世間を賑わせているあの話題とは別のことなのですが人間の構造はいつの時代も変わらないんだなと痛感しています。
パワハラ気質な人って必ずどこにでもいるんですよ。
僕の人生で唯一、わずか1日で辞めたバイト先があるのですが、そこの調理場の料理長的な人がパワハラの見本のような人だった。「新人の〇〇です。宜しくお願いします」と挨拶に言っても、ありえないほど高圧的な態度で接してくるのです。「初対面の人間にそこまでする必要ある?」っていうくらい。ありがちなぶっきらぼうな上司としてではなく、わがままな王様のような振る舞い。いきなり奴隷宣言。
周りの人も「根はいい人なんだけどね…」って必死にフォローしているんだけど、「あ、僕みたいな人間はここでは絶対にやっていけないな」と思い、その日の仕事が終わってから辞めました。
「根はいい人なんだけどね」って言われている時点で絶対にいい人じゃないから。
年齢や性別、地位や立場など関係なくお互いに敬意を払い合える関係。
それが僕にとっての理想の人間関係。仕事でもプライベートでも同じ。
もちろん自分としてやれることは実践しているし、敬意を払ってこない人は容赦なく排除していますよ。そうしないと敬意を払ってくれる人に失礼ですから。敬意を払わない人に使う時間や労力は僕の中にはもう残っていない。
人格否定は昭和的ダメな価値観の代表ですよね。
上に立たせてはダメな人ほど上に立ちたがる。
権力志向は人格否定志向です。
社会に出れば新人教育というものが必ずあるのですが、ここでの人選がその会社や新入社員の未来を決めると言っても過言ではないでしょう。
令和になった現在もいまだに新人教育を人格否定の場だと勘違いしている人。めちゃくちゃ多いです。いまどきそんなんじゃ誰もついてこないし、優秀な人ほど辞めていくよ。耐久力だけは強い優秀じゃない人材を残して一体何をしたいのか。
「お客様(クライアント)を喜ばせるために」という名目は立派ですが、
その内情はただの教える側の人間的未熟さからくる新人いじめ。
それがどれだけの新人を不幸にしてきたか。
人間的に優秀な人、穏やかな人は当然荒っぽい会社には残らないので、ガサツな人ばかりが残ってしまいます。
ガサツな人は文字通り、行動や言葉使いがガサツなのでかなりの人を不快にしています。場合によってはお客さんすらを不快にすることもあるでしょう。新人を精神病にまで追い込む人もいるでしょう。
そしてそれに自分では絶対に気づきません。
なぜならガサツだから。
「相手がそういう風に受け止めるとは思わなかった」
まさに必ずガサツが口にする常套句。
悪意があるのか、ないのかわかりませんが、相手を不快にしているなら結果は同じ。
そういうところへの細かい配慮。それこそが上に立つ者、新人教育をする者が最も意識すべきことだと僕は思います。
相手を不快にしたのと同じだけ、最終的には自分が不快な目に合うようになっています。
この世界は意外にもバランスが取れているのです。
人を喜ばせたい者、自分だけを喜ばせたい者。
その差は明確です。