自粛要請以降、ますますおじさんが集まる場所に顔を出さなくなりました。
おじさんが醸し出すあのネガティブな雰囲気に耐えられないからです。
「あーでもない、こーでもない」
「アイツが悪い、コイツが間違っている」
こんなご時世だからいろいろと社会について語りたいようですが、その先にポジティブな結果は待っていない。熱く語ったくらいで変わるなら、もうとっくに世界は変わってる。意味のない不毛な行為を延々と続けられるってある意味すごいです。
僕の中では他人に積極的に絡むおじさんって、ネットでもリアルでもまともな人がいない印象です。何かしらのヤバさを感じます。
うちの近所に観光地があるのですが、そこにはガイドのおじさんがいます。
必要か不必要かを推し量る事は一切なく、来た人に必ず話しかけていきます。
「こんな田舎までわざわざ来てくれてありがとうね」という謙虚さは一切なく、語気がやたらと強く「教えてやってるんだぞ、ありがたいだろう」という上から目線が見え見えです。
予防のため皆マスクをしているというのに、マスクをしている姿は一度も見た事がない。ソーシャルディスタンスという概念を全く無視し、至近距離で一方的にベラベラとしゃべる姿はもはや狂気の世界。
「静かに観光地巡りをしたい人もいるだろうよ・・・」
「おっさんがごめんな」
と思いながらその横を通り過ぎています。
すべての行為が一方通行すぎて周りが全然見えていない。
おっさんはむやみに人に話しかけない方がいい。
なぜなら求められていないから。
僕の中での結論です。
もちろん僕も例外ではありません。立派なおじさんです。
「あーした方がいいよ、こーした方がいいよ」そういうアドバイス系も一切言わなくなりました。積極的に絡むこともほぼなくなりましたね。
そんなことは誰も求めていないからです。
■ネットで気軽に絡む狂気に気づいてますか?
自分が20代のころ、親以外の40代以上の人間すべてが未知の世界でした。
積極的に絡んでくる人もほとんどいませんでした。おそらくそれは僕が男だったからというのもあると思います。
男性と違い、女性はいろんな世代の人に絡まれ、鬱陶しい思いをしたはずです。20代の女性から見ると、ほとんどのおじさんが未知の世界だし、興味そのものがない。
そんな人に絡まれて嬉しいと思うだろうか?
アドバイスする意味はあるのだろうか?
まずそれを考えてみてください。
インターネットを見渡すと若い女性に積極的に絡むおじさん多いですね。
どんな正当なものであれ、99%のその行為は迷惑だと僕は思っています。
こちらが思っているほど、相手は喜んでいないです。
僕が学生だったころと時代は変わったのでしょうけど、そういう根本的なものは変わってないような気がします。
時代は変わっても、男女問わずおっさんに絡まれて嬉しいと思う人の割合は変わってないはず。
静かに見守るっていうのも成熟の1つの形だと思います。