内向型の逆襲

念のため言っておきますが、ブログ名がとてつもなくダサいことは認識していますよ

猫はしゃべらないからいいのである

この地球上に人間ほど無駄口を叩いて失敗してきた存在はいない。

そしてこの地球上に猫ほど余計なことを喋らずにただただ自分の可愛さをアピールする技術に長けている存在もいない。

猫の今日の繁栄はその可愛さとそのアピール能力の高さによるものである。

 

今日は猫の日

我が家の猫も相変わらず可愛いのです。現在1ニャンは膝の上、もう1ニャンはこたつの中で熟睡しております。

 

両方ともオス猫で去勢済み。完全室内飼い。

好奇心旺盛、かまってにゃん、気分屋、おこりんぼのクロシロが兄貴分、3.8歳。

おとなしいがビビリの茶トラ長毛が弟分、約3歳。

食べる、飲む、走る、寝るのルーティーンワークを毎日を繰り返しています。

 

僕は家で笑うことがほとんどない生活を送っていましたが、猫が来てから激変しました。1人で家の中にいてもよく笑うようになりました。猫のあらゆる行動が本当に可笑しく、そして可愛らしいのです。毎日見ていても全然飽きません。

 

当たり前の話ですが、ねこそれぞれ個性があります。

猫単体で面白いことをすることもあれば、猫同士の絡み合い・性格の違いから面白いことが発生する場合もある。

 

トムとジェリーが面白いように、ただ猫同士が全力で追いかけっこをしているだけで面白いものです。これは2匹以上猫がいる家の最大の特権ですね。

たまに僕自身が踏み台にされますが、それでいいのです。面白さは全てに優先します。

 

■お互いが健康であってこそ猫との生活は楽しい

実は去年の今頃、兄貴分の子が腎臓を悪くし生死の境をさまよいました。この子は水をあまり飲まない子なので、尿が固まり結石ができてしまったのです。

手術を終え、無事に帰ってきてからは食生活を見直し、毎日ご飯・ミルク・おしっこ・うんちの時間を紙に記録するようになりました。その甲斐もあって元気に過ごしています。

 

弟分の子も去年の今頃は盛りがついてしまい、家中のあらゆるところにマーキングをするようになってしまいました。

元々こちらの子は外で暮らしていた猫。ある日突然うちにやってきて寝泊りをするようになり、室内と屋外半々の時期を経て、最終的には室内飼いになりました。基本的におとなしい子なのですが、下半身のスイッチが入るとどうしようもありませんでした。

去勢手術を終えるまでのあの数週間は生きた心地がしませんでした。

 

猫との平凡な日常、それ即ち幸せなのです。

 

猫の学習能力は高く、最初の内はカーペットの上にうんちをしたりしていたのが、最近ではほぼ100%自分のトイレできちんとするようになりました。

元々外で暮らしていた猫だから多少時間がかかりましたが、猫の確実な成長を実感でき嬉しいです。

兄貴分の子は生後2週間くらいからここで暮らしているので、おしっこ、うんちは完璧です。

 

食べる・飲む・走る・寝るそして出すの健康的な生活をしていれば基本的には大丈夫です。猫は何もしゃべりませんから、こちらが積極的に健康状態をチェックする。

それは猫のためでもあり、自分のためでもあります。

 

もちろん僕自身も健康には最大限気をつかっています。

それが自分のためでもあり、猫のためでもあります。

 

■言葉が通じないメリット

猫と暮らし始めてもう3年以上が経ちました。

言葉が通じないデメリットよりも、メリットの方が圧倒的に大きいです。

今ではお互いが心の読み合いをしています。

 

猫の方も

「今オヤジは寝てるからご飯はどうせもらえない。起きてからおねだりしよう」

と考えていて、僕が起きてゴソゴソ物音を立て始めると全力でアピールしてきます。

 

僕も

「今ご飯をあげると1時間後には眠くなって寝るから、その時に外出しよう」

などと猫の行動パターンを理解して上での自分の行動計画を立てるようになりました。

 

言葉が通じないからこそ配慮できていることもあります。

もし猫が人間の言葉を話せたら、その瞬間多分僕は猫が嫌いになってしまうでしょう。

 

言葉は便利ですが、言葉に頼りすぎて「心」を使うということを人はしなくなった。言葉は通じるが気持ちが通じ合うことは絶対にない。これほど悲しいことはない。

 

自分の感情の不安定さを言葉を使って拡散するという愚かな行為を何度も見てきました。

そのままでいれば十分魅力的なのにわざわざ自分の黒い部分を世間に示したがる謎の行動。もったいないなあと思いますね。

 

猫は共感なんか求めません。それは猫の強さでしょう。

ただひたすら自由に毎日を謳歌しています。

その姿勢から学ぶことは多いと僕は常々感じています。

 

うちの猫たちも、外の野良猫くんたちも、みなさんが飼っている猫たちも皆が元気で、家族に笑いを提供する存在であることを願っています。