9月12日は宇宙の日。毛利衛さんが日本人として初めて宇宙に飛び立ったのが由来らしい。なるほど。
少し前にアマゾンプライムで「コスモス:時空と宇宙1」というドキュメンタリーにはまった。宇宙の神秘に迫るだけでなく、それを取り巻く人類の歴史も語られていて勉強になる。ナビゲーターのニール博士もすごく好感が持てる。彼の師カール・セーガンとの出会いの話も心を打たれる。
宇宙の壮大な話に比べれば人間の悩みなんてちっぽけなものだと気づかされる。
プライム会員の方、要チェックです。
DVDもあります。
先日映画宇宙兄弟を見てから、また原作やアニメの宇宙兄弟を見直している。何度見ても感動する。人間関係に疲れたら宇宙兄弟です。第1話に毛利衛さんも出てきます。
■宇宙兄弟の魅力
基本的に夢を追う人の話。希望を描いている作品だから、登場人物に魅力的な人物が多い。主人公ムッタの設定が抜群にいい。少し繊細でネガティブだが、実は頼れる。本当に感情移入しやすいキャラクター。最近の作品にありがちな闇を抱えた人物があまりいないのも観てて楽。そして細かいシュールな笑いに癒される。
オススメな話をいくつか挙げます。
(アニメと漫画はタイトルが違うので漫画版のタイトルを挙げます)
#2 俺の金ピカ
超重要キャラクター、シャロン。声を聞いただけでもう涙が出てくる。
宇宙飛行士を目指すための第一次書類審査に受かったがその先の試験を躊躇するムッタにシャロンが優しく後押しをする。
「音を出さなきゃ音楽は始まらないのよ」
そのあと橋の上でトランペットを吹く名シーン。
#5 せりかの日記
ムッタが展示してある宇宙服のヘルメットに自分の顔を写す。亡くなった自分の父と同じ行動をしているムッタをみつけ、翌日せりかも同じ行動をする。
ただこれだけの話なのになぜあれだけ感動するのだろう。不思議。やっぱり見せ方、語り方が上手なんだね。
せりかさんの声優さんの沢城みゆきさんの声大好き。
実写版では麻生久美子さんだった。それぞれ選んだ人のセンス良すぎです。
#11 頭にまつわるエトセトラ
JAXA(宇宙開発機構)職員、星加さんの話。宇宙飛行士になる夢を諦めてJAXAで働いている星加さん。彼は小さい頃からJAXAに通っていた兄弟二人を見てきた。そのうち一人(ヒビト)が宇宙飛行士になり、もう一人(ムッタ)が十数年ぶりに現れる。
「俺の心はずっと躍りっぱなしなんだ!」
夢を追う若者を応援するおじさんもまた素敵。
#14 白煙天国
#15 万事OK
この2話は感動モノではなくて、純粋に笑える話。
宇宙飛行士の選考で不利になっているムッタを逆転させるエピソードだが、星加さんの言う「人を選ぶ情の部分」に強烈に訴えかける。
一巻と二巻だけでもこれだけある。全部紹介するのは不可能なのでぜひまだ読んだこと、観たことない人は見てください。
■没頭することの大切さ
些細なネガティブなことに反応していた自分がバカらしくなる。
よい作品に触れれば心の中も浄化される。宇宙兄弟は電子書籍で常に持ち歩いている。病んでるなと感じたときこそ、こういうポジティブな作品にふれるのがいい。
気がついたらすぐネガティブになってる。
小さい自分の世界を飛び出してたまには宇宙のこと、宇宙兄弟のこと考えようと思う。