内向型の逆襲

念のため言っておきますが、ブログ名がとてつもなくダサいことは認識していますよ

DQ11 倒しても終わらない魔王ウルノーガ

ネタバレありにつき、未プレイの方はご注意ください。

 

ついに魔王ウルノーガを討伐し、いちおう全クリアしました。

かかった時間は92時間くらいかな。

DQ7以降20年ぶりのナンバリングドラクエのクリアとなりました。

 

長かった冒険もここで終止符・・・というわけにはいかない終わり方。

To Be Continuedとはっきりと出てたので、このまま終われないようです。

邪神ニズゼルファが残っていることはわかっていて、魔王ウルノーガも一通過点に過ぎないのでしょう。

 

早速、天空魔城での激戦を振り返ってみます。

 

■邪竜軍王ガリンガ

天空魔城内で全滅したのはこの門番ガリンガだけでした。

装備も整えていなかったし、パネルも開けてなかったのが敗因ですが、ガリンガは普通に強かったです。

はぐメタ防具を買ったり、パネルを開けたりして、やるべきことをやれば勝てました。

 

天空魔城のダンジョンとしての完成度は高く、攻略している最中も全然飽きがこなかったです。基本一本道なのですが、それなりに仕掛けがあってほどよい難易度に調整されていました。

 

各階層をクリアするごとに、乗り物に乗って上の階に移動可能になり、ショートカットできるようになるシステムは良かった。これによってダンジョン内で迷うということから解放されました。

 

昔のドラクエに比べて難易度が低すぎるという意見もあるようですが、昔のドラクエが難易度が高かったのは時代のせいだと僕は分析しています。

容量が少なくて物語を詰め込めない。その分ダンジョンの難易度を上げてプレー時間を増やすしかなかった。そんな悲しい事情があったのだと思います。

 

実際このドラクエ11は物語が超がつくほど充実しているので、ダンジョンの難易度は必要ありません。時代が進んで技術も進歩し、描けるスペースが増えた。ダンジョンに難易度を詰め込む必要がなくなったのです。

 

DQ2ロンダルキアの洞窟みたいなのを今作っても誰も喜ばないと思いますよ。

 

■魔軍司令ホメロス

ベロニカの幻を見せるという悪趣味っぷりを披露してくれましたが、ようやくこの男との因縁に決着をつけることができました。

 

メイン火力のマルティナと主人公のMPがゼロだったので、グレイグ、カミュ、セーニャ、ロウというメンバーで臨みましたが、それでも勝てたのはセーニャ&ロウの超回復が効いたのでしょう。

 

予期せぬMP不足で、グレイグ対ホメロスという構図になってしまいましたが、物語的にはこれで良かったのかもしれません。

 

「お前のようになりたかっただけなんだ・・・」

グレイグに憧れ続けてきたホメロスの想いが痛いほど伝わってきました。

 

今の俺があるのはお前のおかげだ。

ホメロスなぜそれがわからぬ・・・。

 

グレイグの本心を知り、ホメロスは消滅。

 

ホメロスが持っていた誓いのペンダントを握りしめたグレイグ。

切ないシーンでした。

 

■魔王ウルノー

ラスボス前の回復&セーブスポット。最近のドラクエは親切ですね。

 

ベロニカが実は生きていて、ウルノーガ戦前に加入というシナリオを期待していましたが、残念ながら7人での戦いとなりました。

 

ルノーガが魔導士から魔王に変わってかなり顔はカッコ悪くなりましたが、声はあの渋い声のままでした。

 

ルノーガ、ウルナーガに分裂してからも特に全滅の危機を感じることなく、初見プレイで倒すことができました。明らかに仲間が強すぎですね。

 

■間違いなく過去最高のエンディング

このあとのエンディング。乗り物に乗ってそれぞれの故郷を回るのはドラクエの定番ですが、何度見てもいいものですね。

 

これ、順番がすごく良くて、最後に主人公、ロウ、マルティナと共にイシの村(最後の砦)に帰郷して、マルティナがデルカダール王と再会という最高の見せ場となっています。これは感動しますね。

 

まだ冒険は終わっていないのですが簡単な総評を。

誰一人嫌いなキャラのいない完璧なパーティーでした。

感情移入しまくりだったこの7人のキャラクターを生み出してくれた堀井さんと鳥山先生を始めとして、すべてのスタッフの皆さんにお礼を言いたい。プレイ開始してから約半年かかりましたが、本当に楽しかったです。

 

敵ではありましたが、やはりホメロスの存在がこの物語を面白くしてくれたことは間違いありません。最後は悲しい終わり方でしたが、心に残るキャラでした。

 

ゴージャス版についているボイスドラマのホメロスとグレイグの少年時代のエピソード。あれは泣けますね。ホメロスの生い立ちを思えば、闇落ちも仕方ないのかなと感じました。何かが少しだけ足りなかっただけなんですよね。

最初敵だったグレイグが仲間に入るという展開も熱かった。

 

数多くの城を訪れるうちのいくつかに過ぎない城も過去のドラクエにはありましたが、最初に訪れたデルカダール城が最初から最後まで物語の中心であり続けました。

世界中を旅したようで、実はデルカダールの周辺をウロウロしていた。そんな風にとらえることもできます。

 

まだ冒険は続くのでもう少しDQ11を楽しみます。

 

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S - PS4

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S - PS4

  • 発売日: 2020/12/04
  • メディア: Video Game