内向的でも堂々と生きていける

主に人間関係について書きます。少しでも読んだ人が楽になれば嬉しいです。

映画ボヘミアン・ラプソディ

映画館で観て正解でした。We Will Rock Youの足をふみ鳴らすシーンだけは大音量で味わう必要があったと思います。

 

新作映画のDVDが発売されても、準新作・旧作になるのを待つほど流行は追わない人間ですが、この映画だけは我慢できなかった。公開から4ヶ月、遅ればせながら観て来ました。僕にはこれくらいがちょうどいいのかもしれません。

 

久しぶりに映画館でいい涙を流しました。なんども観たくなる素晴らしい映画でした。

QUEENの曲を知っている人も、知らない人も絶対に観て後悔はしないと思います。

 

ネタバレも何もない、すでに結末はわかっている物語。

フレディ・マーキュリーが亡くなることは誰もが知っています。

どのように彼が生き、どのように死んでいったか。それを描くだけ。

 

俳優陣の演技が本当に素晴らしかった。

もうあの人がフレディ・マーキュリーでいいじゃないですか。

ルパン三世だってモノマネをやっていた人が現在のルパンなのですから。

 

脚本と編集のことはよくわかりませんが、客を退屈させないという意味では最高の仕事をしていると感じました。無駄に引っ張るシーンがなくて、ストーリーがテンポよく進んでいきます。

見せたい部分が多いとどうしても尺が長くなりがちです。製作者側の作品に対する思い入れが強いほどそうなるのは仕方のないこと、それを苦渋の思いでカットする。撮ったものを使わない。辛い作業ですが、その先に客の満足がある。

長くてももちろんいいのですが、個人的には映画は短ければ短いほどいいと思います。あの濃密なストーリーをよくあの長さにまとめたなと感心しました。

 

音楽をやっている関係で録音シーンは特に熱心に見たのですが、ブライアン・メイのギターソロ録音シーンはしびれましたね。

あとはボヘミアンラプソディの例のオペラコーラスパートの録音シーンは笑えました。

何気なく聞いていた曲も曲のできる過程を知ると、さらに愛着が湧いてきますね。

 

■マスコミはいつだって芸術家の敵

少し前に観たエイミーワインハウスのドキュメント映画Amyの時も感じたのですが、芸術家の深い感性もマスコミの低俗な質問で一瞬にして俗物レベルに引き戻される。俗物レベルに落とさないと大衆に伝えられない。それにだけ反応する大衆にまで音楽を届ける必要があるのか疑問に感じました。本来芸術を芸術として味わうにはマスコミは不要です。ビジネスとして1人でも多くの人にレコードを買ってもらうための弊害としてあんなことが起こるのです。マスコミに人の心を持てと願うのは無理なことなのでしょうか。

 

そうではない人もいるのですが、狂っている人が多い。

 

■最期はQUEENの一員として死去

見るのが辛かった壊れていくフレディ。パーティーはやはり人をダメにする。ダメになったからパーティーに逃げるのか。そんな彼を救ったのはやはり「仲間」でした。

フレディも孤独に苛まれた人生でしたが、それでも彼には素晴らしい仲間たちがいた。その仲間に囲まれ最後は死んでいった。若かったので志半ばだったとは思いますがそこに救いを感じました。

 

曲が流れるたびにその訳詞が流れるのですが、そのどれもが素晴らしかった。

その人の生き様、信念は必ず詞の中に現れています。

 

二時間と少し、映画館の中で美しい音楽と熱き人々の生き様に魅了され、幸せな時間をすごしました。

放心状態のエンドロールの中、日本語字幕・増田勇一さんの名前を見つけました。いい仕事されてます。

 

フレディの飼い猫たちも可愛かった。

これは間違いなくDVD買うやつですね。映画館でもまた観たい。