内向型の逆襲

念のため言っておきますが、ブログ名がとてつもなくダサいことは認識していますよ

真面目さって人それぞれ違うという当たり前の話

一生懸命やっているのに真面目にやれって言われることありませんか?

 

自分は最善を尽くしているのに、伝わらないもどかしさ。決してさぼっているわけではないのに。多分、僕の最善とあの人の最善が違うのでしょう。

それを「真面目」という曖昧な言葉で片付ける理不尽さを常に感じています。

 

自分の真面目さに消耗してしまっている人。

周りの歪んだ真面目さが原因でうつになってしまいそうな人。

真面目さという厄介なものに対しての対処法を考えていきます。

 

■真面目さで人を殺す民族

「真面目に仕事しろ」ってのは大抵「自分と同じようにしろ」っていう意味です。

告白すると、僕も高校の部活で根拠の何一つない「真面目さ」を後輩に押し付けて毛嫌いされてしまった残念な過去があります。皆、「勉学に専念するため」に辞めていきました。うざい先輩だからやめて当然。ごめんな。

 

もしあなたの上司や先輩が、

思考停止して何も考えないのがその人にとっての真面目なら・・・

自分と同じようにやるのが最善だと信じているのなら・・・

 

早くそこから抜け出さないと人生終わります。

日本人は真面目さで人を殺し、それに気づかない民族です。

 

月に100万円の収入があるYoutuber。

(Youtuberもピンキリなので価値のあることを配信している人に限定します)

月に30万円の収入があるサラリーマン。

それぞれがそれぞれの真面目さを追求した結果です。

そこに貴賎はないと僕は思っていますが、なぜか社会的にはサラリーマンが評価されます。

生み出した価値の差という意味ではどちらが尊いのか。

そういうことを考えることはあまりないようです。

今の時代に必要なのは柔軟な誠実さだと思うのですが。

 

60~70代の僕の両親の世代だと、真面目に働く=サラリーマンという考えの人が圧倒的に多いので、会話が成り立ちません。

そもそもうちの母親はYoutuberを知りませんし、インターネットも知らないと思います。

 

真面目に働けと言われてきましたが、僕は僕なりに別の真面目さを追求してきました。

幸い継続してきたことに少しだけ実りがあって自分の音楽で自分の使うギターを買えるまでになりました。

 

金額的には微々たるもので、人によってはそんな金額は1日で稼いでしまうでしょう。やりたいこと・自分の好きなことでお金を稼ぐことの尊さ、気持ち良さは達成したことのある人にしかわからないと思います。言っても伝わらないんです。ふざけて生きているわけではないのですが、ある種の人にはそう映るみたいですね。どうしようもないです。

 

音楽を始めた当時の自分の感覚だと自分のギターを自分の音楽で買うことは結構凄いことだと思うのですが、世間的にはそんなちっぽけなことは評価はされません。

それでも僕は「真面目に」音楽をやってきてよかったなと思っています。小さな夢が一つ叶ったわけですから。

 

ちなみに音楽を真面目にやるというのは筋トレを頑張って継続するのとは根本的に違います。ひたすら自分の感覚を磨き続ける地道な作業です。

 

■頭が固い人と付き合うメリットはない

本題に戻りますが、真面目さの押しつけ。本当に闇が深いです。

相手は絶対的に正しいと思っているのですから。

正しさの他人への押しつけが必ず不幸を生むのです。

 

・上司に逆らわない従順さ

・安い賃金をやり甲斐という言葉で誤魔化す

勤勉・真面目という美徳の陰に潜む、思考停止や洗脳。

自己犠牲を異常に礼賛する風潮。

貯めてきたその歪みが今、一気に爆発している感じがします。

 

昭和後期~平成中期くらいまでは真面目さのゴリ押しだけでなんとかなった。

今は本当にどうにもなりません。誠実さは必要ですが、戦略も同じくらい重要です。

 

自分の価値観をごり押しする人は多様性のない人。

誰かが楽しそうにしているのが純粋に嫌いな場合もあります。

そんな人たちと真面目に付き合う必要はなく、流せばいいです。

そんな人のせいで病んでしまう必要はありません。

そこは全力で見極めたほうがいいです。

 

真面目すぎると必ず病みます、消耗します。そして他人に押し付けるようになる。不幸しか生みません。

真面目さをアピールする必要もありません。本来のあなたの姿、あなたの良さをを見つけようとする人のいる職場もあるし、独立して起業する手もある。どちらにしても自分に相応しい場所なら自分を偽る必要がないので気持ち良く働けるはずです。

 

もしあなたが自分の真面目さを同じように共有してほしいと思っているのなら、まずは自分基準で話をしていることに気づくべき。自分と相手は根本的に違うのですから。

 

相手の良さを引き出すには自分には何ができるかを考える。そんな時代じゃないのかもしれないし、綺麗事かもしれませんが、これを考える必要性を感じることは少なくないです。

相手をダメ人間と決めつけてしまってはその人の長所を引き出すことは絶対にできません。誰かを否定するその先に誰かのうつ病や自殺がある。それを考えたほうがいいです。

 

「真面目さの押しつけ」の先にある不幸に気づかないと多くの人を不幸にします。

 

■新しい真面目さ

僕は最近仕事を一つ辞めました。いろいろ理由はあるのですが、「ここでは僕の長所は絶対に生きないな」と悟ったからです。自分にとっては無理な「真面目さ」と日々付き合っていくのは本当に消耗しますから。

 

自分の得意を最大限生かす道を追求する。

それが現代の「マジメ」だと僕は思っています。

 

上司の言うことを真面目に受けとめすぎて、自分のやるべきでないことに邁進し、病んでいってしまう。

 

そんな不幸がなくなるためには、自分なりのマジメさと真正面から向き合うことしか方法はありません。

 

・思考停止しない

・常に柔軟である

・他人を押さえつけない

・強要しない

・会社のために人の道から逸れない

・体と心のために最善を尽くす

 

「そんなにイライラするなら仕事辞めりゃあいいじゃん」と思うのですが、あの人は明日も不機嫌な顔とともに出社してきますね。

 

自分にふさわしい新しいマジメさを発掘しましょう。

それができるのはあなただけです。