コンビニで働いている外国人の言葉遣いを馬鹿にした番組が炎上したらしい。
テレビというのは最下層の知的レベルに合わせて作られているので、そうなってしまうのはある意味仕方ないこと。それで笑う人がいるからそういうものが作られる。下劣な週刊誌やワイドショーがいつまでたってもなくならないのと同じ。低俗な人が見ているから低俗なレベルの番組が作られるのです。
もし自分の親があれを見て笑っていたら本当に悲しいことです。
その種の番組のスポンサーは金になればなんでもいいという体質なんだなと気づかせてくれる。番組や出演者に文句を言うのではなく、そこの商品を買わないとかすればいつかはそういった番組もなくなるかもしれません。
僕個人としては、外国人だろうが日本人だろうがあまり気にしないです。
去年、都会の吉野家で初めて外国人店員に遭遇しました。時代の流れを感じましたが特に不便なことはなかったです。「つゆだく」も説明すればわかってもらえるでしょう。
異国で難しい言語に四苦八苦しながら奮闘する姿に「がんばって」としか思わない。それがほとんどの普通の日本人の感覚だろうと思います。
アマゾンの荷物受け取りでコンビニに行った時、荷物が出てくるまで多少の待ち時間が生じるのですが、その時に「少々お待ちください」すら言えない日本人店員がいる。しかもいろんな店舗で遭遇するので1人や2人ではないです。お客さんに対して無言って理解不能です。
僕が気にするのはむしろそちらの方です。仕事なのに全然頑張っていない。
外国人の方がよっぽど頑張っているし、イントネーションよりそちらのほうが問題だと思いますよ。
■言葉を馬鹿にする人の特徴
僕も都会に出たばかりの頃、方言やイントネーションを馬鹿にされた苦い経験があります。なまってるから仕方ないし、どうしようもないこと。今だったら完全に無視できるのですが、当時はピュアだったから赤面したり、傷ついたりしてました。
人の言葉を馬鹿にする人ってどういう人だったか思い出してみると、やっぱりそういう人なんですね。
・人を見下すのが好き
・お調子者
・非繊細・ガサツ
決して、何かを成し遂げるタイプの人ではありません。
そういうので笑いを取れるのって、学生時代までなんですよ。大人には大人の笑いがあります。くだらないことを言うにしてもそこにセンスが求められる。テンションだけではもう誰も笑ってくれません。
お笑い芸人を見ていても本当に面白い人と全然面白くない人。明確ですよね。
笑わせている人と、笑われている人。この差は大きいです。
ユーモアのセンスから生まれる笑いと、下劣な笑い。同じ笑いでも全然違います。
同調して笑っているだけで、同種の人間だと判断されます。
見てる人はほんと厳しい目で人を観察してますからね。
安易な笑いを生み出そうとして炎上する人ばかり。
これは本当に面白いことなのか?
笑うべきことなのか?
それを判断できるだけの感性は持っていたいものです。