内向的でも生きていけるはず

主に人間関係について書きます。少しでも読んだ人が楽になれば嬉しいです。

洗練されれば民度の低い人々はいなくなる

スターバックスと蔦屋書店と市の図書館が全て一体化した施設に行ってきた。駅前の一等地、というか駅ビルそのものがその施設だ。

 

「洗練されているし、コンセプトも斬新で明確だな」

という感想。圧倒されました。

 

今年の五月に完成したらしい。

図書館を駅前に作ることにけっこう反対があったという話を地元の方に聞いた。

「普段図書館にすら行かない人たちが来るはずがない」というご年配の方の意見。

確かにあれを図書館だと考えるとそうかもしれない。

何事も反対するのは簡単、肝心なのはその先を見通せるかどうかだ。

 

結局、完成した後は、

「いいもの作ったね~」

に変わったらしい。世の中、結果が全てです。

 

「本屋イラナクネ、てゆか漫画在庫スクナクネ」

という若者もいたが、大人になれば気づくでしょう。

 

民度が低い人々を自然淘汰するシステム

どこの街でもスタバ自体に集客力はあるので、スタバが醸し出すオシャレ感は大前提。

それプラス蔦屋書店が醸し出す知的な雰囲気。そこに図書館が乗っかった。僕はそういう風に感じた。

それぞれがお互いの良さを引き出す理想的なWin-Winの関係。店舗ごとのしきりもなくほのかにコーヒーの香りが漂い上品です。

 

スタバ側の席では若者が談笑しながらスタバ時間を謳歌していた。青春っていいね。

蔦屋サイドの窓側のテラス席にもコーヒーを置けるようなカップスタンドがあるので買った本をその場で読むこともできる。

本を読まずにヘッドホンで音楽を聴いている若者もいたが、それはそれでサマになっている。一人で佇んでいても違和感がない。

空間として洗練されている。

 

我が街の図書館でみかけるようなテラス席で昼寝をしているジャージ姿のおっさんもいない。無料施設にただ乗りするマナーのない人が多い。それが図書館の最大の難点だ。

あちらにも当然マナーが悪い人はいると思うが、洗練された施設がそれを自然淘汰し、民度の高さを維持している。そこが素晴らしい。

 

あれは本屋でも図書館でもスタバでもない。ただ集めただけの民度の低いショッピングモールとも違う洗練された複合施設。学ぶべきことは多い。

 

人が来ないと何も始まらない

都会でも田舎でも本屋もどんどん潰れていっているし、カフェや飲食店も容赦なく淘汰されている。単体のビジネスはどの業界も厳しい。

この洗練された施設を見て音楽を演奏する人間として感じたのは、ライブハウス単体でやっていくのは非常に厳しいなということ。

分母、つまりライブハウスに出入りするような人間が圧倒的に少ない。出演者同士でお互いを褒めあい、慰めあっているのが現状だ。言い方は悪いが盛り上がっているように偽装している。

 

例えばスタバ+蔦屋書店+図書館だと

・コーヒー好き

・おしゃべり好き

Wifi難民

・オシャレな空間好き

・インスタ好き

・本好き

・勉強するという名目でデートする高校生

・いわゆる意識が高い向上心のある人

・子供の絵本を探すお母さん

・電車の時間まで時間を潰す人(ここは駅ビル)

とにかくいろいろな目的で人が集まる。何をやるにしても人が来ないと何も始まらない。

 

これに比べてライブハウスはどうか。完全に逆のことをやっている。

もちろん僕はライブハウスに出入りする側の人間なので事情はよくわかるが、密室で音楽だけを聴かせるというスタイルがもう完全に古い。

 

「音楽を聴かせるだけ」「提供できるのは酒とソフトドリンク」ではお客さんは集まらないよ。

そして3~4時間よく知らない人の演奏を聞かなくてはいけない。負担が重すぎる。それプラス「副流煙吸い放題」が加わると体にも悪い。

その障害を飛び越えてまで、ライブハウスにお客さんとして入ってくれる人には逆にお金を払わないといけないとすら思う。

 

好きな人だけが少数集まればいいというスタンスなのかもしれないが、今の時代「にわか」を取り込まない限りどんなビジネスも成立しない。

夏フェスみたいな体験そのものが娯楽の場合は人が集まるけど、小さいライブハウスの小さいライブはそれとは違う。ライブハウスそのものに常連客がついていたのは、はるか昔娯楽が少なかった頃の話だ。

 

音楽関係者たちがよくやりがちな「オレも好きだからお前たちも好きになってくれ」のごり押しはスマートじゃない。

音楽をマジメに聴かなきゃいけない空間が仇になって、逆に潜在顧客を遠ざけているのではないかとも思う。

 

生演奏の未来

今後はライブハウスも音楽オンリーに固執せずに、もっとオープンに気軽に楽しめるスタイルに変わっていってもいいのではないか。

 

お客さんを楽しませる環境づくり、気軽に遊びに来てくれる入りやすさ、不快に思わせない空間づくり、真剣に考えないといけない。成功している例からは謙虚に学んで、取り入れればいいと思う。

 

・生演奏+ネットカフェ

例えば生演奏つきのネットカフェみたいな感じでパソコンやスマホでネットサーフィンしながらBGMとして生演奏が鳴っているのもありだと思う。

「あ、この人いいな」と思えば耳も澄ますし、目も向ける。そのままネットで調べて曲聴いたりブックマークしたりするでしょう。その方がよっぽどアーティストの将来につながる。

 

・生演奏+レストラン

生演奏レストランみたいなのも楽しそう。人がゆっくりご飯を食べるのに約1時間。演奏はずっと鳴っていて、ご飯を食べ終わって居座るのも、帰るのも自由。基本的にお腹が満たされれば人は満足するので、そのままの勢いで音楽も気にいってくれるかもしれない。

 

生演奏+何かしらの付加価値がないと今後は生きていけない。

繰り返しになるけど、音楽オンリーは人を遠ざける。人が来ないと何も始まらない

 

久しぶりに都会の施設に触れて、いろんなことを感じました。たまには都会に行かなきゃいけませんね。