内向型の逆襲

念のため言っておきますが、ブログ名がとてつもなくダサいことは認識していますよ

久しぶりにどっぷり浸かったワンピースの世界

アマゾンプライムにてアニメワンピースのウォーターセブン・エニエスロビー編を見終わりました。

月500円も払わずにこれだけのコンテンツを楽しめるって本当にすごいことです。20年前ケーブルテレビに月5000円以上払っていた自分に教えてあげたい。夜中にビデオデッキの録画の開始音に悩まされることも遠い昔の話、素晴らしい文明を我々は享受しています。

 

ウォーターセブン・エニエスロビー編はまだ僕がワンピースを読み始める前のお話で単行本だと2004年の34巻から2007年の45巻くらい、テレビで放映されていたのが2005年から2007年の間。ほぼ3年をかけて描かれた壮大なストーリーです。

 

もう10年以上も前の作品ですが、十分すぎるほど心に響きました。

ウォーターセブン・エニエスロビー編のアニメ鑑賞は初めてでしたが、改めてアニメの素晴らしさを実感できました。

 

■バトル不要?ストーリーの緻密さこそがONE PIECEの最大の魅力

ルフィとウソップの大喧嘩。

謎の女ニコ・ロビンの素性とその過去。

船大工たちとの共闘と新メンバーフランキー加入。

CP9と世界政府。

ゴーイングメリー号との別れ。

 

美しい水の都を舞台として物語は始まり、海列車での移動を経て、エニエスロビーでの最終決戦。緻密で計算され尽くしたお話が進んでいきます。列車で連行されるニコ・ロビンを追いかけるのも映画みたいで風情があって良かった。海賊の話で列車を登場させるというのもこの設定でしかありえないです。

 

尾田先生の話には行き当たりばったりはなく、全てが最後には辻褄があうようになっています。今回もそれを堪能することができました。

 

なぜこの時このメンバーは単独行動をするのだろうか?

それはその先でそのメンバーが活躍するための伏線なのです。

全ての辻褄があう瞬間、身震いが起きますね。

 

ロビンの過去の回想シーンは涙なしでは見れません。

ワンピースでそれぞれの回想シーンが始まったらそれは「ティッシュかハンカチを用意しろ」というメッセージなのです。

僕の人生の回想シーン、どこを切り取っても泣ける瞬間なんて一秒もありません。ま、それはいいでしょう。

 

そしてエニエスロビーでの死闘は迫力がありました。カリファ女史も美しかった。ただやはり少年達を意識しているバトルモノなので大人には辛いものがありますね。戦闘に関しては早く終わってくれと願いながら見ていました。

 

ワンピース屈指の名シーン「生きたいっ」では、やはり目頭熱くなる病が発症してしまいました。

単行本でこうなるって知っているのになぜか泣いてしまう。やはり演出と声優さんの迫力でしょうね。素晴らしすぎます。

 

アラバスタ編とチョッパー編が僕の中でのONE PIECE泣ける話の2強でしたが、ウォーターセブン・エニエスロビー編も急上昇してきました。

 

■唯一無二の声

途中でチョッパーの声を代役の声優さんが演じている時期がありました。確か産休期間だったと思います。

ナミさんの声が一時的に変わった時もやはり違和感がありましたが、チョッパーを演じる大谷育江さんのあの声はほんとに唯一無二。声が違うのが気になって全然ストーリーが入ってきませんでした。それだけ声はアニメにおいて大事なのです。

 

僕がワンピースの単行本を買わなくなった理由。

それはメンバーが増えすぎて、漫画のコマ内のセリフを誰がしゃべっているのか処理できなくなったからです。つまりおっさんだからです、ごめんなさい。

 

このセリフは誰が言っているのだろうか?

そこの処理にすごく頭を使うので1冊読むのに時間がかかり、疲れるのです。

ワンピースは偉大な作品ですが、決してシンプルではありませんよね。

その点アニメだと吹き出しを表示させる必要ななく、それぞれの声で誰がしゃべっているのか簡単に認識できるので理解しやすいのです。

 

もう漫画の限界を超えているワンピース。

相変わらず面白かった。

 

■ワンピースはグランドラインまで行かなくてもすぐそこにある

アマゾンプライムでは初期の仲間集め編、アラバスタ編、空島編までは見れなくなっています。Netflixに加入して見てくださいということのようです。

 

現在アマゾンプライムで観れるのは、

・ウォーターセブン編

・エニエスロビー編

・スリラーバーク編

・シャボンディ諸島編

・女ヶ島編

・インペルダウン編

・マリンフォード編

・ルフィの幼少時代編

・魚人島編

・パンクハザード編

・ドレスローザ編

 

十分すぎるぅ!時間がいくらあっても足りません。

まだアニメで見たことのないのはドレスローザ編。ドレスローザ編はストーリーすら知らないので楽しみです。

 

鬼滅の刃も途中で止まっているので、こちらも見なければ。

時間がいくらあっても足りません。

 

月500円でこれだけのエンターテインメントが提供される現代。

ONE PIECEアニメのオープニングでの海賊王Gロジャーのセリフ。

「この世の全てをそこに置いてきた。探せっ!」

 

この世の全てがアマゾンプライムで提供される時代もそう遠くないのかもしれません。