内向型の逆襲

心穏やかな生活を手に入れるために

ふぁみこん昔話 でぃすくしすてむ

ゲームを積む。買ったソフトを遊ぶ時間がなく、ソフトだけが増えていく。

そんな贅沢が当たり前になっていますが、積むことが許されなかった時代の話です。

 

ふぁみこん昔話では、個人的体験を元にしたファミコン世代の「あるある」や「ないない」を書き綴ります。シリーズ物を計画していて、現在執筆予定なのは以下の4本。

 

ゼルダの伝説

スーパーマリオブラザーズ

メトロイド

ドラゴンクエスト3

 

今後も面白そうなネタを思いだせれば追加する予定です。

 

現時点で確定していることは、どうでもいい話が多いということ。

人生が豊かになったりとか、収益が増加したりとかそういうのは一切ありません。

 

できれば誰かの役に立つ記事を書きたい。 そう思う一方で時々どうでもいい記事を書きたい衝動に駆られます。ふぁみこん昔話は、そちら側の欲求を満たすための記事です。

 

お暇な時のみお付き合いくださいませ。

 

1986年2月21日、ディスクシステム発売の衝撃

ゲームソフトの話をする前に、まずはディスクシステムが発売された当時の話をします。

任天堂のサイトにまとめページがありますので、お時間のある方はどうぞ。

 

 

ディスクシステムの発売は革命でした。

何が革命だったかといえば、書き換えというシステムです。

フロッピーのようなディスクにゲームが入っていて、それを自分の好きなゲームに書き換えることができたのです。

 

「カ・キ・カ・エ」

子供達の夢を全て叶えてくれる魅力的な言葉でした。

 

「カセットの時代は終わり、これからはディスクの時代だな」

当時小学生だった僕も、時代の変化の風を感じることができました。MDやiPodが登場した時の空気に似ています。

 

今でも覚えているのですが、なぜか僕はこのディスクシステムトヨタのディーラーで買いました。おもちゃ屋で買うより少しだけ安かったと記憶してます。もちろん新品です。

 

なぜあんな場違いな所に置いてあったのかは未だに謎ですが、もしかすると新車購入者へのプレゼント用だったのかもしれませんね。

子供のわがままを許容し、本来は売り物ではないディスクシステムを売っていただきありがとうございました。

 

だだっ広く子供だけで入ることはまずないあの独特の空間に飛び込んでいき、

「すいません、ディスクシステム下さい」と告げた自分の勇気を褒めてあげたい。

その情報を拡散した近所の子供のネットワークも凄い。

 

500円で夢を買い、その代償として夢を消す

デパートやおもちゃ屋に設置された「ディスクライター」という専用の書き換え機でディスクの中身を書き換える仕組みです。ただしこの機械を自分で操作することはできず、「メトロイドに書き換えてください」みたいな感じで店員さんにお願いする必要があった。おそらく小学生の暴走を防ぐためだと思われます。

 

書き換えは全て500円。それまで4000円くらい払わなければいけなかったファミコンのソフト。それがわずか500円で入手可能になり、当時の小・中学生は全員が狂喜乱舞しました。ちなみにディスクにゲームが入った状態だと2500円くらいで売られていました。

 

500円で新作を遊べる。その代償として、そのディスクに入っているソフトは消去する必要がありました。追記はできず、上書きのみ。共存は認められない厳しい世界です。

 

謎の村雨城を遊ぶためには、ゼルダの伝説を消さなければいけない。

悪魔城ドラキュラを遊ぶためには、メトロイドを消さなければいけない。

 

この選択に苦しみました。

消してもまた買い直せばいいのですが、それは大人の理屈。当時の小学生にとって500円は大金。書き換えは永遠の別れを意味します。

 

何が辛いかって、やりこんだセーブデータも一緒に消えるのです。今はゲームのデータとセーブデータは別で管理できますが、昔のゲームはセットになっていて切り離しできませんでした。

セーブができることもこのディスクシステムの売りの一つだったのですが、結局、自分のプレイ記録を消すのが嫌だから、新しいディスク(ソフト)を買うのです。

やはりセーブデータが一番のお宝なんですね。

 

今ではインターネット経由でダウンロードソフトを安価に手にいれるのは当たり前ですが、1986年当時はこれが最先端の技術でした。

巨大なサーバーの代わりに端末を店頭に設置、そこにユーザーがディスクを持って行ってダウンロード。今ネット経由で出来ていることを、かなりアナログな方法でやってますね

 

ちなみに任天堂のオフィシャルサイトにその残骸が残っています。

文字化けしてますね

 

このページ自体が当時のインターネットの雰囲気を醸し出していて、見応えがある。

 

スーファミ時代はローソンでのみ書き換え可能なニンテンドーパワーも登場したが今回は割愛します。

 

 

最後に

書くことは尽きませんが、ディスクシステムの登場は画期的でした。

調べてみたら1986年に発売された任天堂ディスクシステムのソフトはほとんど遊んでいます。積むことなく遊んでいたので、かなりの時間を費やしたのは間違いありません。

 

毎日価値観のアップデートをしなければ、自分の人生に納得できない。いつの間にかそんな息苦しい人生を送ってしまっています。ゲームを書き換えただけで満足できていた精神的に裕福なあの時代の自分を羨ましくも思ったりします。

 

このディスクシステムのローンチタイトル、初代ゼルダの伝説を小学6年生の僕が遊ぶわけですが、それはまた次回に。