - 1966

  • アーティスト:THE BEATLES
  • 発売日: 2010/10/18
  • メディア: CD
 
THE BEATLES 1967 - 1970

THE BEATLES 1967 - 1970

  • アーティスト:THE BEATLES
  • 発売日: 2010/10/18
  • メディア: CD
 

 これを聴いてまだ物足りなかったら、オリジナルアルバムを最初から。こんな順番が良いかと思います。

 

亡くなったミュージシャンへの最大の追悼は楽曲を聴くことです。