ガンズアンドローゼズ、通称ガンズ。
そのNovember Rainが名曲すぎるので紹介させてください。
ちなみに僕が初めて買った洋楽のCDはガンズでした。
November Rainの簡単な曲紹介
ガンズはどこからどう見てもハードロックバンド。耐性のない人にはかなり騒々しいロックです。ですが、今回紹介するNovember Rainはバラード。ロックが苦手な人も聞けるアレンジです。
1991年に2枚同時発売された「Use Your Illusion」の1枚目(黄色いジャケット)の10曲めに収録されています。翌92年にシングルカットされ、ビルボードランキング3位も記録しています。
ハードロックバンドは「バラード曲でその認知度を高める」そのお手本みたいな曲ですね。本当に美しい曲です。
まずは曲を堪能してください。9分越えの長尺の曲が17億回再生されている理由がよくわかると思いますよ。
ビデオクリップの楽しみ方
曲の良さは伝わったはずなので、次はビデオ内のギターのスラッシュ(アフロの人)に注目してください。この曲では主演スラッシュと言っていいほど最初から最後まで彼がかっこいい。結婚指輪を忘れたアクセル(ボーカルの人)に差し出すシーンは鳥肌モノです。
この曲では3回ギターソロがあって、それぞれに見所があります
スラッシュは指輪を渡した後、最初のギターソロに向けて教会を立ち去ります。ギターを弾くために結婚式を途中で抜け出すのが、ギターキッズの心をくすぐりますね。
最初はギターを弾いている彼の姿に釘付けで気付きませんでしたが、さっきまでいたはずの教会がどう見ても小さすぎる。かっこよくギターを弾いているのですが、「そんなことより教会の大きさ!ギター弾いてる場合じゃないだろ」と突っ込まずにはいられない名シーンです。
2回目のギターソロは、同じ場所なのですがギターを弾きすぎて、夕方になってます。ギターヒーローになるにはこれくらいやらないとダメなんだね。
そして3回目は感極まってピアノに登ります。
これが最高にかっこいい。オーケストラとピアノ、そしてその中心でグランドピアノの上に登ってギターソロを弾く。音楽ビデオ史上に残る名シーンです。
今だったら「ピアノに登るなんてけしからん」とそちら方面からお叱りの声が飛んできそうですが、そういうのも許容された時代でした。
Nothing lasts forever even cold November rain
永遠に続くものはない 冷たい11月の雨ですら(降り止むのだから)
個人的には、歌詞のここのフレーズが大好きです。
この曲のコメント欄にファンの方々の思い出が綴られているのですが、30年の思い出がつまっているだけに本気で泣けます。もし時間があれば読んでみてください。
最後に
11月もあと少しとなりましたが、11月の雨の日に聞いてほしい名曲です。
毎年11月には必ず聞いているのですが、今年で30回目。あの熱狂から30年かと思うと、感慨深いものがあります。
いつかはこの曲について熱く語ろうと思っていたので、こうやって語ることができて良かった。
ちなみにカバー曲もいくつかチェックしましたが、Steve'N'Seagullsのバージョンが一番いいですね。こちらもオススメです。
今回このバンドを発見できたのが最大の収穫でした。他のハードロックの名曲もカバーしてるので、そういうのが好きな人にはたまらないと思います。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。