内向的でも堂々と生きていける

主に人間関係や楽な働き方について書きます。少しでも読んだ人が楽になれば嬉しいです。

DQ11 最後の砦での再会と和解

ネタバレありにつき、未プレイの方はご注意ください。

 

主人公を助けてくれた(釣り上げてくれた)漁師アラーニ。彼の小屋でひと休みしたあと、最後の砦へ向かいます。

地図で確認したところそう遠くない。デルカダール地方にそんな場所あったかな?と思いながら急ぎ足で向かいました。

 

■待ち望んだ再会

最後の砦に近づくと犬の鳴き声がします。その声の主はなんと飼い犬のルキでした。

ルキに連れられ向かった先に懐かしのあの人がいました。絶対に生きているはずだと信じていた幼馴染のエマとついに再会を果たします。

 

ユグノアの小屋でのマルティナと同様、エマちゃんも焚き木を抱えています。人間は太古の昔から焚き木を抱えた女性を守るべき存在だと認識するように創られているのかもしれません。

 

エマちゃんも元気そうで安心しましたが、少しだけ気になるところがありました。

「私よ。幼なじみのエマよ!」

冒険を開始してから一時的に離れ離れになったとはいえ、16年間も一緒に村で過ごしてきた間柄なら「幼なじみの」ってつけなくてもわかると思うんです。

 

この幼なじみのという言葉をわざわざつけた理由は「あれ?この子誰だっけ?」と思い出せないプレイヤーのためだと思われます。だれもが短期間で集中してやり込めるわけではない。中には一年以上かけてクリアする人もいるでしょう。その配慮が素晴らしい。

 

まさかこんなに早い段階でエマちゃんと再会させてくれるとは。クリアするまで会えないだろうと予想していたのですが、この再会は嬉しいです。

 

ホメロスの軍勢に焼き払われ廃墟と化していたイシの村は、最後の砦として生まれ変わっていました。構成が複雑すぎて覚えきれなかったイシの村。テントが無数に張られて、さらに複雑に、これは地図があっても迷います。

 

募る話しかない・・・二晩くらいエマちゃんと語り明かしたい。そんな気分なのですが、ドラクエはそれを許してくれません。

 

■偉大なる母ペルラ

エマちゃんに連れられて母、ペルラの元へ。

縫い物をしながら、仲間たちを鼓舞するペルラ。

 

さぁみんな!チャッチャカ手を動かして!

チャンバラは男どもにまかせな!

私たちの戦場はここだよ!!

 かっこよすぎる。醸し出す江戸っ子感。貴女も間違いなく勇者です。

 

エマちゃんとペルラ。2人の語り手を上手に使いながらこれまでのいきさつを説明。

あの方に連れられてここまで避難してきたとのこと。

あの方とは言うまでもない英雄グレイグ将軍。そしてデルカダール王もここにいることが明らかになります。

 

全ての元凶、デルカダール王。ウルノーガに乗っ取られていたとはいえ彼に良い気持ちを抱かないのは当然です。

そんなエマと主人公を母は諭します。

 

・・・あらあら。そんなカオするもんじゃないよ。

村を焼かれたことは忘れられないさ。

でもね人を恨んだって仕方ない。

 ペルラの度量はもはや神のレベル。長老さまと呼んでもいいほどの人格者です。小山茉美さんのシャープな声もキャラクターの魅力を最大限に引き出します。

 

■デルカダール王との和解

テントの中でついに真のデルカダール王と対峙します。

 

・・・許してくれとは言わん。

この業は民たちを守ることで返していくつもりだ・・・。

 

いつかこの時が来るだろうと思っていましたが、ようやく和解できました。

彼に罪がないことはわかっています。彼は彼なりに苦しみ、彼なりの罪滅ぼしをしていく。それでいいと思います。

 

ここでも主人公は何も語りません。いちばん言いたいことがある場面なのですが、何も言いません。

主人公には喋らせないのがドラクエの伝統。プレイヤーが感じたこと、それが主人公の思ったことなのです。千差万別、正解はありません。

 

ここで主人公が変なことを口走ってしまうゲームなら一気に冷めてしまいます。

「おめぇだけはぜってぇに許さねえ!」

「失われた人は戻らないんだぞ。返せっ」

「死して詫びるがよい。外道め」

何を言ってもしっくりこない。語れば語るほど、安っぽくなってしまう。

 

無言を貫くことで品性が保たれます。

ドラクエの世界では、黙して語らずが正解なのかもしれません。

 

このあとついにあの男と再会します。

英雄グレイグが最後の砦に帰還します。