4月30日から購入可能になったAppleの新商品、AirTagを買おうと思っていましたが、アマゾンでは売り切れで入荷時期未定。完全に出遅れました。Apple Storeでは2週間待ち。こちらで買おうと思います。
本気ならAirTagは人に見せてはいけない
さて本題ですが、Airtagを持っていることや使っていることは、絶対に他人に秘密にすべきだと僕は思っています。
冷静になって考えてください。セキュリティーのことを考えると、Airtagって持っていること(つけていること)が人にバレてしまっては意味がないアイテムですよね。
失くしたモノを自宅で探すという用途の場合は何も問題はありません。それ以外の外出先などで盗まれたモノや置き忘れたモノを探すという用途の場合、Airtagが誰からも見える位置にあると、手元に戻ってくる確率は下がります。
例えばおしゃれアイテムとしてバッグの取っ手部分にAirtagをつけていたとします。そのバッグが盗まれた場合は、必ず最初にAirtagを捨てられます。
盗む側もそれくらいはわかっています。だからこちらも対策する必要がある。
バッグの見える位置につけていると絶対にそのバッグは返ってきません。
見せても見せなくても効果は同じなら見せないほうがいいです。
デザインも可愛いから見せたい気持ちも理解できます。おしゃれアイテムとして持ち歩きたい気持ちもめちゃくちゃわかるけど、僕は誰にもバレないようにひっそりと使おうと計画しています。
そういう考えもあってケースは買わないです。3800円のモノに対してそれ以上のお金を払ってケースを買うくらいなら、もう一つAirTagを買います。
高いお金を払ってケースを買ったのに、そのケースのせいで紛失物が返ってくる確率が下がるってバカバカしくないですか?
Airtagは「見つける天才」ではありますが、世の中には「捨てる天才」や「盗む天才」もいます。Airtagを捨てられないための対策が必要です。
Airtagのストーカー対策について
いきなりきな臭い話から入ってしまいましたが、使い方を間違わなければ革命的なアイテムです。
便利なアイテムだからこそ、持ち物に忍び込ませてストーカーしたり、パートナーの現在地を確認したりするというちょっと嫌な使い方も想定されます。悪用されないための対策も取られていることになっています。
AirTagは、不要な追跡に使われないように設計されています。
誰かのAirTagがあなたの持ち物に紛れ込んでも、あなたのiPhoneがそれを検知してアラートを表示。見つけられない場合でも、AirTagが音を鳴らし始めるので安心です。
AirTagを付けている友だちがそばにいても、電車の中でAirTagを持っている人たちに囲まれても、心配ありません。このアラートは、AirTagが持ち主から離れた時だけ有効になるからです。
Apple側はこのような発表をしています。実際はどうなんでしょうか。
Airtagが悪意ある人によって自分のカバンに入れられた場合
1 自分のiPhoneに通知が来る
2 探す、見つからなければ音を鳴らすことが可能
3 発見後、電池を抜いて機能を停止する
これらを自宅に辿り着く前に完了できればセーフですが、自宅に着いてからだとアウトです。自宅は完全に特定されてしまっています。
自分のバッグの中にAirtagが入っていたらかなり怖い。
現時点ではセキュリティーに関してはなんとも言えませんが、そういう時代に突入したことだけは間違いありません。わずか4000円で自宅の特定が可能です。
あと僕が個人的に懸念している点は、不要なAirtagの通知です。
例えば居酒屋で何人かで飲んでいるとします。その中の一人が体調が悪くなり先に帰ってしまった。その時にカバンを忘れた。そのカバンの中にAirtagが入っている。
こういう状況の時は、皆のiPhoneに通知がいくはずです。
「Airtagがあなたの近くで見つかりました」っていうメッセージはおそらく強制プッシュ通知でしょう。
仲間内だけならいいですが、機械は状況判断しないので、居酒屋全員のiPhoneに通知がいきます。
そこで会話が途切れ、緊張感が走る。もしくは、変な空気になる。
これってけっこう迷惑じゃないですか?
地震が起きた時にあらゆる場所で携帯のアラートが鳴り始めますよね。あれと同じ状態が、誰かが忘れ物をするたびに頻繁に起こることになります。
もちろん自分のAirtag(バッグや財布など)をきっちりと管理できれば何も問題は起きないのですが、それができないからこの商品が発売されたわけです。
全ての通知をオフにしたい僕のような人間には、この通知は迷惑です。
誰かの落し物を探すのには協力したい、だけどひんぱんな通知は勘弁。それが正直な気持ちです。
Bluetoothをオフにしても、Airtagサーチが有効のままかはわかりませんが、Airtagサーチをオフにする手段も用意されるでしょう。
そうすると10億台のアップルデバイスが探す手伝いをしてくれない。
それはそれで悲しいことです。