「コインで買えるモンスターに手を出すのは邪道だ」
「常設モンスターを育てて勝ち上がってこそ価値がある」
僕はこれまでそう豪語してきました。できれば信念を貫きたかった。
しかしあまりにもスカウトクエストの出来が悪かった。
きまじめなギガンテス
おひとよしなドラゴン
あたまでっかちでガンガンいきたがるオークキング
性格と特技の不一致が多く、レベル上限解放する個体がいない。
このままでは過酷なバトルを勝ち上がるのは不可能と判断。
キングレオ先輩、100枚のメダルでスペシャルスカウトしました。
まだそこまで達してもいないのにレベルの上限解放も2回やりました。
甲子園の金足農業のような勝ち上がりはドラマチックですが、現実はそう上手くいかないようです。お金で強いモンスターを引っ張ってくるというのは邪道でもなんでもなく、極めて王道なんですね。ユベントスがクリスティアーノ・ロナウドを獲得したように。
たった1人の人材が強烈な戦力になるんですよ。やっと気づきました。
■キングレオ強し
当然強いです。今まで何度もやられて強さは知ってますからね。
いざ味方になったらこんなに頼りになる男はいない。
このままの勢いだとアリーナEの解放も夢ではなさそう。
良心的だなと思うのは、獲得時点でスロットが完凸していること。
性格・特技も固定で育成の方向が明確。ただひたすら時間をかけてレベルを上げればいい。頭を一切使わなくていいので楽なんです。
攻撃特技Aには闘神の裂爪
攻撃呪文Aにはイオナズン
元々抜き出しで持っていたスキルをセット。
これでなんとかなりそうです。
あとはレベルを上げて戦いを挑むだけです。
ただひとつ気づいたことが、
キングレオ後ろ姿かっこ悪い。
■モンスター闘技場では生まれ持った才能が全て
闘技場が始まってすぐの頃、勢いだけで無駄に凸ってしまったキングスライム。レベルを上げたいからといってむやみに上限解放・スキルスロット解放するのは自分の首を絞めることになると彼が気づかせてくれた。
とりあえず同じモンスターを4体集めてその中から育てるべき個体を選ぶという方法は時間がかかるが、性格と特技のいい組み合わせの個体が出た場合に一気に強化できるというメリットがある。
何事も急ぐのが一番良くない。
キングレオに依存している状態になってしまったが、彼の強さのおかげで育成すべき個体を選別する時間ができるのは大きい。今まで以上に待つことができる。
勝利を焦って、性格と特技があっていないモンスターのレベル上限解放しても結局すぐに行き詰る。急いては事を仕損ずると言うじゃないですか。
長期的な視野で見れば素材をじっくり選ぶということが確実な勝利への道だ。待てることは強みになる。
キングレオがその時間をくれた。
他のモンスター、じっくり強化します。
■スカウトマンの苦悩
もしかするとモンスターを育てるのも、人を育てるのも同じなのかもしれない。
結局は素材。素材があってこそ努力が生きる。
プロスポーツ系のスカウトマンたちは本当に見る目があるんだなと思うし、そこに大金を投入する理由もよくわかる。同じ努力をしても強くなる者とならない者が確実に存在する。
おひとよしなドラゴンは絶対に強くならない
心を鬼にして彼らに言ってあげなければいけない。
「君は優しすぎて戦闘に向いてないよ」
悲しいけどこれ、戦場なのよね。
モンスターのスカウトマンは過酷な仕事です。