毎年恒例になってきて「またか」としか思わない。
成人式同様、ダメな奴はどこへ行ってもダメなことをする。マナーなんか訴えてもしょうがない。群衆は愚かな行動をすると相場は決まっている。賢い群衆などいない。ただそれだけのこと。それで解決。おしまい。
それだと面白くないので少しだけ考えてみる。
みなさんおっしゃっているように、ハロウィンそのものの意味などもはやどうでもよく、仮装して騒ぐだけのイベントに成り下がっている。新しさは何もない。企業にとってはグッズが売れればそれでよいのだろう。
騒ぐのが好きな人種には最高のイベント。自分自身にコンテンツがない人間にとってはまたとないチャンス。仮装すれば評価されるのだ。こんなお手軽に自分の承認欲求を満たせるイベントはない。
頭の中身がない人が騒ぐのだ
かぼちゃの中身くりぬいているでしょ?
あれはそういう意味なんですよ。多分。
自分の周りを見渡してみても、そういう人たちほどハロウィンに熱心だ。
それが全てだと思う。
もちろん全員が集まってバカみたいに騒いでいるわけではない。地味ハロウィンという言葉が生まれ、頭を使って笑いを生み出している人もいる。そちらの方が健全だし、面白い。バカ騒ぎに飽き飽きしている人は、卒業し新しい楽しみ方を発見し遊んでいる。
今後は地味ハロウィンの人々を応援していきたい。
昔から騒ぐという行為が苦手だった。僕にも当然若い時期はあったがその頃から覚めていた。今よりは騒いでいたと思うが、明らかに周りよりテンションは低かった。
騒いでいる人、盛り上がっている人たちを見て、半分羨ましがりながら距離を置いていた。それが僕の本質だったんだと思う。面白そうだけど、面倒くさそうだな。と当時は思っていたんだろう。
違う自分にはなれないし、自分に嘘はつけない。僕はそういう盛り上がってウェーイする自分が死ぬほどイヤなのだ。
今はその「面白そうだな」がなくなり、面倒くさそうだなとしか思わない。家で本読んだり、映画見たり、ゲームしてた方がよっぽどまし。ヒザに乗った猫を撫でてるほうがよっぽど幸せだよ。ウェーイだよ。
騒いでいる人たちは何が楽しいのだろう?
どれだけ考えても答えが出ない。
中身がないからあれを楽しいと思えるのだろう。
パリピという言葉の流行と同じ時期にこのハロウィン大騒乱が始まったような気もする。騒ぐ=楽しいという人たちとは一生交わることはないね。
頭の良い人はどんどん新しいモノを生み出している一方で、頭の悪い人々は最も頭を使わなくてすむ仮装という手段に依存してちっぽけな自分を満たす。
違う自分に変身できたとして、戻らなければいけない自分の辛さに耐えられる?
スマホに溜まった去年の仮装、一昨年の仮装、その前の仮装、さらに前の仮装。毎年、毎年出会った人に見せ続ける。そんな人生でいいのか?