内向型の逆襲

念のため言っておきますが、ブログ名がとてつもなくダサいことは認識していますよ

台風10号への備えで得たもの

風対策のためにまとめた荷物や機材を元に戻す作業を開始しました。

 

指先がやたら痛いのですが、原因はおそらくテレビやステレオにつないでいたRCA端子(赤、白、黄色の端子)を抜いたりしたからだと思います。

コンポ、DVDプレイヤー、MDプレイヤー、TVこれらを全てアナログ系のケーブルで接続していたのですが、音楽はSpotifyとPC内のMP3、映画アニメなど映像系はアマゾンプライムで全て完結しています。

 

音楽はスピーカーとブルートゥースアンプがあればなんとかなるし、TVもHDMIケーブル一本で接続が可能です。効率を考えると映像と音を別々に接続する必要がある古いシステムは処分する時期なのかもしれません。

 

 

最近見ていたドラマ逃げ恥で「システムの再構築」という言葉がありました。ウチもシステムの再構築が必要で、今後はシンプルなシステムの中で生きていこうと決意しました。以前と同じ状態に戻すことはなさそうです。

 

無意味に保存してあるUSBケーブルやRCAケーブルも処分します。MDプレイヤーももういらないかな。

 

非常時持出し用の荷物の中に入っていたスイッチ(据え置き型)とスイッチライトを見て、立派な大人になれていないことを実感しました。

 

持ち出そうとしていた荷物

・通帳とハンコ

・財布と現金

・MacbookPro&MBP用アダプター

・外付けHD1台

iPad&iPad用充電器

エネループ&エネループ用充電器

・スイッチ2台&アダプター

・携帯型ラジオ

・ランタン

 

荷物には入れられないが持ち出そうとしていたもの

・ネコ(オス)&ネコ(オス)

 

最低限これだけあれば生きていけるということがわかりました。

あとは失ってもなんとかなるということです。

 

なるべく物を買わない、1つ買ったら必ず2つ捨てるというのを実行していましたが、もっと本気で取り組む必要がありそうです。

 

家のモノ100個捨てたらスイッチ1時間プレイ可能システムを導入します。

それくらいやらないとモノは減らないですね。

 

複雑なシステムを全て撤去した何もない机は快適でモノを置くのをためらうほどです。

しばらくはこのシンプルなシステムを堪能したい。どうしても足りない場合のみモノを追加で足していく感じでいいかな。

 

■養生テープが最強

飛散防止のため窓ガラスに貼っていたテープが自然に剥がれてきました。

 

今回養生テープがなかったので、布テープ、透明梱包用テープ、ガムテープで代用しました。布テープは粘着力が強いので残っていますが、模様や凹凸のあるガラスに貼った梱包用テープが剥がれてきました。梱包用テープはノリは残りませんが、耐久性があまりありません。

ガムテープは粘着力が強すぎて逆に使いづらい。段ボールを窓に貼るために二ヶ所だけ強度重視でガムテープを使いました。暴風域を抜け、窓が割れる可能性がなくなった瞬間にすぐ剥がしました。貼っていた時間はわずか数時間ほどでしたが、それでも壁に接着剤が残ります。指もベタベタします。

 

指が痛いのは、布テープを手で切っていたせいもあると思います。結構な力がいるので100回以上繰り返すと指が痛くなるのも当然です。その点養生テープは手でも簡単に切れるし、粘着力もそこそこある。バランスが取れています。

 

強度、扱いやすさ、剥がしやすさ、剥がした後の清潔度、全ての上で養生テープが最強です。時間効率を求められる引っ越しで使われるのも納得です。

 

25mx50mm、これを4つ買っても1000円ほど。

今はどこへ行っても在庫がありませんが、在庫が落ち着いてきたら買いだめしておこうと思います。最低でも5個ストックしておくと安心です。窓ガラスの飛散で怪我をすることに比べれば安い買い物です。

 

ウチは平屋で小さい家ですがそれでも窓が異常に多く、限られた時間では全ての窓はケアしきれませんでした。ガラス飛散防止の意味では養生テープが最強ですが、その必要すらない雨戸が最強です。

 

ガラスの割れる原因を根元から絶ってしまう雨戸。それだけでなく一瞬で開け閉めが可能という便利さ。

これからは雨戸の時代です。

 

■過労死への備えも忘れずに

最後に大切なことを。

台風への備えは、終わりのない作業なのでかなり消耗します。疲れているけど、安心感がないので体は緊張状態で眠くなりません。

 

これを何日も繰り返すと必ず体を壊します。

 

僕の場合は1人暮らしで自分のペースで休みたい時に休めるから良かったけど、誰かからのプレッシャーがかかる環境だとかなりきついなと思いました。

 

備えるだけなら終わりはありますが、被災した場合の復興活動は終わりがありません。周りのみんなも頑張っています。

 

そんな中で疲れたから休みたいと言い出せるでしょうか?

すでに頑張っている人に余計なプレッシャーをかける人はいませんか?

「みんな頑張っているんだからお前も頑張れ」

かなり危険な考え方です。

 

普段そういう訓練を積んでいるプロフェッショナルの方々は別ですが、どんな場合でも疲れたら休むのが基本です。

 

休んだら休んだだけ、次の日の作業の能率が上がる。

それだけのことです。人間は休まないといけないのです。

 

「疲れたからちょっと休むね」

誰にも気兼ねすることなくこれを言えるような社会になってほしい。

 

台風の準備は大変でしたが、他人からのストレスがゼロだったので頑張れた。僕の性格上、他人からのストレスがあったら一瞬でやる気をなくしていたはずです。

人のやる気を奪う人間にだけはなりたくないですね。

 

台風に備えるならついでに部屋の模様替えと大掃除もやってしまえ。

それくらいの感覚でやったので作業量が膨大になってしまいましたが、やっただけの価値はありました。結果として部屋は片付き、快適度も上がりました。

ネコの寝場所も増えました。

 

■今こそ次の台風への備えを

まだ台風シーズンは始まったばかり、備えあれば憂いなしです。

ほんの少しの備えが命を救う。命は大げさかもしれませんが間違いなく不要なストレスからは解放されます。

 

供給が安定している今こそ、水、トイレットペーパー、養生テープを買っておきましょう。それが報われる時は必ずやってきます。必ず次の台風はやってきます。

 

台風対策のための買い出しに行かなくていい。混んでいるホームセンターに行かなくていい。それだけでも全然消耗度が違います。

 

人間は忘れてしまう生き物。

まだ恐怖の記憶が残っているうちに次への備えを。