ネタバレありにつき、未プレイの方はご注意ください。
グロッタでのイベント、仮面武闘大会でロウ・マルティナペアを下し優勝はするもののパートナーのハンフリーが倒れ表彰式は延期。倒れた謎を解くイベントが始まります。
■アラクラトロってエイリアン?
修道院の地下にある遺構。その奥で魔物が待ち受けています。
実はその魔物とハンフリーが繋がっていたのです。
魔物に魂を売るというありがちの展開ですが、まさかこのハンフリーさんがそのような愚行に走るとは。人を見かけや声で判断してはいけないようです。
アラクラトロの周りにぶら下がる粘液に包まれた闘士たち。
エイリアンかプレデターか忘れてしまいましたが、こんなシーンがあったような気がします。
彼がダークサイドに堕ちてしまった理由は武闘会で勝ち続けるため。
魔物に闘士を届ける
その引き換えとしてエキスを受け取る
ドーピングによって勝ち続けることができる
完全に負のサイクルが出来上がってしまっていました。
勝ち進んで金を手にいれるためには強者のエキスが必要だったんだ。
孤児院を守るためならなんだってするぜ。
全ては子供達のため。
純粋な目的なので仕方ないのかもしれませんが、悪事は悪事。許せることではありません。
■ハンフリーの潔さが素敵すぎる
ただハンフリーさんはそのあとが良かった。
のちほど開催される表彰式で彼の真の強さを観客に見せることになります。
表彰式の前に自らの真の強さを群衆に見てもらうことを提案。
主人公にあっさりと敗れ、弱い自分をさらけだします。
チャンピオンという名誉を受け取れるほど
オレは実力もなければ立派な人間でもない。
賞品はお前が受け取るほうがふさわしい。
お前たちのおかげで格闘家としての良心を
取り戻せたような気がする。
気づかせてくれてありがとな・・・。
なかなかこの一言が言えないのです。
ハンフリーさん立派です。
そんなハンフリーに群衆たちも大声援を送ります。
失敗しても何度もやりなおさせてくれる。
ドラクエの世界は素晴らしい。
負けてもチャンピオン。
ダークサイドに堕ちてもチャンピオン。
悪に手を染めてしまったが、メンタルが潔かった。
誰もが持つ弱さと、誰も持たない芯の強さを兼ね備えた男、ハンフリー。
素晴らしい男でした。
イベントクリア後のセリフが変わった街で全ての人と会話をするのが最後のミッション。修道院で改心したハンフリーさんと子供達の姿を見て、この街は大丈夫だなと確信しました。あの謎の関西弁の女の子も元気そう。安心して次の街に旅立つことができます。
賞品であった虹色の枝を持ち去ったのは謎の老人、ロウ。
ユグノア城跡での待ち合わせ。
怒涛のイベントラッシュが続きます。