内向的でも堂々と生きていける

主に人間関係について書きます。少しでも読んだ人が楽になれば嬉しいです。

ライブハウスは疲れる場所なのか?

ライブハウスは音楽を聴きに行く場所。それは間違いないのだが、ライブハウスに行くと疲れるという声を耳にした。確かに僕自身も最近は楽しさよりも、疲れの方が大きい気がするのでその理由と対策を考えてみた。

 

思い切り騒いで元を取りたい。若くてパワーの有り余っている人にとってはそうでしょう。僕も若い頃はそうでした。疲れるなんてとんでもない。ひたすら楽しいだけだった。

 

すぐに若くなくなり、ライブハウスとの付き合い方が変わってきたのは30を過ぎた頃。

大好きな海外アーティストのライブでも、フロアではなく二階席のチケットを取るようになった。(大きいライブハウスの二階席はオススメです。)フロアで騒ぐのではなくじっくりパンクロックのライブを観るのも悪くない。心の中で暴れればそれでいいし、興奮状態で何も覚えていないよりもじっくり味わった方が後味もいい。仕事帰りのスーツ姿の人たちがじんわりと涙を流している姿が見れるのも二階席の特権だ。

 

都会にいた頃は、ライブハウスと呼んでいいかわからないほど大きいライブハウス(赤坂BLITZ等)でのライブ鑑賞が多かったが、田舎に帰ってきて小さいライブハウスで観る機会が増えた。本来は楽しむために行く場所なのに疲れると思うことが増えた。めんどくさい場所となり、足が遠のく。悲しいけどこれが現実。

 

ライブハウスが疲れると思う理由

 

出演バンドが多すぎる

ほとんどのバンドは集客力がない。そのため単独でイベントを企画できず出演者ばかりが増えることになる。ひとバンド4人だとしても6バンド集まれば24人になる。常に20人に見られているという状態は確保できる。純粋なお客さんは数人、あとはみな出演者というイベントはざら、むしろそれが普通。

ひとバンド30分だとしても6バンドで約3時間、曲すらわからない得体の知れない6バンド全て観るとどれだけ強靭な人でも疲れる。

 

座れない

ただでさえつらい3時間を椅子がないライブハウスやオールスタンディングのイベントでは立ちっぱなしで過ごさなければいけない。

 

音が大きすぎる

音楽を聴くのに程よいボリュームというものがある。それを超える音量設定は耳にも悪いし、疲れを誘発する。3時間は無理。僕はロック系のイベントは耳栓を用意しています。

 

タバコの煙と臭い

ライブハウスは未だにタバコ吸い放題のところが多い。副流煙の殺傷能力の高さ、死人が出ている現実をどれだけ訴えても、大人の嗜み、個人の権利という言葉で煙に巻かれる。

人の煙を吸って頭が痛くなるという経験をしたことがある人は疲れるだけでなく、もう2度と近づこうとは思わない。

吸わない人にとって3時間煙の中にいるのは地獄以外の何物でもない。

 

酒と酔っ払い

酔って迷惑をかける人はどこの世界にもいるが、ライブハウスも同じ。

大音量という非日常の世界は酔って暴れ、暴言を吐きやすい環境でもある。混雑する会場では酒の勢いを借りた痴漢も発生する。本当に救いようがない。

 

勢いでいくつか挙げてみたがこりゃあ疲れるわ。

しかもこれら全てをお金を払って体験するんです。完全に修行。

興味がないことを長時間見るのは疲れる。おまけに匂いはかがされ、身動きは取れない。爆音が鳴り響き、最終的にCDまで売りつけられ、次回の約束までさせられる。

足が遠のくのは当たり前のこと。

 

ずっと音楽を浴びていたいっていうのはごく一部の特異な人だけ。

ほとんどの人は見たいバンドだけみたら帰りたいと思っている。

ゴリ押しが通用する時代はとっくに終わっている。

 

疲れさせないための対策はシンプル

対バン形式の場合は3バンドが限界(人の集中力は長くて2時間)

6バンド以上見せるのは意味がない。ただ見ているだけでは記憶に残らない。

 

禁煙の徹底(匂いは人を一気に疲労させる)

これだけ喫煙に対する環境が変わっているのに、変わらないのはライブハウスだけ。タバコ臭がつくことを前提に服を選んでいる人もいるんですよ。何度も言っているが、完全禁煙なくしてライブハウスに未来はない。

 

休憩時間を設ける

ラウド系のイベントの場合は耳休めも兼ねて、転換時間とは別に休憩を設ける。

ラウド、非ラウド混合のイベントの場合は、

うるさいバンド、静かなソロアーティスト、うるさいバンドの順番にしたりして、順番を工夫し耳が疲れないように配慮する。

同じ系統で固めたい気持ちはわかるんですが、ずっと同じ音を聞いていると疲れるんですよ。そういう意味でも耳休め的な休憩が必要かなと思う。

 

最初から最後まで見て2000円という料金体系を変える

人があまり入らないイベント限定だが、例えばワンドリンク800円程度でひとバンドだけ観れるというシステムにするのはどうだろうか。「最初から最後まで見て当然」の空気を作るのはあまりにもお客さんのことを考えていない。見て欲しければアーティスト側がそれだけの力をつければいいだけのこと。

対バン形式であっても好きなアーティストだけみて、さっと帰るというスタンスが実力主義の今っぽくてよくないですか?

 

お客さんに対する配慮のなさが人の集まらない原因

ライブハウスというのは体力の限界に挑む場ではない。

もっと気軽に音楽を楽しめる場所に自ら変わっていかないといつまで経っても人は集まらない。積極的に苦痛の時間を取り除かないと常連にはなってくれないよ。

 

ライブハウスを疲れる場所にしてしまっているのは、演奏者側の強烈な間違った思い込みと客観的視野の欠如からくる思いやりのなさだと僕は思う。

 

変えられるところから変えていきましょうよ。