今回の記事はエルデンリング購入を迷っている方のための記事です。
買うべき理由、買わないで見送る理由それぞれをいくつか挙げました。
信者やアンチではない自分の個人的な意見です。もうすでに持っている人は、今回の記事を読む必要はないと思います。
エルデンリングの売り上げがすごい。
全世界での売り上げが1200万本、日本で100万本を突破したとのことです。
日本の人口が1億2000万人だとして、道ゆく人の12人に1人がエルデンリングを遊んでいる。ここまで来ると、ちょっと笑えますよね。
日本ではこの半分くらいかなと予想していましたが、正直ここまでとは思いませんでした。エンタメが飽和し、ミリオンセラーが出なくなった今の時代に、発売わずか20日ほどで達成したことは快挙。素直に拍手を送りたいです。
実際、それだけの価値があるゲームだと断言できます。1ヶ月近く遊んで、プレイ時間が100時間を超えましたが、発売日と同じ気持ちで遊べています。
「万人にオススメできるわけではない人を選ぶ神ゲー」
現在のところ、世間一般でもエルデンリングの評価はこんな感じです。
まさにそのとおりだと思います。
人を選ぶと書いてあるので、自分は大丈夫なのか?
購入を躊躇している原因はそこだと思います。
僕も無責任に買った方が良いとは言いません。ある程度時間や情熱をかけないと楽しめないゲームだからです。
その時間を確保できるならば、以下の記事をお読みください。
購入を迷う7つの要素
全クリはしていませんが、100時間ガッツリ遊んでみての正直な感想を踏まえた分析です。
1 高難易度ってどのくらい難しいの?
このゲームには雑魚敵という概念が存在しません。
あらゆる場所で、油断すると集団リンチを受けることになり、すぐに瞬殺されます。
レベルを上げていても関係ありません。多少打たれ強くなり、寿命が2~3秒増えるだけ。囲まれないための工夫をして、学習して倒すなり、回避するなりしか解決法はありません。
馬でのフィールドでの移動や、ダンジョンでのダッシュ移動に共通していますが、敵の理不尽な猛攻をかいくぐりながら、無意味な(無慈悲な)戦闘をさけ、目的地を目指すのもこのゲームの楽しい要素の一つ。敵が強すぎるからこその楽しみです。
ボスはさらに鬼畜仕様になっていて、攻撃パターンを覚えないとまず倒せません。
近づいていって、剣を振っていれば倒せるボスは皆無で、何かしらの学習要素を要求されます。ローリングで回避する、盾で受ける、スキをみてHP回復する、敵の動きを読み攻撃する。これらの基本を学習しないと倒せません。
ただ、「超高難易度」を「高難易度」に下げる程度の救済策は用意されていて、こちらも理不尽なほどにレベルを上げれば中盤のボスくらいまでは倒せます。終盤は到達していないのでわかりません。すみません。
僕は死にゲー・フロムゲーの完全初見プレイヤーで、ブレスオブザワイルドやゴーストオブツシマをクリアした程度のアクションゲームのスキルですが、鬼門と言われている「星砕きのラダーン」までは倒せました。推奨の倍くらいまでレベルを上げすぎてしまって後悔していますが、それでも強かったです。
難しいゲーム、死ぬゲームが苦手な人は購入を見送るべきでしょう。
楽しめないと思います。
2 クリアできるの?
個人的には全クリできるかどうかに関しては諦めています。
「全クリ以外の要素を遊び尽くす」ことに重きを置いています。
1 アクションの腕を磨く
2 レベルを上げる
3 武器を強化する
4 各種アイテムを集めて強化する
全クリするにはこれだけの要素が必要で、特に死にゲーにおいては、1が最も重要な要素です。ただこのゲームでは、アクションの腕を磨くのが難しい人のための、救済策が豊富に用意されています。それが楽しい。
倒せないならレベルを上げる、武器を強化する、タリスマン・戦灰・遺灰など戦闘を有利に進められるアイテムを集めるなどすればクリアできるようになっています。
クリアできる保証はありませんので、全クリに固執するなら買わない方がいいかもしれません。
3 そもそも何が楽しいの?
理不尽さを突破した喜びでしょうか。
ボス戦だけでなく、ダンジョンやお城にも理不尽な仕掛けが用意されています。理不尽なのですが、必ずそれを突破できる道が用意されていて、上手に立ち回ればクリアできます。アクションの上達というよりも、抜け道(解決方法)を発見した喜びの方が大きいです。やってることは「勇者」ではなく「盗賊」ですけどね。
適正レベルで挑んでいないので、ボス戦に関しては何も言えません。
それでも僕のアクションスキルでは強いボスばかりなので、倒せると嬉しいです。
挑戦や発見を楽しめる人は買いだと思います。
4 何を楽しむゲームなの?
エルデンリングの楽しみ方には、2種類あると思います。
1 推奨レベルを守り、ギリギリの戦いを挑む
2 物量や戦略で安全に攻略する
僕は完全に後者なので、強化要素や素材・アイテム集めを楽しんでいます。
ゆるふわ勢向けの回り道コースもちゃんと用意されています。
楽しみ方に関しては本当に人それぞれで、
「推奨レベルを遵守し、マゾゲー・死にゲーを楽しんでこそソウルライクだ」
「レベルを上げまくり、ぶっ壊れ戦技で強敵をハメ殺せ」
どちらも正解だと思います。
それができるのならそれをやればいい。僕はそう考えています。
PS5を持っていて、爆速死に戻りロードが体験できるなら、ギリギリの戦いを挑むことにも挑戦できたかもしれませんが、毎回15秒待つのがあまりにもしんどいので、僕は後者を選びました。いつかPS5でプレーできる環境を手に入れたら、レベル縛りのプレイをやってみたいですね。
アップデートで調整されてしまい今はできませんが、「霜踏み攻略」みたいな明らかに楽しくない「ぶっ壊れ戦技」は使わない方向で楽しみます。
楽しみ方は無限なので、自分で楽しみ方を探せる人は買いです。永遠に遊べます。
5 なぜあんなにも高いの?
通常盤の定価9240円(税込)は高いという意見もあります。
理由は明確で、ゲームソフト2本分以上のボリュームがあるからです。
やることが多すぎて何をやったらいいかわからなくなるので、次は何をやるべきか的なメモが必要になります。探索要素だけで、それくらいの密度です。それに加えてアクション・死にゲーの要素があるので、ほんと無限に遊べます。
10000円という価格設定について、高いと考えているなら、ソフトを2本買ったと思うしかないですね。実際それ以上遊べるわけですから。
遊んだ時間を10000円で割れば、安い買い物だったと思えるほどの超絶ボリュームです。
安いゲームをコスパよく遊びたいと考えている人はこのゲームは買いじゃないです。
6 ロード時間はどんな感じなの?
これに関しては、PS5版を遊ぶのが最適解。
死んだ後のロード時間が全然違います。
PS4 HDD 30秒
PS5 8秒
かなり雑ですが、これくらい違います。
PS4版での検証もしているので、興味のある方はこちらの記事もご覧ください。
PS5を持ってない場合は、PS4+SSDでロード時間を短縮。
PS5 もしくはPS4+SSD、現状はこの2択。ノーマルHDDのPS4で遊ぶことはオススメしません。死ぬたびに30秒待たされるゲームを楽しく遊べますか?
現時点で迷っているなら、購入せずにPS5の抽選を待ちながら様子を見るのも全然あり。とにかく死ぬので、ロード時間が短い環境で遊ぶのが最もストレスが少ないです。
SSDの読み込みの速さありきで作られているので、HDDのまま遊びたい人には不向きのソフトだと言わざるを得ません。つまりPS4のノーマルのまま遊びたいなら、買うべきではないソフトということになります。
7 ゲーム実況はできるの?
フロムソフトウェアの公式見解をまとめると、攻略動画や編集をした実況動画の収益化はOKですが、ライブ配信からの収入「スーパーチャット」などはダメみたいです。
生配信を目的にゲームソフトを買う人もいるみたいなので言っておきますが、実況(生配信)したいならPS5でやってください。
PS4では死に戻りのロード時間が長すぎて、死ぬたびに30秒ロード時間を挟むことになります。編集のできない生配信では、死ぬたびに視聴者を30秒待たせることになり、無意味な雑談を30秒聞かされる羽目になります。ほとんどの人が間が持たないと思うので、ある意味これは死にゲーよりも地獄です。
エルデンリング=死にゲーは、死を繰り返すゲーム。「死に様を誰かに見せるゲーム」の生配信をしたいなら最低限のマナーとして、ロード時間の短いPS5や高性能のパソコンを用意しましょう。
個人的には生配信には全く向かないゲームだと思います。
スーパーチャットで稼ぎたい系の人には不向きのソフトです。
結論、PS5やゲーミングPCを持っているなら迷わず買うべきソフト
そして、今現在エルデンリングの購入を迷っている方
・PS5を持っているならすぐに買ってください
・HDDのPS4なら購入はオススメできません
まとめるとこんな感じですね。
ガチ勢でなくても楽しめるゲームですが、やっぱり死にゲーなので、ロード時間を短くするかどうかがこのゲームの評価に大きく関与してきます。
僕は2021年の3月頃(ちょうど1年前頃)にブレスオブザワイルドを初クリアしました。発売から4年が経過していましたが、全然楽しめましたよ。良いゲームは時間を超えてきます。
エルデンリングも5年、10年経っても変わらず価値の下がらないゲームになることは確実です。2022年のゲームオブザイヤーもほぼ確定でしょうね。(※個人的には対抗馬であるブレワイ続編は2023年に延期になると予想しています)
今遊ばなかったとしてもエルデンリングの価値は不変のモノ。
PS5を手に入れた数年後に、DLCの全て入った廉価版を5000円くらいで手に入れて遊ぶのも、全然ありだと思います。
実際僕はこれからダークソウル3をそんな感じで遊ぼうと思っています。
エルデンリングがいつ終わるかどうかがわかりませんが・・・
長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。